拳マン 第18話『進む道』
?「前回のあんすじ~
前回、こぶし一行は色々と別れて戦いに挑んだ。碗玖達の方は、なんとか竜族
に食らいついていたんじゃが、結局の所、竜の魔物には足元にしか及ばなかっ
た。碗玖は竜の魔物に殺されそうになったんじゃが..ギリギリの所、こぶし
が救済したって感じじゃな。いや〜、良かったわい。しかし、安心したのも束の間、突如剣の魔物が壁に激突した。スタスタと歩く
青龍の魔物の姿が!?...後は自分で確かめてくれ。んじゃ本編スターウォ
ズ」
青龍魔「ハァ..ハァ..」
拳「どうした?限界か?...じゃ死ね」
ブゥン(頸を狙う)
青龍魔「..くッ!」
シュパッ!(尻尾で掴む)
拳「あぁ?」
青龍魔「『水神砲』!」
シュワァァァァ! プシャァァァ!(頸が吹き飛ぶ)
剣魔「こぶし!?」
青龍魔「頸打ち取ったり..腕ならまだしも、流石に頸を捥げば、生きてはおけま
い。私の勝ちだ」
剣魔「そんな...こぶしでさえも..」
青龍魔「これで...私の計画も遂行したも同然だ。しかし、この状態では色々と
癪だ...一旦、体を休めるとしよう」
剣魔「我がまだいるだろ!無視をするな!」
タタタタタタ(走り込む)
剣魔「『電撃!」
青龍魔「もういいよ..」
シュンッ ドガァ(急所を的確に狙う)
剣魔「うぅ!?」
青龍魔「明確な実力不足」
バタンッ(倒れる)
青龍魔「さてと..手下を呼び寄せるか」
(背後に忍び寄る)
青龍魔「うん?」
シャキンッ(青龍の魔物胴を斬る)
青龍魔「なッ..」
バシャァ(真っ二つにされた胴体が崩れる)
青龍魔「うッ!?貴様..なぜ生きている?」
拳「怒りを押さえてさぁ、体緩んで頸バーンってなっただけだ」
(頭をくっ付ける)
青龍魔「頭を..取り付けるなんて」
拳「くっ付けれねぇのか?魔物のクセに」
青龍魔「...」
拳「..まぁいいわ...1ついいか?」
青龍魔「...申せ」
拳「剣は何故倒れている?」
青龍魔「それは...(この圧..ただの棒人間だぞ?それなのに ..何故、
私は震える?何故恐怖を抱く?こんな棒人間に)」
拳「...答える気が無いんだな..わかった」
青龍魔「い、いや...はい」
拳「1回、いや..100回ぐらい..怒りに身を任してもいいよな?」
青龍魔「ッッッッ!!!」
ドガーーーーーン(地面を叩き割る)
青龍魔「ッッッッ!?」
(転がるように飛んでいく)
青龍魔「(あの一撃..余波だけで、これぐらい距離が開いた...あんなのがま
ともにくらってたら..)」
(体が元通りになっている)
青龍魔「(あれ?体が再生している?)」
拳「今は必要ないな」
ポイッ(ダブルセイバーを投げ捨てる)
拳「今、必要なのは、憎しみと怒りの...拳だ」
ドーンドーン(拳と拳を打ち合う)
青龍魔「..(私は何をしている?こちらも構えをとれ...)」
拳「ここら辺は、どうなってもいいや。剣を傷付けない事を最重要視すれば、後は
..ふぅぅぅ...うぅぅ」
青龍魔「雰囲気が変わr」
シュンッ(一瞬で青龍の魔物の目の先に移動する)
青龍魔「(速い対処を...いや、もう無理だ。既に拳が直ぐ目のm)」
ドガァァァァ! ブゥワァァァァァ!(地面すらも抉るパンチ)
青龍魔「(負けた...たったの一撃で..私はもうまk)」
(視界が暗くなる)
◇◇◇◇◇
...うん?ここはどこだ?
ワイワイワイワイワイワイワイワイ(賑やかな声)
あぁそうか、これは過去の記憶だ。この風景からすると..1000年も前だ。まだ『人間』であった頃...名前は『アオシス』だ。
文明も今となんなら進化していない。その頃は人間と大差ない強さだった。だが、私はある病を患っていた..歳は15ぐらいだった。
アオ母「アオシスの病気はなんですか!?」
医者「大変言い難いのですが....魔物細病です」
アオ「なんですか?...それは」
医者「この病気に掛かった患者は、君だけです。なので詳しくはわからないのです
が、君は時期に...魔物になります」
アオ母「えっ..嘘..うぅうぅ」
ポタポタ ポタポタ
母は泣き崩れていた...当然の事だ、その時代にとって魔物は疫病・不吉でしか無かった。私と母は病は隠蔽しようとしたが、父にもバレてしまった..
