登場人物紹介(おまけ読了後推奨)
一度やってみたかったこと。
・代表作設定
・章分け
・登場人物紹介 NEW!
どれが誰だか一見ではわからない新感覚パズル系人物紹介。
個人名が一切ないので、予想外に難易度が高かった……。
仕方ないので登場順。初登場時の地位役職に「」
●国立国語研究院長の力走●
「法務大臣の孫/側近候補」→馬屋番/平民
王子の父祖母方のはとこ。側近候補たちの中でも一番王子に近しかった。要所要所で物語を引き締める実に便利な馬屋番、もとい働き者。
年齢1桁にして王子のためにオリジナル勇者系ゲームブックを作ったりと座学が得意で義理堅いが視野は狭い。祖父からは「人の上には立たせられんが、嫡孫が法務大臣になったらその事務能力で右腕になれるかものう」と夢見がちに期待されていた。王子の側近候補はそのための箔付けでもあった。
状況判断が苦手な王子のために、自作想定問答集を改造したゲームブックも作る。ルート分けであらゆる選択肢に対応できる優れもの。複数の側近がノリで書き足したために、不正領主をやっつける水戸黄門ルートや純愛婚約破棄ルートなどの悪のり選択肢が多々あった。彼らは公爵令嬢と王子が精神的に姉弟状態だったとは露知らず、公爵家の権威と財力に反発していると勘違いして王子の鬱憤を晴らしているつもりだった。敗因は副音声が聞こえなかったことか。「こら、ちゃんとしなさい」「お姉ちゃん、うるさい」
「注目せよ!」の一言で開幕を飾ったが婚約破棄は寝耳に水。その後は涼しい顔で固まったまま心の中で王子を止めようと叫んでいた。「公爵令嬢の罪を明らかにせよ!」と命じられて慌ててゲームブックミニ(下書き)を取り出したが、明らかにする罪の書類など用意しているはずもなく……。ゲームブック婚約破棄ルート製作、冤罪書類捏造疑惑、王子への詐欺、そんなつもりではなかったが通じる状況ではなく、公爵が流れをぶった切らなかったら起草者と並んで主犯の重犯罪者枠だった。
事件後に側近でなく側近候補だったと知って七転八倒。心が痛い。決死の覚悟で迎えに来てくれた兄にもあわせる顔がない。……兄は普通に馬小屋に会いに来てくれる。つらい。
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貴族籍をぬかれ馬屋番になっても視野狭く頑張っている。学園卒業までは死ぬ気で馬屋と両立した。もちろん両立中は馬屋の仕事は加減されていたが当時は必死で気付かなかった。
事件から3年、領地の役人になって、元王子にできない我が子を作って幸せになれという祖父心が通じず、今日も祖父と馬屋バトル。
譲渡会で元王子から犬をもらった(喜)。5年後、元王子の馬屋番は許されなかったが(あきれた国王から)犬屋番は許された! トップブリーダーの片腕になってハッピー。祖父涙目。
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「王子」→国王子息→先王嫡子
父親ゆずりの美しい顔、よく通る声、騎士に引けを取らない恵まれた体格、突き抜けた記憶力。役者になるために生まれてきたような男。中身は永遠の悪ガキ。庇護者を見つける嗅覚は確かで、頼みごとはいつも両親より(頼りになる)公爵にお願い。両親(微力)と公爵(主力)は絶対的な味方と思っているし、間違ってはいない。
子どもの頃は側近(候補)たちと壺登り競走をして割ったりする悪ガキだった。割ったのが国宝の壺(実はレプリカ)だったので自分が一人でやったと側近(候補)たちをかばい忠誠を得た。反省して何も壊さない遊びを模索してゲームブック全盛に。既成ゲームブックを遊びつくし(法務孫が)オリジナル勇者系ゲームブック作成へ。後に婚約者交際ゲームブック作成、想定問答集ゲームブック作成と超進化した。この側近たちのまばゆい親愛と努力が後の婚約破棄事件に繋がる。
専属教師に出来のいい側近たちと比べられて傷心。理屈がよくわからないので勉強は好きではないが、公爵の助言もあって記憶力ですべて乗り切った。時々側近たちの言うことがよくわからなくて、がっかりされるのも悲しい。でもみんな友達。(一部側近候補と侍従はさかのぼって制裁された)
婚約者の公爵令嬢と自身の唯一の女性側近(後の起草者)が楽しそうに茶会をしているのを見てどちらも礼儀にうるさいから気が合うんだろうと斜めに納得。茶会がしやすいように定型伝言を編み出して毎日伝えさせた。優しいけどずれている。女性側近のお腹が鳴っていたので、昼食前の伝言に変更した。ずれてるけど優しい。
15歳で慣例の立太子式を延期されたがむしろ喜んだ。偉くなったら、ただでさえお小言が多い姉のような婚約者がまた礼儀にうるさくなるから嫌だった。お姉ちゃん、もうわかったから(わかってない)。
唯一の女性側近から鬼気迫る顔で渡された草稿を(時間がなかったので前半だけ読んで)実現させるために頑張った。実は隈を作った側近がちょっと怖かったが認めない(ばれている)。公爵令嬢を収監とか酷いからそこは(アドリブで)変えようと(漠然とノープランで)思っていたが、初手から公爵に遮られて躓いた。ノープランだったために恵まれた記憶力でゲームブック(想定問答集)の掠ってるだけの選択肢を引っ張り出して話を続けようと頑張った。公爵が(対外的に)怒ってる! 公爵令嬢(礼儀にうるさいけど優しい姉)も無表情! どうしよう?! しかし隈を作った(ちょっと怖い)側近のために(ひいては姉のためになるのだろうと勘違いして)頑張った。頑張ってしまった。その後は側近たちをかばって泥を全部かぶった。泥跳ねたのも王子だが。
内緒だけど、公爵令嬢に初恋の男がいてショック。私が一番じゃないの? 悪戯したら追い回してきたのに。家族愛と恋愛の違いは難しいから仕方ない。王子には珍しく本当に黙ってたけど公爵にはばれてた。可哀想。
元側近女性が作家デビューして大人気だって? 私のおかげだな!(事実)お姉ちゃんにも褒められた(喜)。
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子爵令嬢と結婚して、離宮(と名付けられた王城敷地内の離れ)でたくさんの子犬を追いかけまわす日々。毎日幸せ。犬増えすぎも気にしない。きっと公爵(現国王)がなんとかしてくれる。
厚生大臣(当時)からもらった湿布臭くない隣国製高級湿布薬を痛がってた老臣に上げたら大変喜ばれて嬉しかったのでずっと持ち歩いていたが、犬が嫌がるので今は持ち歩いてない。人<犬、家族(含公爵と公爵令嬢)
譲渡会でかつての側近たちがいっぱいきた! 女性側近も侍従もきた! なぜか全員土下座せんばかりに謝ってくるけど嬉しい。犬も引き取られた。また増やす。レプリカ壺トラップのことは忘れてた。残念。
先王嫡子印のお犬様はいつの間にか国を代表する犬種になって犬の歴史に名を残した。伝説のトップブリーダーと右腕に光あれ。
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「公爵令嬢」→伯爵夫人
筆頭公爵家の次女にして、王家唯一の王子(父祖父方のはとこ)の婚約者。初恋は異母兄の小公爵(父似の秀才)。お茶会の鉄板ネタである。
学業と王妃教育と王子のお世話を8歳から18歳まで続けた。同い年なのにやんちゃで手のかかる弟みたいな王子の世話が大変。三歳下の実弟より手がかかる。でも嫌いではない。まったくあの子は――。
王子が子爵令嬢と一緒にいるようになって学内で恋愛トラブル続出でもっと大変。あなた方の自制心が弱いだけなのに、皆様、殿下のせいにしすぎではなくて? と言いたいが王子にも非があるので我慢。他人の言い訳に利用されて、まったくあの子は――。
