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転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜  作者: 電動ガン
第一章〜女神龍〜

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龍の技術を使い始めた日本。それに準ずる経済効果。そしてそれを知る国民

Twitterやってます。Twitterアカウント→http://twitter.com/dendogun


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永田町。総理官邸。シルバディアから齎された技術の検証を行っていたがついにポーションの生産ラインが動き出し治験が始まっていた。その一時報告を厚生労働大臣只野亮二が総理へ行い、その尋常では無い効果に震撼していた。


「只野君、これは本当なの?」


「はい。全て本当です。嘘ではありません。」


「自分たちで作ったものでも効果は同等なのね・・・・・・」


「はい。治験に同意していただいた患者全てに絶大な効果が現れています。」


シルバディアが齎したポーション。あらゆる外傷と行っていたが内臓の異常さえも外傷と認識し治療。それどころか白血病など血液の病気、果ては癌、脳梗塞他までも治療しており、満を持して万病に効くと言わしめる効果が発揮されていた。


「報告に有る通り、副作用はありません。ですが効果が大きすぎます。この薬が行き渡れば医学が衰退する可能性が大きいです。」


「そうですか・・・・・・」


「流通は絞り、使用規定を厳格化するべきです。何かしら理由を付けて、製造数を誤魔化しましょう。」


「わかりました。只野君。こちらでカバーストーリーを考えておきます。例えば、現在治験中の薬は宇宙怪獣の血液から作られており製造数は非常に限定的だ、みたいなね。厚生労働省ではそのカバーストーリーを信憑性を持たせる準備をしておいてください。」


「はい。総理。」


「次、経済産業省。山田君。」


「はい。」


経済産業大臣山田吉彦が立ち上がり書類片手に中島総理へ姿勢を正す。その額には汗が浮かんでいた。


「コードネーム:ドラゴンより提供いただいたローガルザンド石炭の燃焼実験が終わり福島県南相馬市原町火力発電所にて運転へと投入されました。」


「続けて。」


「燃焼実験からも判明していた事ですが熱効率は既存の物より32%増加しガスコンバインドサイクル発電を越える前代未聞の74%を記録しています。

それでいてCO2排出量は大幅減少。国内石炭発電所の置換を進めたく存じます。」


「わかったありがとう。問題は出てきてないの?」


「問題はあります。現在入手手段がコードネーム:ドラゴンからの供給からしかないこと。25年の燃焼時間が不確かであることです。」


「燃焼時間は実際に25年計ってみるしかないか・・・・・・」


「そうなります。ですが燃焼実験に使ったかけらはすでに三ヶ月以上燃え続けているので信憑性は高いかと・・・・・・・」


「わかった。ありがとう。」


報告を聞き終わり会議室が沈黙に沈む。閣僚達が中島総理への次の言葉を待つが、待ちきれない閣僚が一人いた。


「総理!!やはりコードネーム:ドラゴンとの取引を進めるべきです!!」


「浜中防衛大臣!!何を言うのだ!!」


「ロシアは我々と同じポーションを受領し、アメリカはパワードスーツの他無燃料プラズマジェットの基礎理論書まで受領したというのに!!このままでは我が国は取り残されます!!」


「浜中君少し黙って・・・・・・」


「黙っていられません!!!ロシアはポーションによって不死身の軍隊を作り出し、アメリカは無敵の歩兵を作り出している!!!これを黙ってみていられるほど国防は甘くない!!!」


「浜中君。大丈夫なのよ。」


「何が大丈夫なのですか総理!!」


「報告には上がってないけど、極秘の会談でそういう取引の状況は共有されてるの。

ロシアは薬と作り方を受領したけれどそれの生産までこぎ着けるのにあと5年、それ以上かかると言っているし。

アメリカはパワードスーツを受け取ってもリバースエンジニアリングは殆ど出来てない。

浜中君が口から泡を飛ばすほど危惧する心配は無いのよ。」


「それが嘘だと言う可能性は多いにあります!!!」


「嘘ならもうとっくに日本はロシアとアメリカの戦争に巻き込まれてるわ。」


「ぐ・・・・・・・」


「彼らが得た形の違う不死身の兵士という核兵器以上の力を使いたがらないわけがない。世界各地の戦場でそんな報告は無いでしょう?それにアメリカの報道でパワードスーツの近況は報告されてる。米国産パワードスーツはまだまだ夢の話よ。ロシアもよ。ポーションを実用化したのなら経済状況の悪いロシアが外貨獲得の為に医療ツーリズムをやらないわけがない。そうでしょ?」


