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転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜  作者: 電動ガン
第二章〜ダンジョン〜

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日本のダンジョン法案。それそこまでやる!?やる(迫真)ほんとに!?やる(迫真)

Twitterやってます。Twitterアカウント→http://twitter.com/dendogun


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永田町。地下六階。地下会議室。シルバディアがアメリカで遊んでいる頃、中島総理は閣僚を緊急で集めてアメリカからの資料を用いてダンジョン法案とも言えるべきものを制定しようと半泣きで頑張っていた。

頑張れ清美。


「・・・・・・・ですから。防衛省としては自衛隊による全面的な管理と、治安維持法、あるいは有事法制に準ずる厳格な隔離措置を主張させていただきます。

一般の立ち入りを最初から解放するのは言語道断です。」


浜中防衛大臣が机を叩きながら主張した。だがそこに江田官房長官が言葉を向けた。


「浜中防衛大臣。お言葉ですが。ダンジョンは報告では1階層ニューヨーク市とほぼ同等の広さがあるそうです。それが何階層もある。その広大な空間を自衛隊だけで実効支配出来ますか?

 しかも内部で確認された魔石は未知のエネルギー源だけでなく、未知の素材としての価値もあるものです。アメリカの報告通りならば日本の化石燃料依存度ゼロをたった数個の魔石で達成出来てしまうんです。

これを国だけで囲い込めば非ダンジョン出現国からなんと言われるかわかりません。

そしてそれを独占管理するコストは我が国には無い!!」


そして厚生労働大臣只野亮二が追加で付け加えた。


「しかも!あのダンジョンに生息する生態系!!通称魔物が多くいる!!!死の危険もゼロでは無いという!!そこに一般人を入れるのですか!!!」


そして法務省の中林九郎が続く。


「それだけではありません。現行でのダンジョンの探索者の身分は?現行の労働基準法、国家賠償法、果てには刑法に至るまで。あのダンジョンで起きることをそうていしていない。中で死んでしまったら誰が責任を負う?過失致死は適用される?それとも自己責任ですか?」


「黙りなさぁい!!!」


中島総理は一喝する。そして閣僚達を一蹴し、力強く見つめる。


「だからこそ。新しい法律を作る。そのために貴方たちを集めたのよ。」


中島総理は低い声で言った。閣僚達はそのあまりの迫力に息を呑むのだった。


「私達が直面しているのはダンジョンという脅威ではなく、制度の硬直性よ。」


中島総理はホワイトボードに書き記して行く。


「まず法務省の抱える案件、ダンジョン内での主権、犯罪行為の適用、死亡定義の不確定性を確実にすること。」


バシバシとホワイトボードを叩いて中林にメモを取らせる。


「次!!!財務省!!!財務省は税制!!魔石やドロップ品の資産価値評価軸の形成!!及び課税のスキームをどうするか!!!」


財務大臣の滝中丈二に指示を出しておく。


「次は!!!厚労省!!!厚労省は労働法!!!ダンジョンの探索は『労働』か『自由意志のホビー』なのか!!!


厚労大臣の只野に書類をぶん投げる中島。


「最後に警察庁!!!警察庁は銃刀法!!!ダンジョンに持ち込む武具類は魔物に対抗するための武具あから携行許可のについて!!!」


はぁはぁと息づかいを荒くする中島総理は水を一気飲みして。ダン!と力強くテーブルに叩きつけた。


「とりあえず。根本的な問題です。」


中島総理がホワイトボードの文字を消し。次の文字を書く。


「ダンジョンの所有権は?」


これに浜中が答えた。


「日本にあったら、日本のものでは?」


「残念。」


中島は両手でばつを作って浜中に向ける。


「シルバディアさんによる聞き取り調査では、日本にあるから日本人で独占しちゃおうはおっけーなんだそうです。」


「ならば・・・・・・」


「ただし!!」


中島は鼻息荒くホワイトボードにばつを書いた。


「日本にあるから日本のもの、はNGなんだそうです。」


「どういう違いなんですかそれは。」


「意味がわからない。」


「何かひっかけですか。」


「これをこちらで想像したのですが。ダンジョンは地球のものなのではと考えました。だから日本人で独占は出来ても占有は許されないの正体だと思います。」


「なるほど・・・・・・・・」


「そういうことか・・・・・・」


「腑には落ちたが納得出来ん・・・・・・・」


「なので!!日本に存在するダンジョンは日本の管理物である、と位置づけるのが適当かと。」


閣僚達が納得したのでつぎに移る。


「管理下にあるなら主権が適用されます。」


「その通り。ならばダンジョン内部は日本の主権下にあるが既存の民法、刑法の一部を適用除外とする『超法規的特区』に指定するのが好ましい。具体的にはダンジョン内部での身体的負傷、及び魔物による死亡は一切、国家は賠償責任は負わないとする。これを『ダンジョン探索における危険性の自己引受原則』として法制化します。」


