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10話  ビビ

1,000PV達成できました。

ブックマーク&評価もして頂き有難うございます!

「セバス、3カ月待たずにダンジョンを開放する」


「え?正気ですか?まだ初日ですよ?しかもうまくいってるように見えますが」



「俺に意見を返すのは初めてだな(笑) だが正気で本気だ。確かにうまくいっている。だからこそ一気に勝負なのだ」



しばし考えた後セバスは頷き



「かしこまりました。ではダンジョンステータスから操作ください」



メニューを開きダンジョンステータスを見る



name  ___


LV2

階層  4

領域  500m(+)

DP  56234

状態  未開放 残り92日



状態のところをタップする


≪ ダンジョンを開放しますか Y/N ≫


Yesっと


≪ 一度開放すると再度閉める事は出来なくなりますがよろしいですか Y/N ≫


もう一度Yes



≪ ダンジョンを開放しました。今より侵入が可能となります ≫





多分3カ月このままいっても良かったかもしれないが、多分俺の気持ちが鈍る。


ずっと剣と料理等に向き合って来たのだ。


そりゃ転生って聞いてからテンションあがって変な感じにはなってたのは認める。


しかしここからの俺は平常心でいけるはずだ


さぁ生きるか死ぬか 竹刀ではなく真剣での勝負だ


俺は覚悟を決めたのだ。





≪ 早期ダンジョン開放ボーナスとしてレアガチャチケット1枚を取得 ≫








ふぉぉぉぉぉ!!ガチャぁぁぁぁぁl!!



平常心が飛んでった。



「セバスセバス、ガチャチケだって!」


「おめでとうございます。早期開放の報酬ですね」


「え?このこと知ってたのか?」


「ええ、知ってましたよ。ですがルールによりお教えすることはできません。他にもいくつかボーナスがありますが貰えなかったとしてもダンジョン運営には支障ございません」




知ってたのか、こいついつも冷静だな。



「じゃあこのチケットとガチャについて教えてくれ」


「はい。コアレベルが上がりますとガチャが出来るようになります。


まだユウはLvが足りず、ガチャをできませんので教えられるのはこれだけです。


次にですが、Lvが足りなくてもチケットがあればガチャを回せます。」


「レアチケってことはレアが出易いのか?確定なのか?」


「確定ではございません。ドラゴンからタワシまであり得ます」


「タワシ出たらぶつけるからな!」




ドラゴン(魔物)からタワシ(アイテム)ってことは全召喚物から出るってことか



早めに使っておくに限るな


これから開放によって侵入者が来るのだから忙しくなるはずだ


そうなってからでは忘れてしまう場合だってある。



よし回してしまえ。


メニューを開きステータスにあったガチャ権利をタップ



≪ レアガチャチケットを使いますか? Y/N ≫




Yesだぁぁぁ




≪ 召喚する場所を指定してください ≫



ここでいい!




10m四方くらいのコアルームいっぱいに魔方陣が広がる



「これはっ!ドラゴンなどが出たらコアルームが!」




えぇぇ?!やばいじゃねーかよ コアルーム前の広場にすればよかったのか!



あのセバスが慌てているって余程じゃないか!




魔方陣が一層光輝く。



頼む!コアルームは壊さないでくれよ!



光がおさまると魔方陣は消えていた。


そしてそこにいたのは黄色っぽいスライムだった・・・・・




「おぉう、スライムかよ。まあコアルーム壊れなくてよかったか」




そう、どうせ貰ったチケットだ。ただで召喚できただけ儲けだ、儲け



「セバスよかったな。コアルームは無事だぞ」


「・・・・・・」


「どうしたセバス?」


「ユウ、あなた様のLUCは1でしたよね?」



バカにしてんのか?


