002 何で笑うんですかっ!!
お久しぶりです。
この話を書いたのは、4,5か月程前なのですが、再開する目途がたったので投稿したいと思います。
と、同時にメインの『始めよう。王女様(12歳)との結婚生活。』は暫く休止いたします。
理由としては、完全なネタ切れと、1話から書き直したいと思うようになりました。
よろしくお願いします。
あと、ここ半年でかなりの量のいろんなジャンルの物を書いてきましたので、消化がてら投稿するかもしれません。
それらはすべて完結しておらず、勢いで書き始めたものばかりですのでご了承ください。
それでは
入り口のほうへ目をやると、そこには銀髪の少女がいた。
体格的に年齢はミリアと近いのか、それとも年下か…
隣には、恐らくは兄か従兄弟であろう中柄な青年を連れている。
そして、二人を後ろから見守る保護者?にしては若すぎる長身の男性。
胸ほどにまで伸ばした髪は一瞬女性にも見えたが、顔つきを見るに男性だろう。
にしても、この女の子…どこかで見たような…
と、そこで女の子と目があったので、一応挨拶をしておく。
「こ、こんにちは」
すると女の子はニコリと微笑んで「お邪魔します!」と返してくれた。
隣にいた二人もぺこりと会釈をする。
オルナンはといえば、彼も軽く会釈をしている。
まぁ彼は接客業は担当ではないからいいだろう。
しかし、なぜオルナンは先程からニヤニヤとしているのだろうか。
お客さんが本に目を落としたところで、小声で確認してみたが「いやぁ…ちょっとな…」とまた不適に笑みを浮かべた。気持ち悪い。
それにしても、こんなに年頃の女の子がくるとは思っていなかった。
あぁ…本当にどんな本を仕入れればよいのだろうか…
「き、聞いてきましょうかね…」
オルナンに聞いてみると、彼は吹出した。
「な、なんですか!さっき聞いて来いって言ったじゃないですか!!」
この男はなんて失礼なのだろうか。
というか何かおかしいことを私は言ったのか。
いや、先ほどからおかしいのは明らかに彼だろう。
「もう…なんでさっきからニヤニヤしてるんです?気持ち悪いですよ」
頬を膨らましつつ、思ったことをそのまま伝える。
「いやいや…プッ…わりぃわりぃ…い、行って来い」
仕方ないと、席を立つ。
彼がおかしいのは日常的なことだ。
そのたびに私はいい迷惑をしているのだが…
「…プッw」
どうしようか。本当に怒りそうです。
もう無視して、聞きにいこうとカウンターを出る。
いきなり話しかけるのも少し怖いので、とりあえず本棚掃除用のはたきを手に取り本棚を掃除しているフリをしながら彼女らに近づいていこうと、本棚をはたき始める。
「…」
そろそろ行こうか…?
いや、まだ早いか…
「…」
うぅ…店を継いで人とかかわる機会は明らかに増えたが、初対面の人と話すのはいつまで経っても慣れない。
そもそも私は引っ込み思案な方だとオルナンにもよく言われるが、まさか本当だとは…などと考えていると、女の子のほうから私に近づいてきた。
「すみません、ちょっといいですか?」
声をかけてきた彼女に対して私は情けなく「ひゃい!!」などと声をあげてしまうのだった。
ありがとうございました。
003に続きます。




