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無限の資源を得た日本。その資源どうするの。こうするの(無慈悲)

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永田町。総理官邸。地下会議室。無限の資源の確約が得られた日本は、どうやってその資源を獲得するかの準備に入っていた。


「だから、少し掘るだけで良いの。100メートルほど掘れば、無限に生成される鉱床にぶち当たるから。」


「位置はどうなるのですか?」


「前も言ったけど、掘った場所が鉱床になるから、土砂崩れとか、水脈に当たらない箇所を適当にほれば良いわ。」


「掘る際にはどうしたら。」


「私が行って掘削機やショベルカーに魔法を掛けるわ。その魔法を掛けたもので掘れば良いの。」


シルバディアから聞き取りを増やしていき資源採掘の調整を進めていく。経産省は大喜びの顔をしたが同時に極めて厳しい顔をした。外務省や法務省も同じである。


「中国、韓国からの摩擦を消すと言うことは腕を切り落とさせる事に等しい。」


「これからは資源産出国が優位を取るのではなく、その資源を取り扱える国が覇権を取っていくことになる。」


「大企業ではなく町工場が潤う時代が来るだろう。」


官僚達は口々に資源の無い国が急に産出国になるという未知の道のりについて語った。


「総理!中国韓国だけではありません!!中東各国との協議もせねばなりません!!」


「総理!アメリカからの対応もです!!」


「総理!輸出の面はどうしますか!!」


中島総理は局面対応の為に知恵を凝らした。資源は採掘してはい終わりではない。加工し、流して、商品にするまでが流れだ。その上で外交の武器にしたりする。資源大国でありエネルギー大国になる。だがここで、シルバディアから悪魔の一声が掛かった。


「やっぱりこの間の自衛隊戦力6割。貰いすぎだと思うから還元するわね。」


「は?」


無限の資源の対価だぞ。あれでも安いくらいでもあるのに、貰いすぎだった・・・・・・?しかもあの装備は、装備更新の際に処分が出来なくて困っていた物を集中させて置いておいたもので、最新のものや消失されると困る装備は退避させておいた。ほとんどゴミだというのに。それで、貰いすぎ・・・・・・?


「はわ・・・・・・」


「ちょ、総理?どうしたの総理?ちょっと!!」


中島総理は目眩がした。今にも倒れそうだった。が、鋼の精神で踏みとどまった。そしてシルバディアに問うた。


「そ、それでは、何をいただけるのですか?」


「核融合炉。」


バターン!!!清美は倒れた。


「ちょっと総理!起きて!起きなさい!」


「うえ〜ん。」


ただでさえ無限の資源で困ってるのに核融合炉。もう泣いた清美は帰りたかった。が、やはり清美は総理大臣なのでなんとか立ち直った。


「はぁ。ふぅ・・・・・・ぐす・・・・・・核融合炉ですか。」


「ええ。ただ小規模用の10メートル四方くらいの大きさがあるし発電出力も300万キロワットと少し人類が開発してたものより少ないの。これを設計図と組み立て案内、教育分解理論書をつけて、さらに分解用にもう一台つけて!渡すわ。」


「・・・・・・・はい。ありがとう・・・・・・ございます・・・・・・・」


「受け取り準備が出来たら言ってね。」


「はい・・・・・・・わかりました・・・・・・とりあえずは資源の方を先に・・・・・・・」


「よくってよ。」


このドラゴン余計なことしかしねぇのかと愚痴りたい中島総理だったがなんとか飲み込んだ。そしてさらに数週間後。


・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・


・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・・・


・・・・・


・・・・


・・・


・・



伊豆諸島、神津島。


「ここが神津島ね。」


「そうです。」


須垣と一緒に神津島へと降り立ったシルバディアは島を眺めて一言。


「これ船着けられるの?」


「いえ。埠頭を作ります。もう既にあそこに。」


「へぇ。」


建設中の埠頭を見てシルバディアは感心する、が。ひとつ疑念がよぎった。


「ねぇ須垣。」


「なんでしょう。」


「島の人たちはどう思ってるの?島が開発されて自然が無くなるかもしれないのに・・・・・・・」


「確かに自然が無くなるのはよく思っていないですが、それよりも人がいなくなるのを懸念していたようです。鉱山の島になり人が入ってくるのを歓迎してるようですよ。既に工事で人が来ているので民宿や自分の家の空き部屋を宿として開放して金銭を得ているたくましい人たちがいます。」