「無理です!!!」


中林が立ち上がる。


「そんな免責が通るわけがない!!!野党どころか国民も黙ってないですよ!!!もし若者が面白半分に入って惨殺されたらどうするんですか!!!」


「だから!!!『一般人』の定義を厳格化します。」


中島総理が秘書から書類を受け取り閣僚達に配る。


「エクスプローラー免許制度・・・・・・・!!」


「そう。探索者を免許制にして誰も彼もサンダルで入れるわけじゃない。自動車の免許と同じ。国家資格化する。一般人の無計画参入を防止する最初の壁にします。」


「おお・・・・・!!」


「ただし・・・・・・これはシルバディアさんから追加で指摘が入りました。」


閣僚達が訝しんでいると中島総理は苦々しい顔でこう告げた。


「免許を取れるのは・・・・・・・15歳からにします。」


閣僚達は血の気が引いた。


・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・


・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・・・


・・・・・


・・・・


・・・


・・



会議は進んだ。免許取得可能年齢15歳という地獄はなんとか乗り越え。次の段階へと移る。


「総理、武具はどうします。」


「一応報告ではダンジョン産の武具はダンジョン外ではガラクタ同然になると言っていましたが・・・・・・・」


「ですが全員はそうではありません。最初はナイフや警棒になると思いますが。」


「これも考えてあります。」


総理がホワイトボードに書き加える。


「武具の携帯は、ダンジョン内及び指定された管理施設内のみとします。検問所を設置し厳重に対応します。」


「では家から持ってくる場合は?」


「警察指定の使用不可能な状態の厳重梱包の場合のみ携帯を許可します。違反者は免許剥奪、即実刑。コレで行きます。」


「しかし、ダンジョン内での探索者同志の殺し合い、武器の密売などがあった場合は?」


「シルバディアさんから聞き及んでいます。」


中島総理はホワイトボードを消して次の書き込みをする。シルバディア案件!!とデカデカと書き込まれた。


「ダンジョン内での人間同士の殺し合いは出来ないんだそうです。いくら斬りつけようが、HPにダメージが通らないそうで。」


「では武器の密売は?」


「それはもうこちらで密売をします。」


「は?」


「官公庁オークションで武具の売買を行って密売を行えなくします。」


「おお・・・・・・」


「それで行けるのですか・・・・・・?」


「出所が明らかでなく、所持制限が掛かっている可能性がある武具を闇で買うのは非常にリスクが高いと知らしめるのです。」


「すみません・・・・・・」


「何か神田君。」


「所持制限とは・・・・・・・?」


「ああ・・・・・・・・所持制限とはダンジョン産の武具は所持者を制限するんだそうです。持ち主以外は持てないなどの制限が。」


「ではダンジョン産外の武器の場合はどうなるのですか?大型ナイフなどはどう制限するのです?」


「そういうのはシルバディアさん曰く誰も買わないそうです。」


「そうなのですか?」


「ダンジョン外の武器は一律攻撃力が1なんだそうです。ダンジョンの一番上の1階層以外では通用しないんだそうです。」


「へー。」


「じゃあこのレポートで倒したゴブリン達っていうのは。」


「LPが1しかないそうです。」


「なるほど・・・・・・」


「早々にダンジョン産武器じゃないと意味が無いと知らしめてやりなさいとシルバディアさんから伺っています。」


「なるほ・・・・・・ど・・・・・・・大丈夫ですかほんとに。」


「とりあえず武器の流通は完全にこちらで牛耳るしかないです。」


・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・


・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・・・


・・・・・


・・・・


・・・


・・



「それで、なんですが、総理。」


滝中財務大臣がおずおずと起立し総理を見据える。


「それらのダンジョン運営の、財源はどうしますか。何か、当てはあるんですか?」


「昨年の無限資源を財源にしたい!と、言いたいところだけど・・・・・・」


中島総理は見えるようにホワイトボードを全部消して新たな言葉を書き記す。


「受益者負担、で行きたいと思います。」


「ダンジョン探索者から取るのですか?」


「そうよ。ダンジョンは無限の資源が採れる場所。だから無限の財源に出来る。検問所やその他国が許可した流通所で魔石は国が一つ残らず買い取ります。その際に買取額から30%のダンジョン物品税を徴収します。」


