拳マン 第27話『神田王国が出来るまで ~その3~ 悪の仕組み』
?「前回のあんすじ~
前回は神田王国編で登場した人物が登場した..詳細は前回の回を見てな~
...本当に話すネタがない..まぁいいか..んじゃ本編開始」
神田「殺月よ..俺が来る前どんな感じだったんだ?」
殺月「神田さんが来る前って..神田さんが先に来たんじゃないのですか?」
神田「あぁ..あの魔物の集団を殺したのは俺だけど...殺月は俺が来た時は
どこにいたんだ?」
殺月「私は人命を安全な所まで連れていました..その時までは魔物の集団は生
存していました」
神田「(俺が来た時には既に死んでいた...殺月がその場に居たとするのらば
..目撃ぐらいするよな...あの場では殺月しかまともに意識を保って
いる者はいなかったはず...誰が殺したんだ?)..安全な所に連れて
った者達は今はどこいるんだ?」
殺月「それは」
(指を刺す)
殺月「あそこ住宅に村人全員は連れていきました」
神田「あぁだからフィーダ君が皆居ないって戸惑ってたのか..フィーダ君は何
で連れて行かなかったの?」
殺月「その時は既に魔物が村の中心を占領していたので..助けれませんでした
..不甲斐ないです」
神田「いやいや村人全員が無事で良かったよ...殺月の無事も確認できて良か
った」
受付「話は終わりましたか?神田様?」
フィー「流石に暇~」
神田「おう..終わったよ...殺月」
殺月「はい?」
神田「あそこの建物に全員いるんだよな?」
殺月「はい一応」
神田「じゃあ俺が行くから殺月はフィーダ君と一緒に倒れていた人達の救助をお
願いね」
殺月「昼飯前ですよ」
神田「朝飯前ね...受付ちゃんとフィーダ君はこの美人なお姉さんと一緒に居
ててくれる?」
受付「えぇ...いいですけど..えぇ」
フィー「...はぁ...いいですけど早くしてくださいよ?」
神田「そんな嫌がる?...ほんのちょっとだから待っといてね」
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ
(着く)
神田「ここが殺月が連れていった場所か」
(ドアを開ける)
神田「お~い居るなら返事を~...返事を..まだ起きてないのか?」
スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ
神田「人の気配はするが...声が聞えないな」
「う~ん...ここは?」
神田「おっ?声がする..あそこか」
スタスタ(早歩き)
神田「おい!大丈夫か!」
「キャァァァ!...人間?」
神田「あぁ安心しろ」
「あの..貴方様のお名前は?」
神田「神田神壱..君は?」
生憧「生憧です...神田様がここに運んでくれたのですか?」
神田「えっいや俺は運んd」
(抱きかかる)
生憧「ありがとうございます!何とお礼を言ったらいいか..言ったらいいか」
神田「えっちょ急に」
生憧「あっすすすすみません!..嬉しくてその」
神田「はいはいわかったから..(殺月のおかげって話はまた後で話すか)..