「・・・・・・・。」


「落ち着きなさい浜中君。少々焦りすぎよ。」


「・・・・・・わかりました。」


防衛大臣が椅子に座り直す瞬間。ジリリリリと音が鳴る。閣僚達がなんだなんだと慌てるが中島総理がポケットからスマホを取り出し、表示されてる名前に苦い顔をして電話に出る。


「もしもし。どうしましたシルバディアさん。」


シルバディアの名前に会議室がざわつくが中島総理が手で抑える。


「取引がしたい?」


この一言で会議室は大騒ぎになった。中島総理は静かに!!と一喝し場を納める。


「わかりました。では後日に。」


中島総理が電話を切ると慌てふためく閣僚達を睨む。今度は、なんなのだと中島総理が独りつぶやくが誰も聞いていないのだった。


・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・


・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・・・


・・・・・


・・・・


・・・


・・



横須賀。米軍基地。


「これで積み荷は全部か。」


「はい。全部です。」


横須賀の空母ロナルド・レーガンに、米国政府から言われている特殊な積み荷を搭載されている。


「いいですか。貴方たちは積み荷です。アメリカに帰っても絶対に口外しないこと。NDAにサインしたんですからね。」


無言で頷く積み荷達。彼ら彼女らは日本のポーションの治験に便乗する為にアメリカから連れてこられた特殊な積み荷だった。

チーズバーガーを頬張る子供を連れた父親。杖を突く老人。一見健康そうな青年。ふくよかな壮年の女性。一般人にも見える積み荷達だが・・・・・・・日本に来るまでは重度の内臓疾患のある患者達だったのだ。


「もうすぐ出発します。みなさん居室に戻ってください。」


積み荷達に宛がわれたのは居室と、レクリエーションルーム、リビングルームだった。空母が出航し、完全に公海上に出たのを確認すると積み荷の米国民達は安堵の表情を作るのだった。


「俺たちの薬、日本が捕獲した宇宙怪獣の血から作ったらしいぞ。」


「え?角の粉からじゃないの?」


「尻尾の油からと聞いたけれど・・・・・・」


日本の情報操作は成功していた。宇宙怪獣由来の薬であるとは隠さなかったが、シルバディアの取引で齎されていたものだとは微塵も漏れ出ていないのだった。


「なんにせよ助かった。日本様々だ。」


「アメリカじゃもう諦められてたから・・・・・・」


「早くこの薬アメリカに来ないかな。」


艦内の食事でだされたハンバーガーに齧り付きながら青年が言う。


「まぁな。俺たちはアメリカの国民だ。資本主義の国なんだよ。」


「急にどうした?」


「そんなことわかりきってるじゃないの。」


「わかってねぇ。俺たちは日本から受け取るだけじゃダメだって言ってるんだ。」


ハンバーガーを丸ごと口に放り込み咀嚼し飲み込むと青年はこう続けた。


「俺たちは日本に返さなきゃいけねぇのよ。だからよ、NDAで話せないことはいっぱいあるけど。日本ツーリズムの一大トレンドを作ってやろうじゃないの!」


「なるほどね。」


「そうだな。」


「俺たちは日本の金と日本の薬で助かった。じゃあ次は、アメリカの金とアメリカの人で日本の経済を回す。どんどん日本に金を使いに行こう!!」


「でも・・・・・・」


「うーん・・・・・・」


「何を悩む!俺たちの目の上のたんこぶだった病気はもう無いんだぜ!?いくらでも働いて!いくらでも日本旅行すべきだ!今回は病院に缶詰で日本の焼き肉も寿司もしゃぶしゃぶも食べられなかったんだから!!」


「・・・・・・そうね。」


「君の言うとおりだな。」


「だろ?日本に感謝の旅行だ。すげぇことになるぞ。」


病気という懸念が消えておおらかになった彼らは底抜けに明るかった。だがアンダーグラウンドで有名になったこの薬が大量には無い。もう出せないと判明すると世界は日本に金を落とし始める。

日本の景気回復の始まりが近くなっていた。
















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