私は就寝していた..その時、父は、私の寝床に忍びより、槍で殺しに掛かった..父は泣きながら。
アオ父「ゴメンな..やらなきゃならないんだ」
っと言い、私を串刺しにした。父はその後、どこかに行った。気が狂ってしまったのだろう。
私もそのまま死ねば、楽だったのだが...不覚にも..私は魔物になり始めていた。しかし痛みは感じる..死にぞこないの体は、まるで私の希望を邪魔するかのように...
アオ「うッ!?」
ザシュッ(槍を抜く)
アオ「ハァ..ハァ..」
あまりの痛さに槍を抜いてしまった。もう夜明けであった..あれだけ重症を負わさていたのに、いつしか自由に歩けるくらいまでに、回復した。
その後は親を探していたが家にはいなかった。
モブ「キャーーーーーーー!?」
悲鳴を聞くまでは。
タッタッタッタッタッタッタッ
アオ「何があった?」
そこには抱き合いながら首を吊ったを母と父がそこにいた。
アオ「母上...父上..うっ..うっ」
あの場面はトラウマそのものだ。推測だが、私を殺害し、心中を図ったのが目的だったのだろう。
アオ「何で..何で」
モブ「あんたでしょ」
アオ「えっ?..何で?」
モブ「その血、あんたが2人を殺したんでしょ!人殺し!」
モブ2「そ、そうだそうだ!」
モブ3「お前がやったんだ!そうに違いない!人殺し!」
「人殺~し!人殺~し!」
アオ「......」
激しい怒りが込み上がった。龍に人間の心を喰い荒らされたのように...
怒りを感じた後の記憶はあまり覚えてないものの、現場だけは鮮明に覚えている。血だらけの地面を」
アオ「...殺っちゃった..何故こんな事を...ハハ」
何故か、心底では殺すのを楽しんでいた。魔物としての素質が、どんどん跳ね上がっているのだろうか。
アオ「うぅ、私は魔物...もう嫌になったってきた...」
だがふと...ある思想が1つ出た。この力だったら、この世界を支配できるんじゃないかと。
忌々しい人間共を粛清する存在になれる。考えてしまったら、笑いが止まらなかった..こんな過去見てこのまま野垂れ死ぬなんて..ダメだ。
◇◇◇◇◇
拳「シャオラッオラァ!」
青龍魔「ッッッ!まだ死ねん!ウラァァァ!」
(激しすぎる殴り合いをかます)
青龍魔「くッ!(力勝負は絶対勝てん!..今出来る事は..手下達を呼んで今す
ぐにでm...手下達が死んでいる?)」
拳「ぁぁ!」
ブゥゥゥゥゥン ドガァァ!(余波)
青龍魔「ガハッ!?」
ドーーーーン(建物に当たる)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
木口「ッッッ!風圧やばいって!地面を苗木で固定しなきゃ吹っ飛ばされる!」
碗玖「あいつがこんな力を持っていたなんて...クソ!悔しい!」
啓道「今張り合う必要あります!?」
木口「エネルギー波が凄まじい...段々と意識が..遠のく」
パシッ(肩を叩く)
碗玖「倒れるな!情けなくてもしがみ付くしかないんだ!..今の俺達はそれしか
出来ん!」
木口「けも碗玖ももう肉体的に限界が」
碗玖「何バカな事言ってやがる!この俺!ますかけ線を持っている碗玖信義だ
ぞ!舐めてんちゃうぞ!」
木口「あ、待って体痛くなってきた」
碗玖「痛い?...あ、待って俺も痛くなってきた」
啓道「えっちょっ俺は?」
木口「啓道さん、すんません」
啓道「こういうのって覚醒フラグとかじゃないn」
フュン(吹っ飛ばされる)
全員「ウワァァァァァ!?」
タタタタタタタ ヒュンッ パシッパシッ(飛んで受け止める)
松本「はぁ、遅れた...」
スタッ タタタタ
松本「ここんとこでええやろ」
ポイッ シュワァァァァ(ポーション)
松本「失神しているだけだな..ポーション投げときゃ1分ぐらいで目覚ますやろ
...行くか」
シュン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
青龍魔「くッ!..ハァ...ハァ」
拳「うぅぅ!」
青龍魔「ッッ!?(もう目の前n)」
ドガァ! ピシャー(横腹が吹き飛ぶ)
青龍魔「ウガァァァ!?」
バタンッ
青龍魔「(勝てない..どう足掻いても)」
拳「うっぅぅぅぅ!」
(拳を振り上げる)
青龍魔「(手下達が半数ぐらい死んでいる..ダメだ...もう死を...死を受
け入れるしか)」
パシッ(降り下ろす手を掴む)
拳「あぁ?」
松本「こぶし、自我を少しでも持ってんなら、辺りを見てみろ」
拳「ぁあぁ?...あっ..あぁ」