王子に注意しても通じない。敗因は多分貴族話法。王子には黄金の右ストレートが必要だった。「お姉ちゃんから真面目なお話があります。貴方のやっていることは不貞です」なら通じたはず。父公爵が国政と国王の世話で手いっぱいでなければ幼児に言い聞かせるように王子を説得できていたかもしれないが、先代たちのように、父が、娘が子爵令嬢第二妃に納得しているなら協力するしかないとお互い誤解したかもしれない。何をどう選んでも公開婚約破棄に繋がる不可思議。
王子の学内側近候補の女生徒(起草者)とは茶飲み友達。定型の伝言を持ってきたら茶菓子でおもてなし。情報はきっちり収集。まさか伝言が王子の気遣いだったとは。後から父に聞いて驚いた。まったくあの子は――。今度、父と婚約者と一緒に会いに行ってあげましょう。
件の舞踏会では、手のかかる弟のことは父がどうにかするとわかっていたので高みの見物。お父様はこれをどう収拾するのかしら? 初恋?! やめて、お父様! 笑ってしまいますわ!(鉄壁の無表情)
舞踏会後は起草者がかなりまずい立場だったことに震撼して、気合を入れて小説を広めておいた。義姉(将来の王太子妃)の協力も得られたので大ヒットさせられました。
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王家への嫁入りの持参金として返還する予定だった、三代前の王弟が持参金として持って来た鉱山付きの伯爵領を優秀な夫と切り盛り。夫はきちんと童貞だったし、愛されて幸せ。血が近すぎてしばらく公爵家から王家への嫁入りはないので、次代伯爵は王太子となった兄の三番目の王子(そのうち生まれるはず)あたりが成人後に養子に来るかなと予想している。
先王嫡子印の犬は最初に夫婦にと2頭もらって、子ができるたびに1頭ずつ贈られたので多頭飼い。
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小公爵→「公爵」→国王
王(国王の父)弟の子で王子(のちの国王)の従兄。洞察力特化の天才。人心に敏感で苦労人。精神年齢が異様に高く、王子(国王)と2歳差なのに精神年齢差は20歳くらいあって疑似親子状態だった。母親似のすらっとした美形。王子(国王)から母親っぽく盲愛されたのも多分にすらっとしていたせい。副音声「おかあさあああん(猛ダッシュ)」「本物が二人もいるだろ」父似の騎士風味なら父親っぽく盲愛されたに違いない、多分。副音声「おとうさあああん(猛ダッシュ)」「変わらないだと?」王子(国王)が時々犬に見えていた。全力で懐いてくる犬だから仕方ない。
頭脳は本当に王家の歴史でも稀に見る天才。王家が積み重ねた事例への知見を研究し対策を100年は進化させた。
体術系は実は人よりできる程度だが、頭脳が突き抜けすぎていたために体術も過剰評価されていた。本人は人の主観のいい加減さの実例として冷静に見ていた。王子(国王)が16歳の時には剣術の試合で(筋肉に)負けた。
数か国語の読唇術が出来るのは、語学に堪能な王子(国王)が読唇術の実験台として自主的に延々付き合ったから。王子(口ぱく)「小公爵が近くにいてじっと見てくれて嬉しい」小公爵「話す言葉がそれなのか……(困惑)」
時の国王夫妻が子爵令嬢を王太子妃と認めたと勘違いし、結果的に王子の結婚を推し進めることになった。本当に未来の王妃が子爵令嬢でいいのですか! お互いそう思っていたことは一生知らない。
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筆頭公爵家の主にして数代に一度任命される国王代行(保護者)。二男二女の父。国王が婚約解消した侯爵令嬢を第一夫人に、本来第一夫人の予定だった伯爵令嬢を第二夫人にという地獄の家庭環境で夫婦円満、家庭円満を成し遂げる気配りの天才。苦労人。
対外的な地位は外務大臣だったが(国王が寂しがるので)外遊はあまりしなかった。国王の即位後は一度だけ顔つなぎの長期外遊に行ったが、帰ってきたら王宮が猿山になっていた。もともと国王代行が主任務なので、各大臣らが一丸となって外遊しないように手配した。いないと王城がやばい。国宝壺レプリカ事件の主犯。まさか巡り巡って公開婚約破棄に繋がるとは夢にも思わなかった。
王子の地位が揺らげば他の王位継承権保持者が動き出して王国の血の歴史が繰り返されかねないと国内の勢力均衡維持に努めた。王子が廃嫡になるなら公爵自身の即位をと望む支持者も少なくなかったため、法務大臣嫡子のような権力を持った信奉者は国政の中枢から外していた。
成人舞踏会では国王が素早く入場して式典に関して全権委任してきたら、まだ成人するには未熟だったとただの懇親会に変更する荒業を使うはずだった。王妃が先に話したので破綻。保護者である国王夫妻、とくに入場した時に国王より先に口を開いた王妃にはきつめに釘を差した(逃げておいてよかったとは他の保護者談)。非難されての逆切れ風味でもいいから国王からの丸投げを待っていたら、いつも肝心なときに最悪の選択肢を選ぶ国王がやらかした上に固まった。これ以上事態を悪化させないように黙り込んでいるのなら仕方ない、重鎮が全員撤収して侍従長も私も指示を出さないならこんなものかと親心。「国王陛下、閉会を宣言してください」後のことはこちらで処理するから。公爵家は先に退室するので、きちんと宮に帰るようにね。
その後は元老院事務局と各省庁に今後の指示を大量に出してから娘を送るために帰邸。これからが大変だが、娘は重荷が取れて嬉しそうだからよかった。だが第一夫人に第二夫人への説明を任せてはいけない気がするので説明してから王宮に戻ろう(苦労人)。
翌日、王子に犬を与え(約束だけ)、自分の犬は宥めた。苦労人は後始末もぬかりない。
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この状態でいきなり小公爵に国王になれと言うのは可哀想すぎると自分が即位した。遠目には体格のいい先王(国王)より年下に見えたため、国民は年若い従弟に譲位したと思っている。世界は誤解に満ちている。
即位後は謎の威圧感のせいで何もしていないのに臣下が勝手に畏縮して余裕のない職場に。信奉者は遠ざけているので怯えた者しかいない地獄。見かねた法務大臣の勧めで先王をお茶に呼ぶ。
その後は開き直って先王妃を犬と観劇で茶会から遠ざけつつ、先王と茶飲み友達をやっている。臣下が(自分の心の安寧のために)気をまわして、いつの間にか先王との茶会が連日になった。毎日王城で仕事して先王とお茶、即位前と何が違うのか。解せぬ。
後世では後始末王と称される。国内のあらゆる前時代的制度をあらため次代の黄金期の礎を築いた。追いやったはずの従弟先王とも生涯友好的で毎日茶を喫しては国政について語り合ったとされる。先王嫡子にも支援を惜しまず彼が今日の我が国を代表する犬種を作り上げる一助となった。後援した先王妃の犬衣装産業といい、犬と関わりが深い人生だったが不思議と本人は生涯一頭も飼わなかった。先王とよく第七庭園を散策していたという。
※天才性の参考にしたのが南方熊楠やギフテッドだったため、盛りが足りなかったかと反省している。
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侯爵令嬢(王太子婚約者)→「筆頭公爵第一夫人」→王妃
子どもの頃から将来の王妃として厳しく教育された。この国は私が回してみせるわと気合十分。しかし王子(のちの国王)の無限小公爵自慢の前に撃沈。もう小公爵(の話)は勘弁して。王子と小公爵の家族以外で小公爵に一番詳しいのは私ではなくて?