それにしてもみんな傷1つもないな」
生憧「これも神田様のおかげですよね?」
神田「...そうだよ?(やべぇ乗っかりずれぇ)」
(次々と起き上がる)
「うぅ...ここは?」「魔物達が襲って来て..それから」
神田「おぉ皆無事か?」
「えっ..誰ですか?」
生憧「ちょっと言葉に気を付けて..神田様は私達を安全な所に連れて行ったん
だから」
「えっまじですか!?」「じゃあ俺達を連れてくれなかったらあのまま」
神田「野垂死にしてたでしょうね」
(神田の方に一斉に群がる)
「神田様最高!神田様最高!イェイイェイイェイ!」「神様仏様神田様だ~」
神田「おいおい..ちょやめろってそんな密集してたらくすぐったいって~」
殺月「.........」
受付「...あの」
殺月「何?」
受付「いえ...何もありません」
殺月「わかりました」
受付「......」
(黙り込む)
フィー「(あぁこいつ)」
受付「(あぁこの人)」
2人「(自分では話題振らないタイプだ~)」
殺月「..遅いね」
受付「(おっ話題出してくれた)そうですよね!...神田様何をしてらっしゃ
るのでしょうね!」
殺月「......」
フィー「(ダメだこいつの話題弱すぎる)」
スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ(神田と大勢の人)
神田「お~い遅れてごめんよ~」
受付「神田様!あっみんな!」
「おっキュウミちゃんじゃ~ん」「綺麗なお顔は健在で良かったわい」
受付「ちょっとwやめてください~照れます~w」
神田「確かに綺麗な顔付きだな..いや可愛い寄りか~?なんちゃってw」
受付「ッッッッ/////......神田様..」
神田様「えっ?...あぁゴメン何か嫌な事言った?」
受付「いっいや違います!違いますけど...(いつもの私なら笑って受け流せ
るのに~)」
「フィーダの旦那~怖かったよ~」「おいら死んだかと思たでやんす~涙」
フィー「ったくお前らよぉ...無事で良かった」
ワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイ
神田「殺月」
殺月「はいなんでしょう」
神田「...運んでくれてありがとうな」
殺月「いえ当然の事をしたまでです」
神田「表情が硬いなぁ..初めて逢った時の悲鳴の方が良い表情してたぜ?」
殺月「...忘れてください」
神田「そういう事にしとくよ」
神田「とりあえず皆の無事を祝おうではないか」
松本「過去の出来事を祝ってもなぁ..まぁおめおめ」
拳「おめおめ」
神田「適当やないかい」
拳「しゃーないだろ..過去の出来事を今更祝おうって言われたら」
神田「言っとくけどまだ続きがあるからね?」
松本「じゃあ話せばいいんじゃない?」
神田「そんな言い方しないでくれよぉ..まぁその後は皆落ち着いて..」
~2時間後~
(町内会みたいに集合させる)
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ
「何が始まるんだ?」
「神田様がここに集合しててって言われてそれっきりだぞ」
生憧「早く来ないかな~♪神田様」
フィー「はぁ...そんな興奮すんな..暑苦しいぞ」
スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ(誰かが歩いてくる)
神田「皆の衆..遅れてしまい申し訳ない..体調不良はいないか?」
生憧「神田様ァァァ!」
フィー「全然待ってませんよぉ!」
受付「イッヤッフゥゥゥゥゥゥ!」
村全員「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」(歓声)
神田「はい!1回静かに」
(黙り込む)
神田「(早いな)..えぇとあの魔物の集団が襲撃した原因を話す」
「えっ原因があるんですか?」
神田「今現在もその原因を調査していた...そして結論が出た..この場所はこ
の世にいる魔物の総ての始まりである『始まりの魔物』の生誕した場所だ」
フィー「始まりの魔物?どっどういう事ですか?」
神田「始まりの魔物はまさに総ての魔物の始まり..言えば総ての発端..いやこ
の世界の魔物(悪)の元凶って言えばいいかな?」
殺月「初めて聞く名ですね..その始まりの魔物という魔物に何の関連性があるん
ですか?」
神田「視る限りだと...始まりの魔物の体内から常に溢れている粒子
『始まりの粒子』で魔物を引き寄せている」
受付「でもその始まりの魔物はここには居ないじゃないですか..」
神田「始まりの粒子は放出しても自然消滅しないのがちょっと厄介な所」
殺月「確かにここが始まりの魔物の生誕場なら...そこら中に始まりの粒子が飛
び交ってても不思議ではありませんね」
神田「始まりの粒子は所謂卵生みたいなもの..元々魔物の元は人間の負の感情を
エネルギー化し世に放出した物..嫌な言い方をすると俺達が魔物の卵を常
に生んでいるみたいな」
フィー「まじで嫌な言い方しますね」
生憧「でもそこがいいじゃない♡」
神田「その始まりの粒子と魔物の負のエネルギーが融合して科学系異能でも説明が
付かない...魔物の誕生だ」
殺月「あの54体の魔物も始まりの粒子に引き寄せられたのですか?」
神田「かもね..けど妙な部分もある...その魔物達は何故始まりの粒子を欲し
たのか...顕現したのなら既に始まりの粒子は不要なのに」
受付「..まっまぁそんな根本的な話をするととんでもない時間が掛かりまよ」
神田「そうか..そうだなこんな話は一旦終わりだな..取り敢えず」
(荒れ果てた村を見上げる)
神田「ここをどうにかするか?」
フィー「神田様のお話に夢中だったけど..確かにこれはまずいな」
殺月「この状況から立て直すには相当な労力と時間を要しますね」
受付「でも建物が崩れたならまだしも...焼き切れている建物ばっかりです」
神田「焼き切れている?あぁえぇと確かそんな奴も居たな~..誰だっけなぁ?
