ヒトミ、特訓!
家の中でも特訓だ。
右手の指を一本だけ立てる。
それを顔の前で、ゆっくりと動かすヒトミ。顔に近づけたり、遠ざけたり。
一分であきる。
でも、それは回数でカバーすればいい。
この指移動、「すきま時間」にやるだけでも、一日でそれなりの回数になるはず。
指を前へ。
指を後ろへ。
で、あきたらやめる。
つづきは、「次のすきま時間」だ。
こうした小さな努力が、きっとステキな自分をつくるはず。
(チリも積もれば、やまとなでしこー!)
そんな言葉を、ヒトミは心の中でさけんでみた。
で、指の前後移動にあきたので、別のことをする。
部屋の壁に、大きなポスターを貼った。
ヒトミが普段くつろいでいる場所、そこからよく見える壁だ。
ポスターに写っているのは、ヒトミ一推しの男性アイドル。
自分の指ばかりを見ているトレーニング、あれだけをやっていても、楽しくない。
(こういうものも見ないとね♪)
最初はこの大きさのポスターだけど、数日おきに、どんどん小さいものへと交換していく。
そうやって、日々、目を鍛えていくのだ。
(後半からは、このアイドルの水着写真にしよう!)
毎日つづけるコツは、適度に自分を「甘やかす」ことだ。むほほほほほほほ♪
もちろん、目のトレーニングはこれだけじゃない。
目の周囲の筋肉も鍛えなければ。
両目を大きくぐるぐる回したり、両まぶたを開閉すると良いらしい。
で、やってみた感想。
(お手軽なんだけど、単調すぎる)
これで本当に、目の周囲が「マッチョ」になるのか?
効果が出ている感じが、「ない」とは言わないけれど、弱いような・・・・・・。
そこで自分なりにアレンジしてみる。
両目を大きくぐるぐる回しながら、
(はーっ! 両目旋回拳!)
つづけて、両まぶたを強く開閉しながら、
(はーっ! 両まぶた開閉拳!)
すご腕の格闘家になりきって、心の中でさけんでみる。
この日、『ヒトミ流お目々真拳』が誕生した。
(これを何年かつづけたら、目から光線が出たりして♪)