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王太子妃が流れて歓喜。家格的に仕方ないが今度は例の小公爵でげんなり。意外にも小公爵が王太子の話を一切しないので有能判定。第二夫人に格下げされた伯爵令嬢も逆に喜んで家庭円満。王太子が絶対に結婚できないご自慢の小公爵と結婚して幸せになったわ、王太子ざまあ。
子は側近にも妃にもしてなるものかと王太子夫妻より先と後に生んだ。王子より三歳上の小公爵と三歳下の次男。計画通り。
舞踏会では公爵令嬢をエスコートした公爵のかわりに子爵家三男を連れて参加。第二夫人の子も王家から逃がせて歓喜(鉄壁の無表情)。
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今更王妃なんてね。長男もある意味、王家に取られたわ。でも先王は最愛の国王と仕事の伴侶も解消されてざまあ(にこやかな笑顔)。夫の在位期間を慈愛あふれる完璧な王妃として君臨した。
我が後宮に犬はいらん(0頭飼育)。
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「子爵家三男」→伯爵
公爵令嬢の乳母の子で乳兄弟。公爵令嬢の婚約が流れた時のための婚約者候補。数多いた各家三男以下の候補の中で唯一の子爵家出身(王妃へのささやかな嫌味)だったが公爵令嬢に選ばれ確定候補に。公爵令嬢の婚約が流れなければ伯爵領の代官に、流れたら令嬢と結婚して伯爵になる予定だった。15歳から突貫で代官教育を受け成し遂げた。童貞も守った(公爵家的にここが一番大事)。
僅差で一学年上だったので舞踏会時点で卒業済み。自力で公爵領の騎士爵を取り貴族のままだった努力家。王子が公爵令嬢を迎えに来なかったので、婚約が無くなる可能性がいよいよ高いと急遽伯爵領から呼び戻され、公爵夫人の付き添いとして参加(公爵家印鉄壁の無表情)。
翌日午前、婚約成立の知らせを待って、眠る公爵令嬢の枕元に小花籠を贈る。実は令嬢が好きだった。優しくて賢くて超美人の幼馴染とか惚れても仕方ない。勝因は多分童貞。
後日、元王子と初体面して天真爛漫さに絶句。婚約者をいっそう労った。婚約者いわく、王子だったときはもう少し繕っていましたわと。まったく想像できないんだが。
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公爵令嬢と結婚して幸せ。もちろん童貞も捧げて無事伯爵になった。次代は王家もしくは公爵家から来るとわかっているので後継者教育に忙殺されず家族のんびり暮らす。結婚後の社交期間中は自主蟄居状態の元王子と率先して交流し、くだらないゴシップを粉砕した。(弟的に)仲良くなった先王嫡子からもらった犬も沢山いて領地で多頭飼い。大型猟犬なので賊を撃退したりと大活躍。犬すごい。
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「国立国語研究院長」
貴族の名誉職で閑職の院長だが、公爵の威圧の中で辞書もひかずに単語の意味を正確に答え、力走で逃げ切った中々の有能人物。後で辞書の大改訂などの大仕事も発生しない完全逃げ切りを唯一達成した。がんばれ院長、お前がナンバーワンだ。
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●法務大臣の遁走●
「法務大臣/侯爵」→法務大臣/前侯爵
元老院最年長。先王の第二妃(国王の実母)の兄。つまり国王の伯父で王子の大伯父。孫が出来る前からおじーちゃん味があったからと、国王から伯父ーちゃん呼ばわりされている。国の重鎮として王家の事例と国王と王子のぽんこつぶりを知っていたが、舞踏会の真実は斜め上過ぎて想像だにしなかった。孫の真実も。
自身の息子であり王の従兄でもある侯爵家嫡子が学生時代に公爵に惨敗してから逆転信奉者になってしまい爵位も大臣職も譲れないでいる。もし王家の事例を息子が知れば率先して公爵を(勝手に)担ぎ上げるだろうと危険視。いっそ国のために廃嫡したいけど無駄に優秀で困る。勢力均衡のために王子の側近候補にした(次男のほうの)孫は公爵家に対抗意識を持っているし、どうしてこうなった……。視野が狭いからさ。
数多の元老院議会論戦を経て、公爵とは目と目で真剣勝負できるほど政治信条を理解しあっていたが、公爵の忍耐強さと国王との関係性は見誤っていた。忍耐強い公爵も流石に切れたか、そりゃ怒るわと納得したので、初めての孫娘(他は全部男)を守るため、やらかした孫を生贄に舞踏会から遁走した。ただし大仕事は後から追いかけて来た。公爵即位確定で舞い上がった嫡子は爵位継承で領地に沈めておいた。大臣位は侯爵家以外に譲る。うちがずっと継承していたのはたまたま偶然うっかりだから問題ない! そのくらいせんと、(息子の件で)公爵に申し訳が立たないからのう。
置きざりにした孫を先んじて平民にし馬屋番にすることで助けたが、実は怒ってなかった公爵に任せたほうが罰が軽かった地獄。察しのいい公爵が沈黙したので真実を知らずにすんでいる。黒歴史量産系祖父息子孫。血筋って呪いだな。
声に出ずともわずかに唇が動く癖があり公爵に単語を読まれることがよくあった。公爵は当然ばれるような指摘をしないので読唇術とは気づかず人心を操る悪魔だと思っていた。間諜送りこんだらみんな懐柔されるしあれはやばいと。しかし、自分もやらかした側近候補たちを親ごと囲いこもうとしている同類である。周囲は公爵のライバルだと認めているし、公爵自身もライバルだと認めているのに、本人は「わしじゃ力不足」と認めない。間違いなく同類である。
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身を粉にして法制改革。法学史に名を残した。しかし息子は更生せず、孫は馬屋番を選び、祖父は崩れ落ちた。現実は非情。
そういえば公爵が事例は王家だけではないと言ってたなあ……orz
犬屋番になった孫から先王嫡子印のお犬様を贈られた。とどめ。
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●侍従長の潰走●
「財務大臣」
公爵何番目かのご指名。王子の婚約者予算がまるで使われてないことは把握していたが、代々の王家からの持参金で潤う公爵家が交際費を持っているのだろうと黙認していた。些細な確認を長年怠ったばかりに舞台の真ん中に上げられて血圧急上昇。標的が移った後も逃げそこねた。のちに貴族の脱走に混ざりこんで風になった。
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「監査院長」
何番目+1のご指名。監査で財務大臣の黙認を黙認していたことから以下略。
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「外国大使」「外交使節団」
公爵から目をそらし続け、のちの国王夫妻入場直後に招待のお礼と辞去の挨拶を続けざまに述べて手に手を取って逃走した。まさに一国の大使に相応しい機転と口上と逃げ足である。
公爵が国王の愛人だって報告した奴覚えてろ。魔王じゃないか。国王を差し置いて王妃が口を開いたときの真顔はやばかった。ちびるわ。早く国に一報を!
