表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン・デバッガー清掃員 〜世界の不具合を修正してたら神の領域に到達しました〜  作者: やはぎ・エリンギ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

90/101

第89話 精神負荷限界

東京ダンジョン管理局・清掃員休憩室。


復元されたばかりのソファに、三人が沈んでいた。


ナカニシ・コウイチはコーヒーをすすりながら言う。


「いやぁ……死ぬか思たわ」


リサ・カミシロが睨む。


「勝手に突っ込むからでしょ。

 あんたの脳みそ、液体窒素で冷やしたろか?」


「怖っ」


カイ・シノハラは淡々とログを整理していた。


そのとき。


端末が震えた。


【SYSTEM LOG】

【Warning : Cleaner Mental Load = 99.8%】

【Threshold : Exceeded】


リサが画面を覗き込む。


「……精神負荷? 限界値?」


ナカニシが眉をひそめる。


「誰のや。わてか?」


リサ。


「違うわよ。あんたは脳みそ軽いから負荷かからないでしょ」


「ひどない?」


カイは静かに画面を見つめた。


「……清掃員全体の精神負荷です」


リサが息を呑む。


「全体……?」


【SYSTEM LOG】

【Cleaner Population : 312 → 313】

【New Cleaner ID : AUTO-GENERATED】

【Location : UNKNOWN】


ナカニシ。


「……増えた?」


リサ。


「は? 勝手に? どういうことよ」


カイは淡々と読み上げる。


「精神負荷が限界に達したため……

 新規清掃員の“バーコード刻印”が自動生成されたようです」


リサが立ち上がる。


「ちょっと待って。

 清掃員って、勝手に増えるの?」


カイ。


「……初めて見ました」


ナカニシが腕を組む。


「どこかの現場で、新人が生まれたっちゅうことか」


リサ。


「生まれたって言い方やめなさいよ!」


【SYSTEM LOG】

【New Cleaner Status : ACTIVE】

【Signal : Weak】

【Message : ……help……】


三人が固まる。


リサ。


「……今の、聞こえた?」


カイ。


「はい。

 新米清掃員が……どこかで稼働しています」


ナカニシ。


「場所は?」


【SYSTEM LOG】

【Location : Not Found】

【Error : Data Corrupted】


リサが散弾銃を肩に担ぐ。


「……探すわよ。

 放っといたら死ぬでしょ、新人」


ナカニシ。


「せやな。わてらの仲間や」


カイは掃除機を背負う。


「では、捜索を開始します」


リサは小声で呟いた。


「……新人なんて聞いてないんだけど……」


【SYSTEM LOG】

【Mission : Cleaner Rescue】

【Status : Start】


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