「そうなの?ほんとに大丈夫?」


「完全に大丈夫とは言えません。ですが国家事業ですので。」


「・・・・・・そう。じゃあちょっと細工するわ。」


「細工?」


「ええ。残る自然にパワーを渡しておくの。これで完全に駆逐されない限り、自然は無くならなくなるわ。」


「なるほど、いいのではないでしょうか。生態系に影響はないのですよね。」


「そういうパワーじゃないわ。生き物がもともと持ってるパワーを底上げしてあげるだけだから。」


「わかりました。許可しましょう。」


「ありがとう。」


シルバディアは空中に向かって光球を撃ち出す。光球は上空で弾けて光のカーテンの様な物を島全体に覆い被せていった。


「これでよし。」


「それでは視察と掘削機への魔法をお願いします。」


「よくってよ。」


シルバディアの仕事はこれからだ。諸島を巡り、魔法を掛け、採掘の準備へ。しっかりと仕事を熟していくのだった。


・・・・・・・・・


・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・・・


・・・・・


・・・・


・・・


・・



シルバディア宅。


「いーなーシルさん。今頃。テレビで見たようなリゾートみたいな島っすか。」


「バル・・・・・・今冬・・・・・・」


「でもっすよ。美味しい物食べてるっすよ今頃。海の幸とか。」


「でも・・・・・・バル・・・・・・・シルみたいに・・・・・・仕事・・・・・・・出来る・・・・・・?」


「・・・・・・・無理っすね。」


「でしょ・・・・・・・?だから・・・・・・・お留守番・・・・・・・」


「っすかー」


だらだらと二人でスターフォックスをやるエルーカディアとバルガンディア。話題はもっぱらお出かけしたいだった。制限が掛けられ住んでいるマンションの近所以外は行ってはならないと強くシルバディアに言われている二人はやるせない思いを募らせていた。


「あーあ。いっそのこと勝手に行くっすか?」


「やめといた・・・・・・方が・・・・・・良い・・・・・・」


「っすかー?でもいいじゃないっすかたまには。」


「故意に・・・・・・・約束破ると・・・・・・消滅させられる・・・・・・・ほんとに・・・・・・」


「シルさんそんなに強いんすか?」


「強い・・・・・・・やばい・・・・・・シルが暴れたら・・・・・・・私とアルじゃ・・・・・・・止められない・・・・・・・宇宙消滅・・・・・・・下手したら・・・・・・・周りの次元世界を・・・・・・・巻き込んで・・・・・・消滅する・・・・・・・」


「やば。女神龍から見てもバケモンじゃないっすか。」


「そう・・・・・・・私と・・・・・・アルは・・・・・・強くなる努力・・・・・・・しなかった・・・・・・でも・・・・・・・シルはしてた・・・・・・・だから強い・・・・・・」


「へー。すごいっすね。じゃあ味方になってもらった私達は安泰っす。」


「そう・・・・・・シルと味方で・・・・・・・良かった・・・・・・・本当に・・・・・・本当に・・・・・・」


スターフォックスがエルーカディアの負けでゲームが終わるとバルガンディアがお茶を取りにソファーを立つ。


「でもっすよ。エルさん。」


「なに・・・・・・?」


「今の言い方だと、シルさんって暴れたことあるんすか?」


「・・・・・・・・・・・・。」


エルは難しい顔をして頬に手をやる。そしてしばらくすると口を開くのだった。


「・・・・・・ある。」


「やべー。そんなところに遭遇したく無いっすね。」


「でしょ・・・・・・・・・やばかった・・・・・・」


バルガンディアはお茶を飲み干すと疲れたから漫画読みに行くと自室へ戻ってしまう。エルーカディアはスターフォックスのメインシナリオを進める為にモードを切り替えた。


「シルは・・・・・・・もう・・・・・・・暴れない・・・・・・・あれは・・・・・・・完全に滅ぼしたから・・・・・・」


エルーカディアは小さくそうつぶやき、ゲームを再開した。


















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