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「侍従長」
婚約破棄の報告を受けた国王の命で公爵と連絡を取りに来たが、あまりの公爵劇場に固まっていた。これに話しかけろとか無理ゲー。公爵から話しかけられたので速攻で国王夫妻を売った。あれは仕方ない。怖い。
王子の不貞について国王夫妻に諫言していたのに、暖簾に腕押しだったので忠誠心が目減りしていた。国王が王子の暴挙を気に病んで熱を出したり、公爵に弱音を吐きまくっていたとか知らなかった。いつも敬語で国王に厳しくて、2人きりになる時はお説教の気配を漂わせている公爵が国王に激甘とも知らなかった。王族たるもの、側近にすら極力弱みは見せないものなので侍従長が誤解したのも仕方ない。当人が伝言の齟齬(致命的)を深く反省したこともあり職務続行となった。売られた国王は怒ってない。王妃はそもそも気づいてない。円満。孫ができた祝いに先王嫡子印の犬をもらった。
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●外交使節団の逃走、貴族の脱走●
王子→王太子→「国王」→先王
王家の末っ子長男。2人の母に4人の姉、女性家族に可愛がられて育った。この子は事例かと大事に気をつけて育てられたので底抜けに善良。しかし次代の王子を思うと事例扱いには軽すぎた気もする。だがしかし代行は必要なレベル。難しい。
長じると騎士に混ぜても見劣りしない体格になったが感性はこまやか。男っぽい遊びは苦手。14歳の時、知的で物静かですらっとした小公爵に一目ぼれ。すき、すき、一緒にあそぼ。犬か幼児である。実年齢は2歳差でも精神年齢が20歳は離れていたために、幼児が母を絶対者と思うように小公爵を盲目的に愛した。幼児も長じれば親がただの人間だとわかるが、小公爵が異様に優秀だったせいで幼児の絶対感を卒業できないままだった。その場の空気はあまり読めないが、誰にもわからない小公爵の機嫌を読むのは得意。無人島と来世には小公爵を連れて行く予定。
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恋愛は(選び抜かれた安全な)婚約者とすべし→恋愛したから相手を安全な婚約者にしないと。小公爵の性教育が間違った方向に発展し、安定の恋愛脳発症。子爵令嬢と結婚します。時の国王夫妻と小公爵がお互いに、件の子爵令嬢を婚約者として認めたと勘違いしたせいで結婚できた。世界は誤解でできている。
もし小公爵が子爵令嬢のいい所ではなく、王太子が子爵令嬢を好きな理由を聞いていたら、小公爵の話を楽しくできるからと言われて婚約を粉砕していたに違いない。
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両親の好いとこ取りの顔、よく通る声、騎士に混ざっても見劣りしない筋肉と高身長、(公爵以外の言葉は真剣に聞かないせいで)大国の圧力にも委縮しない堂々とした態度、外見と雰囲気だけで各国首脳と渡り合える国王だった。これが傀儡とは夢にも思うまい。
公爵大好き。王妃も好き。息子も好き。国民も好き。右手の連理に公爵、左手の連理に王妃、息子はやんちゃで幸せ。公爵愛人宣言は内外でやっぱりねと納得されていた。執着しすぎ。
王家の事例ではあるが、王子に比べると軽度。王子が十なら国王が六。2代続けて出たので本人もびっくり。壺破壊事件で王子の将来を心配したり、王子が子爵令嬢を城に連れてきたら熱を出す繊細さも(実母譲り)。
王子の地位が揺らげば他の継承権持ちや公爵の信奉者(法務大臣の嫡子など権力者多数)が勝手に動き出して国内の勢力均衡が崩れるので、公爵の厳命がなくとも王子への不安を表に出せなかった。侍従長らからは忠言しても糠に釘と思われていた悲劇。王妃に相談できる内容ではなく、心情的にも孤立してより公爵に傾倒することになった。いや、元からだろ。
運命の日、慌てて成人舞踏会の会場入りしたら雰囲気が異様で公爵からの無形の指示もない。とりあえず公爵に対応するよう命令(国王からの丸投げで公に公爵が全権対応できるこの場での最適解)しようとしたら王妃が先に喋っちゃった! これはまずい。ここからどうにかする方法?! 分からない! 公爵が本気で怒っちゃうからもう黙って、王妃と王子! やばい、私が一番失言した! 公爵が本気で怒っちゃうかも?! 本気で怒った公爵はちょっと見てみたいな(現実逃避)。じー。あ、はい閉会です。(現実直視)王子は毒杯だろうか…………(もはや言葉もない)。
息子を助けてくれてありがとう! 王子じゃなくなったくらいどうってことないよ! 元々無理だったし! わかってた。小公爵を立太子すべきだったよ。うん、周りが勝手に血みどろの政争始めるから無理だったよね。わかってた。退位? わかった。2年後か、結構長いね。それくらい後始末にかかるよね、ごめんね。
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退位後は王城から一番近い離宮(実は王城敷地内)にお引越し。この離宮には離れ(今は独立の離宮扱い)があって先王嫡子が住んでいる。やらかした嫡子は罰として先王夫妻とは別の離宮に住んでいますが何か。
孫はいないけど妻も息子も息子の嫁も楽しそうで幸せ。国王(公爵)どうしてるかな。そわそわ。
お茶に呼ばれたので、国王の好きな花を籠で持っていった。お花すごく似合うよ(女性の中で育ったので違和感なし)。気が付くと毎日、国王執務室に出勤してお茶している。幸せ。
犬は息子の離宮(と名付けた離れ)にいっぱいいるので飼っていない。
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子爵令嬢→(王太子妃→)「王妃」→先王妃 ※()内は作中には出なかったけど経由
王子の無限公爵トークを普通に楽しめる稀有な令嬢。衣装デザインが趣味。
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「政略を越えた世紀の恋愛」で結ばれた国王の比翼連理。国王の無限公爵トークに付き合える唯一無二の女性。
国王「今日も公爵がきれいでねー(天然)」
王妃「本当にきれいですよねー。青いビロードの衣装がすごく似合ってます(天然)」
国王「公爵が今日の会談でもすごくてね(天然)」
王妃「本当にすごいですよねー、今日のお話とお洋服が誂えたようにぴったりで。あ、誂えてるのか(天然)」
王子にとっても無限の愛を注いでくれる母。王子が連れて来た伴侶が犬でも彼女だけは祝福してくれたに違いない。