「総理!?!?」


「30%!??!」


「高すぎる!!!無理だ!!!」


会議室が沸き起こるが中島総理は不適に笑った。


「皆さん、魔石の価値に付いてまだ知らないからそう言えるのです。」


「魔石の価値・・・・・・?」


「まず魔石自体が、アメリカの一時報告を聞くだけで時代を千年進めるほどの革新的な資源だという事が判明しています。」


「時代を・・・・・・・千年!?」


「詳細はまだ調査中ですが順次共有するとのことです。」


ざわつく会議室を一蹴し中島総理は続ける。


「この魔石、マランダンジョンの1階層で採れたゴブリンの最低レア度の極小魔石で・・・・・・100ドルだそうです。」


「現在のレートで、16000円ほど。」


「これを例えば、学生の探索者が、放課後になってダンジョンに潜り、晩ご飯の前に帰ってくると平均12個獲得出来るそうです。」


「およそ日給20万!?!?」


「馬鹿な!?!?」


「30%持って行っても日給13万ほどだ!!学生の稼ぐ額じゃない!!」


「彼らに取っては30%の税金なんて安いの。命の保証をしてくれるショバ代くらいでしかないのよ。これで財源は確保出来そうですよね?」


閣僚達は黙って頷くしかなかった。日給20万は学生の額だ。大人の探索者なら一日潜る。そうするとどれだけの額になるのか。これが捕らぬ狸の皮算用にならなければいいが。


・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・


・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・・・


・・・・・


・・・・


・・・


・・



「ただこれだけ金が動くことです。国だけで動かせますか。民間企業が絶対に口を挟もうとしてきますよ。」


「最初のウチは完全に締め出すわ。」


「よろしいのですか。」


「この財源は下手すれば国債の返済を完全に終えられるほどのものよ。そこに何かを挟ませたら良くない化学変化が起きかねない。それに・・・・・・・」


「それに?」


「ダンジョン内でどれだけのことが出来るのかが不明過ぎる。今はまだ推測で会議してるに過ぎない。

実際にダンジョンが出来て新たに法整備しなきゃならないことが多すぎると思うわ。」


「そうですね。」


「とりあえず!!!文部省!!」


「は、はい!」


「近日中に魔石のサンプルが100個くるわ。あなた方の出番よ。大学、研究機関各所に魔石の解析特権を与えて、基礎研究の成果全てを国内産業に還元させるスキームを作りなさい。魔石の恩恵でまず千年進む土台を作るわよ。」


「はい!!」


そして会議が終わりに近づいた。だがここで一番年上の谷本茂総務大臣が口を開いた。


「法案の倫理的理解や整合性は理解した。だが、最後にひとつだけ。このダンジョン法が施行されれば、必ず死者が出る。いつか必ず。それも自衛隊じゃない、軍人じゃない普通の若者や、一攫千金を狙った生活困窮者が、一般人が無残に命を落とす。その時、マスコミや世論は中島清美を殺人者と呼ぶ。その覚悟は、どうなんですか?」


中島総理は冷たく笑うとこう告げた。


「私はシルバディアさんが来てから地球が滅びるかどうかの綱渡りをしています。覚悟?私は泣きも叫びもしますがねとっくにしていますよそんなものは。」


「・・・・・・・そうですか。」


「谷本さんは出来てますか?」


「ああ、出来ているとも。」


「なら!新しい世界を共に見ましょう。」


「・・・・・・はは、やっぱ出来てないかも。」


「ちょっと!!!」


和やかな雰囲気で会議は終わった。そして疲れた身体で執務室に戻り、疲労消しで疲労を消した。


「はぁ。疲労消しで身体の疲労は消えるけど。気疲れも消してくれないかな。」


中島総理は引き出しからアルフォートを取り出し二つ開けて頬張る。そして気まぐれにカーテンを開けた。


「嘘・・・・・夜が明けてる。」


またぐらっと気疲れしたが疲労消しで消す。身体の疲労が消える。気疲れは消えない。総理は泣いた。

















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