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視・力・更・新! ٩( ◕ ‿ ◕。)۶   作者: ℃


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ヒトミ、お休み!

 さて、目(め)のトレーニングも大事(だいじ)だが、お肌(はだ)のケアもやっておく。


 運転(うんてん)免許(めんきょ)を更新(こうしん)する時(とき)に、写真(しゃしん)撮影(さつえい)があるのだ。


 あとで、「こんなはずじゃなかった(絶望(ぜつぼう))」とならないように、お肌(はだ)のケアもがんばっておく。


「せっせ、せっせ」


 寝(ね)不足(ぶそく)はお肌(はだ)の敵(てき)だ。そして、お目々(めめ)の敵(てき)でもある。


(運転(うんてん)免許(めんきょ)を更新(こうしん)するまで、「夜(よ)ふかし」はほどほどにしておこう)


 とはいえ、夜(よる)にしかできないトレーニングもある。


 視力(しりょく)回復(かいふく)の本(ほん)にはだいたい、「遠(とお)くを見(み)ると良(よ)い」と書(か)いてあった。


 だから、遠(とお)くのビルを見(み)たり、山(やま)を見(み)たりするのだ。


 で、ヒトミは考(かんが)えた。


 もっと遠(とお)くを見(み)ると、もっともっと効果(こうか)があるかも。


 そんな向上心(こうじょうしん)から、天体(てんたい)望遠鏡(ぼうえんきょう)を買(か)った。


 ヒトミは今夜(こんや)もベランダに出(で)て、望遠鏡(ぼうえんきょう)をのぞきこむ。


(視力(しりょく)回復(かいふく)、視力(しりょく)回復(かいふく))


 空(そら)には、ぽっかり満月(まんげつ)だ。






 そろそろ目(め)も疲労(ひろう)困(こん)ぱいになってきた。


 おふとんが呼(よ)んでいる、そんな気(き)がする。


 でも、まだだ。


 お肌(はだ)のケアも大事(だいじ)だけど、お目々(めめ)のケアも大事(だいじ)だ。


 電子(でんし)レンジで温(あたた)めたタオルを、顔(かお)にあてる。


 こうすることで、目(め)の周囲(しゅうい)の血行(けっこう)を良(よ)くしているのだ。


 じんわりじんわり温(あたた)める。


 そんな時(とき)に、ふと思(おも)った。


 とあるマンガで、目玉(めだま)の妖怪(ようかい)さんがよく、おふろにつかっている。


(あれは正(ただ)しかったのか)


 ああやって、目(め)の周囲(しゅうい)の血行(けっこう)を良(よ)くしているのだ。


 なお、目(め)を温(あたた)めるだけでなく、冷(ひ)やすのも良(よ)いらしい。両方(りょうほう)を併用(へいよう)するのがベストだとか。


 なので、あの目玉(めだま)の妖怪(ようかい)さんは、


(水(みず)ぶろにも入(はい)っているに違(ちが)いない!)






(今日(きょう)も一日(いちにち)おつかれさまでした)


 ヒトミは心(こころ)の中(なか)で告(つ)げる。


 今日(きょう)も目(め)のトレーニングを、よくがんばった。とてもすごいし、とてもえらい。


 で、ようやくおふとんの中(なか)へ。


 電気(でんき)を消(け)してから、手(て)さぐりで「アイマスク」を着用(ちゃくよう)する。百(ひゃく)円(えん)ショップで買(か)ったやつだ。


 これも本(ほん)に書(か)いてあった。


 眠(ねむ)っている間(あいだ)も、目(め)は敏感(びんかん)だ。少量(すこし)の光(ひかり)でも、刺激(しげき)になる。だから、「アイマスク」の着用(ちゃくよう)が望(のぞ)ましい、と。


 毎晩(まいばん)使(つか)うことになるので、通信販売(つうはん)でもっと高級(こうきゅう)な「アイマスク」を注文(ちゅうもん)済(ず)みだ。早(はや)くとどけー♪


 それまでは、この百(ひゃく)円(えん)ショップのやつを使(つか)う。


 通信販売(つうはん)では「アイマスク」以外(いがい)に、「アイウォーマー」も注文(ちゅうもん)した。目(め)のマッサージ機(き)だ。


 これがとどけば、目(め)の疲(つか)れを軽減(かるく)できるはず。


 トレーニングと回復(かいふく)、そのどちらをおろそかにしても、


(視力(しりょく)の回復(かいふく)は中途(ちゅうと)半端(はんぱ)になる)


 それでは、運転(うんてん)免許(めんきょ)更新(こうしん)の視力(しりょく)検査(けんさ)を突破(とっぱ)できないかもしれない。


 本番(ほんばん)でぎりぎり視力(しりょく)が足(た)りなかった、ではダメなのだ。


 だから、できる限(かぎ)りのことをする。


 ヒトミが通信販売(つうはん)で注文(ちゅうもん)したのは、「アイマスク」と「アイウォーマー」だけではなかった。


 ある「秘密(ひみつ)兵器(へいき)」も注文(ちゅうもん)している。もしもの時(とき)の、「最後(さいご)の切(き)り札(ふだ)」だ。


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