公爵も認めるよき妻、よき母だが、王妃適性、王母適性はなかった。それでも持前のバイタリティで一応のお仕事をこなしてしまったために、王子の周りに残念な人々が配置された。そこらの新社会人にいきなり巨大テーマパークの総支配人をやれと言っても無理なので個人の責任とも言い難い。そこはプロ(国王の母たち)に丸投げするべきだった。疲れ果てて一番遠い離宮に去ってしまったけど。
舞踏会直前に届いた王子の伝言が嬉しかったので、伝言を持って来た侍従にフルーツ盛の一番大きな珍味スイカ一玉を与えた。悪気はまったくない。善意しかない。舞踏会後は、会で初めて見た義娘の衣装デザインで忙しかった。
小説前半を読んだ王妃「なんかすごーい」小説後半を読んだ王妃「なんかすごーい」
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権力者でなくなっても夫と息子への愛は変わらない。犬も可愛いわね。お洋服着せてみない? 貴族の犬用衣装で大ブレイク。国王(公爵)の罠にはまって、毎日(犬の)衣装デザインと観劇に忙しい。犬は息子の離れに山ほどいるので離宮では飼っていない。
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「文部大臣」
法務大臣の次に公爵から指名され秒速撃沈。地獄から逃げそこねたが妻のナイスアシストを得て脱獄。あの王子を育てたカリキュラムなど破棄してやると意気揚々と脱走したが、国の教育制度の近代化大改革という大仕事が追いかけてきて逃げきれなかった。教育史に名を残す。法務大臣とお揃いで過労枠。
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「自国の貴族」たち
誇りある貴族として持病と逃げ足を標準装備していたため、文部大臣に続いて大脱走。成人を祝う今宵の舞踏会の主役だった子女を置き去りにして家名を守った。最悪、当主も切り捨てる。家の名はそこまで重たいのだ、許せ我が子よ。帰ってくるなら恋愛脳は捨ててこい。
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「学生」たち(→社会人)
逃げ遅れた恋愛脳。恋愛脳ではなかった学生は親と一緒に逃げたため濃縮されている。公爵のウィットにとんだ祝辞に一喜一憂し、ぎりぎり学園を卒業した。卒業式で成人となったよ、やったね……。
当初の予定より格下扱いで就職したり、後輩に先に出世されたり色々大変だったけど、腐らずがんばって10年たったら笑い話になった。後輩に追い付くのに10年かかってさ。私も。同窓会は学園一盛り上がる。
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「楽団」
今、置物道を極めているところなので話しかけないでもらえますか? 楽団のくせに無音である。
脱出できる状態になったら秒で逃げた。無音走法の使い手。
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「侍従」たち
舞踏会(だったはずの何か)が終わっても王家からは逃げられない。地獄は仕事場である。……一夜明けて、なぜか王族がいつもより明るいんだが。解せぬ。
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●国王一家の敗走前●
●国王一家の敗走中●
●学生たちの競走●
新規登場人物なし。
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●国王一家の敗走●
「王子付侍従/侯爵家三男」→無職→子爵家当主兼侍従
王子より13歳上の若手侍従。王子が5歳の頃から13年仕えた。若いからと王子の数々の悪戯対策を一手に任され、時にはレプリカ壺に誘導するために奔走した。王子が自分一人で壊したと側近たちをかばう姿に感涙し一生仕えようと誓った。
起草者の婚約破棄系恋愛小説執筆に協力。現実的な罰を提案した。現実的な罰が実際の公爵より厳しかったのは若さゆえかストレスか。
舞踏会で子爵令嬢のエスコートがしたい? 絶対に許しません。首をかけて王子を止めた忠臣。特技は死んだ魚の目。起草者の小説(の前半だけ)を読んだ王子が「今日は素晴らしい発表ができる」と言ったので、喜んで国王夫妻への伝言に旅立った。痛恨のミス。せめて王妃がスイカ(南の珍味)一玉を下賜していなければ入場に間に合ったものを。最後の力をふりしぼり、王子の婚約破棄宣言で立ったまま気絶した起草者を医務室に逃がした。天国のおばあさま、あのスイカ、どうなったんでしょうね。
事件後は元老院に処分を聞きに行く殿下に付き添った以外は隔離軟禁されていた。起草者の小説執筆にかなり深く関与していたため、本気でまずい立場だった。王子(と公爵)に庇われて無罪放免。3日前の日付で自主退職して無事無職に。他者と接触させなかった理由は遡って退職していたことにするためだった。後日の聴取は元侍従として受けたことになっている。中堅侍従としていろいろ察して公爵に頭が上がらない。
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公爵に結婚を世話された。相手は13歳年下の起草者殿だった。何を言っているのかわからない。
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犬の譲渡会で、あの事件の時に先王嫡子(殿下)が庇ってくれたから放免されたと知った。あの反抗ばかりだった殿下が嘘をついてまで私たちをかばってくれたなんて。諦めないで嫡子の侍従を続けていた13年が報われた。……あの壺は!(涙腺崩壊)
嫡子の育てた犬を2頭もらった。親離れまで引き渡さない名ブリーダーから渡されたのは成犬だが大事に育てる。
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「起草者」→作家→作家兼子爵夫人兼王子妃側近
王子と公爵令嬢とのやり取りを円滑化するために(王子に頼まれた)王立学園が用意した王子の唯一の女性側近候補。貴族のための王立学園は特待生制度がないので学年1位でも学費満額で退学寸前だった。せちがらい。王家の側近候補の給与が王立学園の学費充当となっていたので、その基準に準じて学費無料になった、ありがたい。王宮版は年間一括支払いだが、学園版は月額払いだったために側近退職が退学と直結していて毎日がスリリングだった。
王子からの定型伝言を公爵令嬢に持っていってはお茶と茶菓子をいただいて生き延びる。食費も諸費用も何もかも高いのよ、この学園!
