表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学校と僕。  作者: 奏良
PR
30/52

29

「ほら、梶谷君回復したんだから、みんな仕事再開よ!」

次の日になって、すっかり回復した僕は、昨日の分も含めてキーボードを叩いた。

「瀬斗君、すっかり回復したみたいだね」

「あぁ」

僕は江桜の微笑みかけにうなずいた。

「江桜、ちょっと・・・」

田口が江桜を呼ぶ。

僕は田口に向かってにんまりと笑って見せた。

田口は照れたようにそっぽを向く。

「ここの資料なんだけど、ちょっと古すぎて・・・」

僕はもう一度パソコンに視線を戻す。

よーし、やるか!

僕は気合を入れて、手首をまわした。


「はぁ・・・」

僕は家に帰って、勢い良くベッドに倒れこんだ。

昨日の分もと思って、ちょっとやりすぎたな。

でも・・・

本当に佐崎は不思議だ。

いつも変な事ばっかり言って、へらへら笑ってるのに、

なんだか・・・僕らとは違うところをちゃんと見てる。

言わなくても分かってくれる気がした。

和倉も、そんな感じだったけど・・・一番最初に僕の事気づいたし。

何か、違う。

和倉のすごさじゃない。

もっと別のもの・・・

僕はそう思って、我に帰った。

なんだか、すごく考えてしまった。

一人くすくす笑う。

他人が見たら、気が狂ったんじゃないかと思われるかもしれないけど、とにかく一人で笑っていた。

その時、電話が鳴った。

背筋が寒くなり、笑い声をとめる。とても笑えない。

いやな予感がした。

両親が死んだことを告げられたときと同じような・・・そんな感じだった。


「・・・もしもし」

「あ、瀬斗君?大変なの!」

「・・・おばさんですか?どうしたんですか?」

電話の相手は泰葉を引き取ってくれているうちの奥さんだった。


「泰葉ちゃんが・・・泰葉ちゃんがいなくなったの!どこに行ったのかわからないのよ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