松本「わかったか?木口達はお前の余波で失神している。剣はこぶしの方に向かう
時チラッて見かけた。しかも結構近かったぞ。見た感じ、辛うじて意識は保
っているけど朦朧だ..通り際にポーション投げといたから大丈夫だと思う
けど、ここでまた一撃出そうってんなら..剣はもう生きてないだろう」
拳「ああぁぁあ..そんな...俺はただ」
松本「おっ?餅ついたか..ようここまでやったもんやな..あの街の原型はどこ
行ったのやら」
青龍魔「(横腹が再生している..だと?...足はまだ動く。私はまだここから
立ち直せる!やりたくないが...やむを得ない事態だ)」
タッタッタッ
松本「あ、逃げた」
拳「おい、あいつまじか..逃がすかよ!」
松本「ここは俺に任せろ!『れきれきーれっきー』!」
ヒューーーーーン
拳「ナイス!これなら」
タッタッタッ
青龍魔「...今だ!」
(振り向く)
拳「何やってんの?あいつ」
ヒュンッ(飛ぶ)
松本「ジャンプしたつもりかよ、方向なんて変えれるっつうの!」
青龍魔「私は..貴様のエネルギー目当てだ!」
チョンッ(『れきれきれっきー』を触る)
松本「はぁ!?なんじゃそりゃ!?」
青龍魔「うぅ!?ハァ、ハァ..なんとか循環できたようだな」
バサッ(翼が生える)
松本「えぇぇ!嘘やろ!?」
拳「Gランク未知すぎやろ」
青龍魔「絶対に!形は違えど!どん底に陥れてやる!覚えてろ!」
バサッバサッバサッ
拳「あぁクソ!逃しちまった!ぁあ!まじかよ!」
松本「..もう危機は去ったんだ。剣達の元に行くぞ」
拳「..うん」
スタスタスタスタスタスタ
剣魔「おーい!お主ら~」
拳「いや普通に来てるやないかい」
松本「剣の奥にいる人達は」
碗玖「ったく、痛ってぇなこんちくしょ~」
木口「でも生きたんだ..この戦争に」
俊太「うぇぇぇーい」
拳「啓道さん、息子さんが本当に生きてて良かった..ほんとに」
啓道「ありがとう..こぶしさんのお陰です」
松本「いやいや俺もでしょ〜..っで、これからみんなどうする訳?」
碗玖「俺は...木口..一緒でいいか?」
木口「あぁいいぜ...相棒」
拳「おっ?仲直りした?」
碗玖「..っるせぇ...」
剣魔「我は..強くなかった、実力差を改めて痛感した。数珠玉はもう使えないか
ら、剣術を完璧に仕上げてみせる」
松本「何時でも俺達に縋ってきてもええんやで?」
剣魔「行き場が無くなったら、そうするかもしれん」
拳「...啓道さんはどうしますか?」
啓道「俺は..俊太と俺はまた『違う国』に行ってきます」
拳「違う国?」
啓道「なのでそこまでは...ご一緒に願います」
松本「いいでいいで~」
啓道「...ありがとうございます!」
俊太「う~ん?ありがと~」
ワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイワイ
拳「よし、話はまとまったな..んじゃ、各自解散!」
松本「んじゃあなぁ~、また逢えたら逢おう!」
剣魔「また手合わせ願う!」
碗玖「生きてたら会おう..」
木口「碗玖はもう差別するなよ?」
碗玖「ゴメンて..もう差別なんかしねぇよ」
スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ(それぞれ3方向で歩く)
碗玖「(守達の分まで..生きてみせる)」
?「これであの街編は終了じゃ。時間は相当掛かったな。まぁ次の章は目標1ヶ月
じゃな...そんじゃさよなら~...あっ後書きもみてn」
?「飛んでいった後の青龍の魔物の独り言」
バサッバサッ
青龍魔「結局...拳マンは殺れなかった..しかも拳マンと同レベル..もしく
は、それ以上の『者』が現れた。ますます私の計画が崩れる」
バサッバサッ
青龍魔「あの『者』が出したエネルギー砲?は凄まじかった。多少触れて、通常以
上の身体能力を発揮した...だが、あれを循環できる魔物はいないだろ
う..」
ガチンッ(真上からボール)
青龍魔「うぎゃァァ!」
拳「うん?」
松本「どした~?」
拳「こぶしボールが誰かに当たったような感覚が」
松本「ボールにGPS仕込んでんかよ」
啓道「こぶしさん..水はありますか?俊太が水欲しいと言っているので」
拳「あぁちょっと待ってくださいね..んんと...あったあった..ほい、渡し
てくださいね(感覚的に人じゃないな...人じゃないなら魔物とかそういう
とこやからいいや」
青龍魔「あっあっあぁあぁ」
?「5時間この状態じゃったらしい」