(まじで誰がやったんだよ)」
殺月「確か..私が見た者だと炎を操る魔物もいましたね」
神田「えっ..いっいっいっいたよね!そういう魔物も居たね!」(食い気味)
殺月「でもどっちみちここにはもう長居は出来ません...始まりの魔物の粒子で
また魔物がここに来る可能性があります」
受付「じゃあ私達はまだ安全な所に移住します」
神田「移住?どこに?」
フィー「まだ神田様は知らないのか...神田様はこの村の人達が全員だとお思い
ですか?」
神田「えっそうだよ?」
フィー「それは間違いですね..直線10㎞先の森を超えたらまた別の村があるんで
す」
神田「その村はまた新しく作ったの?」
フィー「...実は元々は俺と同じ仲間でしたが今現在分散させているんです」
神田「もしかして喧嘩しちゃった?」
フィー「俺様とあっちの方で人数を半々に分けて2チームにし定期的に交流などを
し出し物をしたりしてます..言えば娯楽の為の分散です」
神田「へぇ..確かにそっちの方が楽しいもんな」
受付「なのでもうこんな村とはおさらばしてもう1つの村に移住しましょう」
神田「そうと決まればその村に行く準備をしようぜ」
受付「全体的な準備は村の人達が済ましてますよ」
神田「あっそうなの?...あぁどうりで人がいない訳だわ」
フィー「でもキュウミと俺様はまだ準備してなくね?」
受付「キュウミじゃなくて受付です~私はとっくに準備してます~」
フィー「えッ..俺だけ?」
受付「フィーダだけだよ」
フィー「えぇ!?...言ってくれよ!..なら準備するから手伝ってくれ」
受付「自分でやりなよ~子供だなぁ」
フィー「うっうるせぇよ...神田様少しの間待っててくださいね~」
神田「おう気を付けてな」
タッタッタッタッタッタッタッタ(走る)
受付「ちょっそんな走らないでよ~」
フィー「早く来ないのが悪い」
神田「慌ててるなよ~」
殺月「私達はどうしますか?」
神田「取り敢えず...抱かせてくれ」
殺月「えっ急に言われても」
神田「今殺月不足なの!我慢の限界なの!」
拳「おい止めろ」
神田「うん?どうしたの?」
松本「こぶしわかるで...俺も言いたい気持ちは同じや」
神田「えっ何か酷い事でもしたの?」
拳「......」
松本「.........もういいや..話の続き気になるはよ話せ」
神田「あぁうんわかった」
?「今回はここまでじゃ...新たな魔物『始まりの魔物』が登場したのぅ...
こぶしと松本に代わって言うわい...女垂らしが...次で終わらす予定な
ので温かく見守ってくれ...んじゃまた逢おう!」
神田「...(なんか嫌な事言われたような?...女垂らし?純愛なのに)」