敬愛する公爵令嬢のためにと、王子らのゲームブックを参考に、一週間徹夜して婚約破棄系恋愛小説を執筆。王子が婚約破棄する前半が1割、王子の間違いをねちねちと指摘し法的に制裁される後半が9割のバランス無視2部構成。なぜか小説中の制裁が現実の公爵が下した罰よりも手厳しかった。婚約者を大事にしなさいと脅迫、もとい教育するためだったので仕方ない。実は王子を威圧して従わせたと言えなくもない、かなりまずい立場だった。王子(と公爵)にかばわれて無罪放免。3日前に遡って自主退職。驚きだろ、彼女、王子を陥れるための工作員じゃないんだぜ。
年上好みなら侍従長はどうなのかと公爵が仕掛けた疑似父トラップには引っ掛からなかった。やはり死に別れた頃の父と同年代にひかれるのか、興味深い(公爵談)
(王子のおかげで)作家デビュー、一躍、時の人に。印税で目がまわりそう。いや回ってるわこれ。読者諸氏主催のお茶会行脚で出た茶菓子をグルメガイドとして出版し2作目も当てた。領地の銘菓を売り込もうとする貴族からのお茶会の誘いが増えて3冊目を狙っている。人生絶好調。
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公爵閣下が仲人となって侍従殿と結婚しました! 夫婦そろって王太子の侍従と王太子妃の側近にもなれてこの世の春!
犬の譲渡会で離宮に行ったら婚約破棄事件の真実を教えられて殿下に土下座した。賢しらぶってた私が一番お花畑でした!! 宝石のひとつもくれなかったなんて言って(言ってない)申し訳ありませんでした!! 2頭のお犬様は家宝にします! 先王妃謹製お犬様ドレス一丁! 印税一括で!
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「側近候補」たち→側近/平民→退職して商家に婿入りしたり領地の小役人に
王家からの前例のない側近候補大募集に各家が警戒したが、継ぐ爵位のない次男以下の子息が貴族社会に留まれたらいいとの親心で応募。王子に頼まれたとはいえ舞踏会場で子爵令嬢を王子の近くに誘導してしまったのが痛恨の失敗。反省はしてる。ただし遅すぎた。
親に諭されて針の筵の平民学園生活に耐えた。親にとっては少し早まっただけで平民になること自体は予定通り。舞踏会までにも色々あったのに王子の側近候補を自主的に続けていたので、あまりにも空気が読めなさ過ぎて平民のほうが幸せになれると思われていた。公爵の即位を機に禊は終わったと領地に呼び戻された。親の愛は海溝より深い。
結婚祝いなどで先王嫡子印の犬をもらいました。
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「王子の個人予算を管理していた担当官」→栄転
王子から子爵令嬢への贈り物(婚約者交際ゲームブックそのまま)の支払いを、王子から婚約者予算で払えと指示された(婚約者交際ゲームブックにそう書いてあったから)が、婚約者予算ではなく王子の個人予算から決済して抵抗し続けた。婚約者以外に婚約者予算は使わせぬ。決め台詞は「殿下の個人資産から支払いを完了しました」
「婚約者以外の令嬢への贈り物に婚約者予算は使えませんので殿下の個人資産から支払います。あとこれは不貞です」と言いたかったが下っ端に言えるわけがないので、上司に細かく報告をあげていた。栄転となって努力は報われた。
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「王城使用人」
最も高貴な一家が棒立ちしていても、目をあわせることなく仕事を完遂する職業人。
王宮料理長渾身の美酒佳肴がほぼ丸ごと分配されて大喜び。
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●公爵令嬢の快走●
「子爵令嬢」→国王子息妻→先王嫡子妻
王子の不貞相手。小等部生のごとく清い関係だったが客観的にはまあ不貞。優しく遠回しに注意されても理解できなかった。貴族話法をやめてはっきり言ったらわかったはず、多分。……無理だったかも。
空気が読めずに叱られてばかりの経験から、ただ王子に寄り添った。子爵令嬢としても教育が行き届いておらず貴族らしくなかったところも悪ガキのりの王子には心地よかった。自分にどなったり、あきれたりしない王子に親近感をもつ。似た者同士でお互いによくわかり合った。王子の比翼連理。
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犬かわいい! 走りには自信があるから! 子犬ちゃん(成犬)、負けないわよ~。
王子が無位無官の元王子となったので、結婚してもしきたりに縛られずのびのび走り回った。幸せ。
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先王妃の犬服かわいい! うちの犬たちに血統書? すごいわね!(天然)
先王嫡子印の犬は離宮内の犬屋にたくさんいる。犬屋番もいる。
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●おまけ 王子付侍従の奔走●
新規登場人物なし。
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●おまけ 起草者の迷走●
「子爵家仮当主(起草者の母)」(→子爵家先代夫人)
領地の流行り病と当主の病死が重なって未亡人に。夫の親族が多く亡くなったのもあり、短命の呪いという不吉な噂が出て爵位存続のための再婚も娘の婚約もできなかった。国王(感情担当)と公爵(実務担当)と伯父ーちゃん(法令担当)の温情で、男子相続の国で特例の仮当主が認められた。娘が婿を取れなかったら子爵家が消えるので精神疲労が酷い。
成人舞踏会での娘のやらかしを聞いてひっくり返った。舞踏会前の娘はすごい形相だったのに、どうして止めなかったの私! 死んだ父親でも怯えるわ、あれは。殿下がかばってくれたから放免? ありがとうございます! はい、すぐに箝口令を破りそうだから、うちの子には内密にですね。わかりました! いつか必ず償わせますので、非常に申し訳ございませんでした。
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侯爵家の三男が婿にきた! 娘より一回り年上だけど高給取りの侍従で娘との相性もばっちり。よくやった娘!
