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第1www俺、寄生します。

寄生虫、始めました。

まあ、そのなんだ。

ややこしい過程をすっ飛ばして結論から言おう。


俺は、ファンタジーなゲームの様な世界に転生した。

しかも、種族は人間じゃなくて、


機回虫(キカイチュウ)


という、ミミズの様な虫、

っていうか蟲。

ぶっちゃけると寄生虫な訳よ。


しかも、めっちゃメカメカした。

間違いなく、タイプ1虫。タイプ2鋼な気がする。

…凄く、炎に弱そうです。


で、これからどうするのかと言うと、

取り敢えず寄生するしかないでしょ。

だって俺、寄生虫だし(笑)


取り敢えず何に寄生するかとか考える前に、何でもいいから寄生しとかないとね。


何時かとか何処かとか何かとか、

条件つけてる余裕無いし。


現実だとカマキリやカタツムリとかネズミとかそういうのに寄生虫が関連されやすいイメージ。

ファンタジーだとドラゴンとか強いモンスターに寄生して、一気に出世街道まっしぐらとかありそうだけどさ。


実際問題、現実だと何に寄生するかとかは寄生虫の種類毎に決まってるから選択しないし、

そもそも、ここはファンタジー世界なんだから現実だとーとか、考える必要も多分無いんだよね。多分。


で、ファンタジー世界的にはドラゴンとかミノタウロスとかに寄生したいところだけど、

あんまり生命力強そうなやつだと、

寄生出来なさそうだし、

だからと言ってスライムとかだとそのまま消化されそう。


そんな事考えながらうにうにしていると、

池ポチャしてしまった。

…ここって水辺だったんだ。


そう言えば俺、泳げるみたいなんだよね。

何となくわかる。

んでもって、『スキル』とかいう特殊能力で小さくなることが出来る。


ぷかぷか浮かんでいるのは楽しいけど、

魚とかに喰われたとき、

運良く魚に自動的に寄生とかにはならないかもしれないし、

寧ろ、そんなご都合主義はあり得ないよね。

第一、俺が最初に食べたのは別の寄生虫モンスターだし。


そのモンスターを食べて先ほどのスキル『ちいさくなる』を手にいれたんだよね。


多分俺、踏みつけられたり、のし掛かられたら大ダメージ受ける、

っていうか死ぬわ。受けるーーー。


で、ぷ~かぷ~かしていると何か茂みを掻き分ける音がしてきた。


一体、何だ?





お~金髪ツインテールあーんどっ

ロリ巨乳のファンタジーガールだ。

今更だけど、俺、回虫の癖に視力が有るみたいだ。

眼は無いんだけどな。

まあ、そんな事より美少女だよ。美少女。金髪美少女。

人間だったとき、何度検索したことか、

『金髪美少女』『エロ画像』ってな。

お近づきになって、色々ヤりたいな。

今の俺、そーゆーことするためのアレが小さすぎて無理だけど。

全身を使えば、

某運命のどっかのヒロイン見たいにムフフな事が出来ちゃう?後輩ヒロイン可愛いよね。

いや、それよりもだ。



「喉が渇いたわね。ここで喉を潤そうかしら。」


どうぞどうぞ。

ここの水は寄生虫も生息出来るぐらい安全ですよ~。


さあ、グイッと。

そうそうグイッっと。



ーーーーーーーー俺ごとね。




はからずも、きゃわいいおにゃのことお近づきになってしまったぜ。ラッキー。


一心同体レベルでなッ!!

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