「ああ、そうだが。当たりだったのか?このスライム」



「初めて見ました。ユニークモンスターですね。このスライムはリバイブスライム。しかも召喚したてでLv80でございます」


「ユニークか!!しかもLv80??すげーな、強いのか?」


「いえ戦闘能力はありませんが能力がすごいのです。決してLUC1のユウにガチャで当てるなど無理なのでございます」



やっぱりバカにしてるなこいつ。



「リバイブってことは生き返らせるのか?」


「その通りでございます。1人につき1日1回の制約はございますが、それでも凄まじい能力です」




大当たりね。今はそれよりコアルーム破壊阻止の方が大きくて素直に喜べないんだよな。


でもセバスの慌てた顔と驚いた顔が見れたからあとでバカにしてやろう(笑)



リバイブスライムのステータスを確認してみよう


Lv80だろ、楽しみだ




name

class  リバイブスライム


LV   80/90

HP   79285

MP   82706


STR   2887

VIT   7640

INT   7507

AGI   1995

DEX   3609

LUC   1473


スキル

リバイブ

ハイヒール   Lv8

ポーション生成 Lv5

回復攻撃    Lv3

物理攻撃無効






はぁ????


HPとMPが約8万?


STRは2800?


おい、戦闘向きじゃないとか言ってなかったかセバス



俺を見てみろ俺のステータス



name  ユウ

class  人族


LV   6/100

HP   504

MP   552


STR  62

VIT  38

INT  72

AGI  43

DEX  53

LUC  5


スキル

迷宮創造

剣術   Lv4

身体強化 Lv2

料理   Lv3

高速思考 Lv1

魔道具作成Lv2

翻訳

不老






LUCあがってるぅぅぅ



「スライムのステータスを見たんだが、どこが戦闘向きじゃないだと?


それとな地上のゴブリンのおかげでLUCが5になってたわ!


何が1じゃ無理だ、5倍だぞ5倍。初期から5倍だしお前の5倍だ」



「ユウ、いつまでも大人げないですよ。それとこちらのリバイブスライム、ステータスは高いのですがスキルにある回復攻撃は攻撃が相手を回復させてしまうのです。」


「スキルなら発動させなきゃいいじゃないか?」


「スキルによって常に発動されているものがあります。各武器術や身体強化、耐性などがそれに該当し回復攻撃も常に発動型です。


ユウの魔道具作成や各魔法などはMPを使って発動させるスキルに分類されます」




なるほどね、それは確かに戦闘に向かないな


じゃあこいつの使い道は前線の少し後ろで味方を攻撃するとか、か。


何か活用方法を考えておくか




「せっかくの高レベル魔物ですから名前を付けてはいかがでしょう?」


「それもそうだな。大事に育てたいし、ってもう十分育っているか」



Lv80だもんなこいつ


俺のステータスの100倍だもんな



「よしお前の名前はビビだ。よろしくなビビ」



リバイブスライム(ビビ)はプルプルしだした



「お前、じゃなくってビビ。俺の言葉が分かるのか?」



ビビはまたプルプルした



「ジャンプしてみろ」


ピョンピョンする


「とまれ。プルプルするな」



ピタッとその場でとどまっている




「完全に言葉を理解してるよなセバス」


「そのようでございますね。かなりの高INTだからでしょう」



声帯などがないから話は出来ないだろうが言葉は通じるようだ


他の魔物も命令は聞くのだから言葉は通じているんだったな


ただスライムに通じるとは思いもしなかった。



あとはビビの使い道だな




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇





その日は開放したもののラットが数匹覗きに来たくらいだったのでビビと遊んで時間をつぶした


夜はビビに菓子パンを与えたついでに俺達も菓子パンを食べてみた。


アンパン、ジャムパン、カレーパン、クリームパン、ピザパン、コロッケパン


6個セットで50p 安いのか高いのかわからんが水が1リットルで1pなのだから高いのかもしれん



まぁビビも食事はほとんど必要ない(水とコケだけ)らしいんだけどね。気分だよ。



シャワーを浴び、やることもないので寝ることにする


セバスも寝る必要がないらしいのでDPで召喚した本を読んで紅茶でも楽しんでほしい。



何かあったら起こしてくれとは頼んで長かった異世界1日目がやっと終わった。



お読みいただきありがとうございます!

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