譲渡会でようやく事件の真実と謝罪を……。かばってくれた先王嫡子殿(と国王陛下)には足を向けて寝られませんわ。やけに可愛い服の大型犬が来たわね。先王嫡子印のお犬様? 家宝にしなくては。
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「第二妃候補」たち
高位貴族家がそれぞれ選りすぐった王子の第二妃候補の少女たち。才色兼備。間違っても悪ガキ属性はない。王家と血が近い公爵家は次代の王の母となるより公務を優先するため、第二妃が次代の王母となる可能性も高かった。本来の第二妃は数歳以上あけるが、王子が一人っ子だったので同年代から選び婚姻を早める予定だった。
候補の一人は、王子が子爵令嬢に求めるものを再現しようと矜持を捨てて子爵令嬢のように寄り添ったが、人の気持ちに敏感な王子には通用しなかった。彼女自身は早めの第二妃候補辞退により良縁を得た。
他の候補も16歳のうちに辞退し、王妃候補のお茶会は公爵令嬢と側近候補女性(後の起草者)の2人茶会となる。2人きりの茶会を続けるうちに起草者が公爵令嬢に傾倒していき小説執筆の遠因となった。どこをどう切っても婚約破棄に繋がる不思議。
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去っていった「側近候補」たち
側近(候補)を辞退しろと親に言われていたが、殿下への義理人情で残っていた。壺破壊事件の恩は忘れない。
殿下を諫めるために婚約者交際ゲームブックを作ってみたが、もてない貴族令息渾身の手練手管は子爵令嬢相手に使われた。可哀想。
ゲームブック方式は殿下に有用と気付いた法務大臣の孫が今まで書き溜めたお手製想定問答集をゲームブック形式に修正して、かなりの成果をあげた。そっちにすべきだったかと心が折れて側近候補を円満退職。法務孫は今まで一人で作り続けた殿下用想定問答集の形を変えただけなので、アイデア元としてただ乗りする図太さはなかった。真面目で世渡り下手である。
ただし舞踏会では親と一緒に退場して逃げ切った。継ぐ爵位はなかったので平民にはなったが予定通り国家公務員に。王子に義理を通した善良さと舞踏会で親と同時に逃げた先見性を買われ、自覚なしに公爵に放し飼いされている。譲渡会に呼ばれ、先王嫡子印の犬ももらった。
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●おまけ 王子付侍従と起草者の完走●
「医務室介助員」
医務室のお姉さま。かつての大失敗で一発首宣告されたところを公爵に拾われ医務室の介助員になった。医療知識はないが病気の弟のために踏みとどまる。公爵への恩を感じていて、医務室で知った色々をせっせと公爵配下の事務員に報告している。貴族にはよくある自覚のない間諜のひとり。
舞踏会には臨時救護室補助として参加。王子付侍従から気絶した起草者の介助を頼まれたので、地獄の舞踏会を最速で脱出できた。他の医務室メンバーは学生の集団気絶を治療しつつ隣の小部屋に閉会まで待機し、医療者の本分を守った。
公爵の呼び出し前に女官を集めて起草者に病人化粧を施す。王子付侍従は騙せた。公爵にはばれた。
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「小公爵夫人」(→王太子妃→王妃)
小公爵の妻。公爵第一夫人のお眼鏡にかなう磨き抜かれた貴族令嬢だった。王妃教育を内包した公爵夫人教育も苦ではなかった逸材。
3か月前に出産し社交界を欠席していたが、義妹の成人舞踏会に駆け付けた。まさかの婚約破棄宣言に内心大爆笑(鉄壁の無表情)。
起草者の小説のファン。奇想天外さに受けている。公開婚約破棄事件の事実は小説より奇だったのでさらに受けた。表紙を見るだけで笑わずにいられない(優雅な微笑)。
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義父の即位お披露目で義母が笑顔で毒を吐いていても動じない。まさに王妃の器。
先王嫡子印の犬は義母の引退後にもらった要領よし。
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●おまけ 馬屋への逸走●
「馬屋番くんの兄」
法務大臣の孫の一人。この二人の父は法務大臣の次男なので、どちらも嫡孫ではないが兄はこじらせてない。
舞踏会の閉会を待ち、王家が去った会場から弟を連れ出した。私が行きます。弟のために死地に戻った良い兄。ただし馬屋に会いに行くと弟が泣く。
犬屋番になった弟から先王嫡子印の犬をもらった。涙目の祖父を慰める担当。
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●おまけ 側近たちの追走●
「側近」→商家の婿
伯爵家の三男だったが事件で平民に。平民のまま学園は卒業できた。最後まで王子にお供してしまった側近の一人。壺破壊事件で王子に庇われたことをとても重く受け止めていた。王子は秒で忘れた。
卒業後は元王子の離宮(と名付けられた離れ)に勤め、完全に外部と没交渉で親とも連絡をしていない。幽閉されているつもりだった(その柵は犬用です)ので、使用人に野菜の受け取りを変わってもらってささやかに息抜きしていた。主な話相手が先王嫡子夫妻なので精神的に学生のままだったが、元側近候補の臨時野菜配達人から色々教えられて仰天。まさか事件まではただの候補だったなんて。まさか離宮は外出自由だったなんて。嫡子夫妻以外は護衛もつかないから本気で自由だった。なら他の側近は俺が知らないうちに外出していたのか。家族とも会っていたのか。衝撃すぎて配達人に3時間語り倒した。喉がかれた。
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親が用意した領地の商家に婿入り。今は平民だろうと伯爵家の紹介で婿入りするのだから恥ずかしくないようにと親から猛特訓を受けて泣いた。結婚後は商家跡継ぎの姉さん女房に素直な性格を可愛がられてまんざらでもない。元々、親からは持参金をつけて女主人の商家に婿入りがちょうどいいと思われていた。側近候補は婿入りの箔付けのためで、遠回りはしたけど収まる所に収まった。
先王嫡子夫妻の御用達にしてもらい、先王妃オリジナルの犬の衣装を作る唯一の商家となって王都に支店を持てた。あの方が本当に持参金を用意してくれるとは……。もちろん実際に色々手配したのは嫡子に丸投げされた国王(公爵)である。
先王嫡子印の犬は衣装作りのモデル兼用で雄雌2頭もらった。
「臨時野菜配達人/対貴族便利屋」
王子の元側近で彼らの下町言葉の大元。壺がレプリカだと気付いていた少数派。男爵家の次男で、殿下の側近候補にならなければ学園にも行けず平民となるはずだった。男爵家に予備の爵位があるはずもなく珍しい話ではない。卒業の年、給与として学費が一括支払いされた後で、コネに使えない側近候補を円満退職した要領よし。
今は平民となって下町で雑貨屋を営みながら国王(公爵)の自覚ある子飼いをしている。高位貴族にとって市井の情報情勢がいかに遠く、まとまった情報がいかに有用か理解しており定期報告する見返りに雑貨店をもたせてもらった。公爵相手にふっかけたら、ぽんと店を渡されて慄いた。庶民街の目抜き通りの端っこなので店の売り上げだけでも生きていけるが、ただより高いものはないと気合を入れて情勢報告を続けている。結婚して一児の父。娘かわいい。
配達を装って側近の兄に接触して依頼を引き出した。最終的には側近の親に頼まれてから離宮に行ったので嘘はついてない。仕事半分、善意半分。あいつ殿下と同じくらい影響を受けやすかったからなー、下町言葉とか。……しゃーないな。側近の親も貴族なので悪用されないように配達人に手紙も証も持たせなかったが、配達人が側近からの手紙を持って来たので喜んだ。お礼はたんまりもらった。
側近候補を辞める時に下町で店を出すので忙しくなるからときちんと王子(当時)に挨拶していたので、譲渡会で先王嫡子印の犬をもらえた。大型猟犬は店の最高の番犬になった。
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●おまけ 王子殿下の航走●
「監察室長」+「書記官」×2
国家権力をふるう大貴族にも、その弁舌ですべてを煙に巻く希代の詐欺師にも、腕一本で首をへし折る荒くれものにも、目的のためなら手段を選ばない犯罪組織にも、一歩も引かない百戦錬磨の猛者たち。
側近たちからの王子への脅迫、誘因などの可能性を探ったが王子に完敗した。国を揺るがした一大事に、誰の悪意も作為もないとかありえない。悪魔と呼ばれる公爵が天の助けに見えるくらい追い詰められ疲弊していたが、王子(当時)の下賜品である隣国製高級湿布薬で無事復活した。
