File:017 【特集】好きなゲームのBGM集
ここでは、ゲームの中に登場したBGMを紹介すると共に、
その曲に関する思い出話などを語っていきます。
ちなみに、作者の音楽的な知識については確実に
平均以下と思われるので、その点はご了承ください。
①LIVE・A・LIVE (LIVE A LIVE)
まず最初に紹介するのは、それぞれの主人公の『生き様』を
はっきりと描き分ける構成が特徴的なRPG、【ライブアライブ】
のオープニングテーマとなっている、この曲。
実はこの曲、オープニング以外のとある場面でも聴くことが
できるのですが…何度プレイしてみても、『そこ』で初めて
この曲が流れるとき、心にグッとくるものがあります。
このゲームをプレイしていると、”『生きる』とは何か?”を
ついつい思案してしまうことがよくありまして――特に印象的な
場面としては、【SF編】においてカークが仲間たちに対する
想いを吐露する場面。 【中世編】において牢獄に囚われた
ウラヌスが、オルステッドに語り掛ける場面。 【最終編】において
とある敵に対し、サンダウンが”人”について語る場面。
…などなど、数え上げると切りがありません。
製作者側の”熱量”がとにかくビシバシと伝わってくる
こういった作品は、単なる操作性だとかゲームバランスだとか、
そういったものを越えた『何か』があるような気がします。
②君をさがして (チョコボの不思議なダンジョン)
【ファイナルファンタジー】シリーズでお馴染みのキャラ、
『チョコボ』が主役として活躍するダンジョンRPGから、
特に心に残った、この一曲を紹介。
この曲を聴いてまず思い浮かぶのは、1つ目のダンジョンを
クリアした後、チョコボが家に戻った時に表示される、
”大好きなアトラは…いない。”というメッセージ。
この作品の中で、主人公のチョコボの気持ちをはっきりと
文字で示してくれるような場面は、実はここだけ。
それもあって、印象に残っているシーンなのだと思います。
家の中で流れる、いつものBGMの【チョコボのお家】にも、
それまでにはなかった切なさを感じました。
そして、2つ目となる新たなダンジョンに踏み込んだ時、
まず最初に流れるのが、この【君をさがして】なのですが…
どちらかといえばポップで明るい曲調のため、
特に子供の頃にプレイした時は、新しいステージが始まる
”ワクワク感”のようなものの方を強く感じた気がします。
しかし、しばらく時間を置いてからプレイしてみると――
そんなワクワク感と共に、何とも言えない寂しさや
切なさ、哀愁のようなものを感じるようにもなりました。
前述しましたが、この作品の中で主人公のチョコボが
どのように感じているか、どんなことを思っているのか――
という部分を明確に示してくれていることは少なく、
そのほとんどが、プレイヤーの想像に頼る他ありません。
『大好きな人』が――今までそばにいて当たり前だと
思っていた人が、もうそこにはいない。
そんな気持ちをきっと、子供の頃よりもずっと、
共感する力が強くなっているということなのでしょう。
③議論 -HOPE VS DESPAIR- (ダンガンロンパ)
とある学園に集められた”超高校級”の新入生たちが、
理不尽に押し付けられた『校則』によって、命を懸けた
学園生活を強いられることとなる、この作品。
この曲は、その中で幾度も繰り広げられる『学級裁判』
において、特に重要な場面で流れる曲です。
中でも私が印象に残っているのは、物語の終盤において
『黒幕』から持ち出された”妥協案”を、メンバー達が
渋々ながら受け入れようとする場面。
ここまでの『学園生活』によって精神的に疲弊しきった
メンバー達に対し、主人公の苗木誠は
”希望を捨てちゃダメだ!”と幾度にも渡り、語りかけます。
これまでの学級裁判において決着を付けてきたのは、
いずれも”決定的な証拠”でしたが――ここではそれが、
『希望』などという”不確かなもの”になっているのが、
面白いところだと感じます。
『希望』というのは明確に存在するものではなく、いつだって
”あるかもしれない”の域を出ないものです。
そんなものに、自分の大事なものを――ましてや命までをも
託そうなどという考えは、そうそう出来るものではありません。
しかし、人生で一度や二度くらい、”そういった場面”に
遭遇した場合、心から信じられるものに――信じてみたいと
思えるものに、『己自身』を託してみるのも、また一興かもしれません。
”命を託してみたいと思える程のもの”に出逢えた喜びは、
それが例え一瞬のことであったとしても――その人の心に
極上の『輝き』をもたらしてくれるでしょう。




