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転生

あれ?ここは?

なんだか綺麗な部屋だな。病室じゃないみたいだし。


「大丈夫!?クリス!」


あぁ。そっかまた、転生したんだった。


「えっと、かぁさん?」


「えっ。クリス?目覚めたの?ちょっと待ってね。お医者様を呼んでくるわ」


びっくりさせちゃったかな。いきなり娘が起きたらびっくりするよね。


このままヒロインを演じ続けようかな?

でも私にはヒロインことクリスを演じ切る自信はないんだよね。


はぁ。これからどうしようかな。


とりあえず、今の私とこの世界について整理してみますか。


今の私の名前はクリス。

クリス・シャーロットだ。


貴族社会の中で一番身分の低い男爵家の長女だ。

兄弟はいない。

それで、今は6歳らしい。


次に、私が書いていた物語ー【転生したら乙女ゲームの悪役令嬢になっていた⁉】のあらすじについてだ。


大まかなあらすじは、藤華 愛莉という女子小学生が【ヒロイン、闇が多すぎるんですけどー!】という物語の悪役令嬢に転生してしまった。そして彼女は破滅フラグなんて絶対嫌だから主人公&攻略キャラにはぜったいに近づかず、関わらず、のんびり学園生活を送るという物語。


まぁ、のんびりって書いてるけど実際はハプニング盛沢山なんだよね、


なぜかしらヒロインには全く近づかないんだけど。


「こんにちは。私は医者のリカルドと申します。少々質問をしてもよろしいでしょうか?お嬢様。」


「はい。大丈夫です。」


質問って何を聞かれるんだろうか。


「どこか体に痛みなどはありますか?」


「いいえ。」


「体に感じる違和感とかはありますか。」


「えっと。特には。」


「なるほど。ふむ。ご自身の名前は?」


「えっとクリス・シャーロットです。」


なんでそんなことを聞くのだろうか?


「お好きな色は?」


確か、クリスが好きなのは白ー純白だったと思う。

かぁさんの髪の色だから


「その、白です。」


「最後に、シャーロット家の花は?」


「フリージア、だと思います。」


あってるかな?

フリージアは信頼とか絆とかそういう意味だったと思う。

物語の中ではね。


現実にフリージアっていう花はあったと思うけど、意味は確か親愛の情だったと思う。


「おそらくクリスお嬢様は衝撃によって人格が変化したんだと思われます。」


そういえばかぁさんが【大丈夫!?クリス!】って言ってたね。

確かクリスは6歳の時に足を踏み外して2階から落ちるんだっけ。


それで、確か精霊の契約とかがあって......

あれ?ちょっと待って。


私、なんで生きてるんだ?

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