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「小公爵」(→王太子→国王)
飛び級で大学部を卒業した秀才。次期公爵教育中で妻と一児がいる。
舞踏会では、父がどうとでもするとわかっていたので高みの見物。父上はこの状況をどう収拾するのか、参考になる。初恋? 父上、そこは笑わせるところではないでしょう(鉄壁の無表情)。
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父の即位と同時に王太子に。母の毒舌は為政者らしく聞こえないふり。
公開婚約破棄事件を受けた父と重鎮たちがやけ気味にあらゆる分野で近代化改革を成し遂げたために、彼の治世はまさに国の黄金期となった。
代替わり後に先王嫡子印の犬をもらった。
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「公爵家次男」(→小公爵→公爵)
将来の公爵補佐として末っ子として(公爵家基準では)のんびり育てられたが、公爵家らしく矜持は高い。
公爵補佐につくまでは知る権利がないため、王家の事例については全く知らなかった。気のいい又従弟が異星人でびっくり。自分の子どもにも表れる可能性に恐れおののいた。私は父のように事例の子を愛せるだろうかと不安を覚え深刻に悩んでいたが、いざ我が子を腕に抱くと秒で親馬鹿になった。事例だったら実権を持たせなければいいだけだな、権力者でよかった。公爵家はちょろい。
出産祝いに先王嫡子印の犬をもらった。
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●おまけ 筆頭公爵と国王の伴走●
王子の祖父母世代「国王」「王妃」→引退
末っ子にして唯一の男子が王家の事例だったので苦悩するも、幸いなことに王子(国王)の代行となる小公爵(公爵)は歴代一出来がよかった。小公爵が王子を気に入る様に、あの手この手で懐柔しようとしたが、ことごとく避けられた。卒業を機にやっとご対面させたら、王子が一瞬で小公爵を落とす。努力が報われたと言えなくもない。
王子が惚れた子爵令嬢のことでまた苦悩。本当に未来の王妃が子爵令嬢でいいのか、小公爵よ! お互いそう思っていたことは一生知らない。
退位後は、王女ばかりの王家に王子を産んでくれた第二妃を気遣って王都から一番離れた離宮にお引越し。孫のやらかしは第二妃には黙っているが、孫の犬を3匹もらって飼っている。犬の仔が出来て第二妃がまさかの発作を起こさないように雄ばかり。田舎でのんびり退職ライフ。
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「王女」たち(→嫁入り)
王子(国王)の4人の姉。2名は王妃の子で異母姉。末っ子長男の王子を可愛がっている。小公爵の値踏みをしに嫁入り先からわざわざ実家帰りしてきた。王子がふにゃっと育った要因のひとつ。
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先王嫡子印の犬を1頭ずつ飼っている。
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王子の祖父母世代「第二妃」→引退
王子(国王)の実母。代々法務大臣を排出する名門侯爵家の令嬢だった。兄は侯爵にして法務大臣にして後の馬屋番の祖父。
王太子が連れてきた子爵令嬢の鋼の精神に負けて寝込んだ。王太子夫妻を見ると寝込むので、退位した国王と王妃が一番遠い離宮に連れていった。3人で昔の苦労話をしつつのんびり暮らす。孫の育てた犬を見て心安らか。大型猟犬雄3頭なので圧が強いが、夫も息子も孫も筋肉なので気にしない。ほのぼの犬ハーレム。
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「騎士」たち
時代の流れで主戦力が銃に偏ってきたが、それでも剣は花形。日々鍛えている。
騎士に混ざって修練を欠かさない王太子への忠誠と信頼は厚い。天才肌の小公爵を王太子が破った時は我が事のように燃え上がった。その後、急速冷凍。試合だ、かかってこい! 私たちは何も見なかった。
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伯爵令嬢→「筆頭公爵第二夫人」→第二妃
自分の強運に絶対の自信あり。婚約者は顔よし声よし頭よし性格よし気配りあり地位あり財産ありの大当たりだけど、公爵夫人教育きついわ。王妃相当とか聞いてない。
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王妃教育完遂の第一夫人来た。やはり私は運がいい。長女と次女(王子の婚約者)の母。長女は第一夫人の後に産み(王子の2歳上)、その後は子ができない王太子(国王)夫妻に遠慮するという名目で第一夫人と足並みをそろえて間をあけ、王太子妃懐妊で作った子が次女(王子と同年)。家族計画もぬかりなし。
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第二妃とか。でも二番目で良かった。正妃とは雲泥の差。やはり私は運がいい。犬? 存じませんわね。自愛あふれる完璧な第二妃。
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「犬」
先王嫡子印の犬たち。のちに国を代表する犬となった。愛玩犬かと思いきや、ばりばりの猟犬。強い。
先王妃印の犬のお洋服ブランドは田舎に婿入りした元側近の商家謹製。
先王嫡子「御用達の約束は守ったぞ」
側近「ありがとうございます」(御用達ってそういう意味だったかな?)
●備考●
・時系列順。犬(国王)に始まり犬(本物)に終わる。犬、かわいいよ犬。
・中世レベルから人口も文化もあまり変化していない取り残され気味の小国だったが、こつこつと学校制度などを整備していった。公開婚約破棄事件を機にやけ気味に近代化して次代で黄金期を迎えた。禍福は糾える縄の如し。
・筆頭公爵家の謎。王家に事例嫡子が出たときのための予備王家。読み返したら作中にろくに説明がなかった。もう筆頭公爵家は「筆頭」という名字の公爵家だったでいいかな。ヒットー公爵家。弱そう。
・王宮、王城、後宮を使い分けるはずが混ざった件。いけるいける、敷地内、敷地内。
・急募「浦島太郎」の言い換え案。浦島では世界感が迷子すぎるが、臨時野菜配達人が「離宮に閉じこもっていたら眠り姫でも仕方ないよな?」とか言ったら、鬱憤が溜まっているモブ側近が暴れだしかねないので危険。警備兵の仕事を増やさないように言い換えねば。難易度高い。
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2026/06/27 ご提案があり、無事訂正
離宮に閉じこもっていたら浦島太郎でも仕方ないよな?
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離宮に閉じこもっていたら世情に疎くても仕方ないよな?
疾走感のために犠牲にした諸事情を登場人物紹介に盛り込んでみた。満足した。異様に長いことは反省している。暇をこねくり回す時以外は読んではいけない(注意が遅い)。
前話も3千字くらいの小話で〆る予定が失敗したので初めから小話集だったかのように偽装しておいた。おまけの話数が本編より多いなんてあるわけがないので1話におさまって満足。字数? 見えないな。
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2026/06/27 訂正
主な話相手が先王嫡子夫妻なので、精神的に学生のままだった。
元側近の臨時野菜配達人から色々教えられて仰天。
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主な話相手が先王嫡子夫妻なので精神的に学生のままだったが、元側近候補の臨時野菜配達人から色々教えられて仰天。
2026/06/27 騎士たちと伯爵令嬢の順番を入れ替え。
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誤字訂正くださった方、ありがとうございました。
実はわざとだったのですが、すべって恥ずかしい/////
2026/06/29 誤字訂正
馬子は馬屋番を選び→孫は馬屋番を選び




