96話
この日、ローエム王国王都はパニックになった。
オリオン兄弟姉妹+デリックが嬉しさのあまり、ワイバーンに乗って王都に帰った来たのだ。王都の国民は魔物が来襲したとパニックになり。けが人まで出てしまった。
「おまえら、何やってんだ。これから戦争なんだぞ。」
「「「「すいませんでした。」」」」
「デリックお前まで、何やっているんだ。」
「すいません。つい楽しくて。」
ハロルドは、後でこっそりとデリックにワイバーンの乗り方を聴いていた。羨ましかったのだ。
「ハロルド様、怖くないですよ、大丈夫です、勇気を出してください。そうです。」
「おおおぉぉ。乗れたぞーー。おおおぉぉおーーーー。」
翌日、各攻略部隊に改造空母が戦列に加わった。
「ぎゃーー。」「おおおー」「ひやぁぁぁー。」「ぎゃあああー」「ああぁぁひゃああーー」
搭乗員の訓練、訓練、訓練、訓練が続いた。
2日後、ローエム王国に3国から宣戦布告がなされたのだ。
アレクはローエム王国、国内の草原にいた。
「報告、ドレイブ王国から宣戦布告がなされました。他2か国も同じです。」
「分かった。アレク艦隊でるぞ。」
アレク艦隊は、ドレイブ王国の王都に進撃を開始した。
「報告、間もなくドレイブ王国王都、上空に到達いたします。」
「よし、ワイバーン隊だすぞ。カイ、マルコしっかりやれ。」
「マルコ隊でます。」
「カイ隊、行きます。」
ワイバーン24匹が飛び立った。
ワイバーンのカイ隊は、王都を旋回していた。王都民を逃がさない様にしているのだ。旋回して出入口を塞いでいった。王都民に攻撃しない様に気を付けて封じている。
一方、マルコ隊は王城の出入り口の門を破壊していた。ワイバーンに乗った搭乗員が上空から魔法を放ち城門を破壊しているのだ。瓦礫で城内の人を閉じ込める作戦のようだ。
「マルコ隊、破壊完了後は、上空で旋回し、待機せよ。」
「了解。」
「報告、ワイバーン隊上空にて待機中。」
魔動破用意、目標。王城。人のいなそうな所を狙うぞ。威力を落とせよ。」
「撃て。」ばーーーーん。 がががぐぐごごごごご。ガラガラガラ。
「目標に命中。王城一部破壊。」
「もう一発、撃つぞ。撃ったら突入する。」
「撃て。」ばーーーん。 バゴン、ガルガリ、ガラガラガラ、ガラガラガラ。
「目標に命中、王城一部破壊。」
「アレク隊、突入せよ。」
アレク艦隊が王城の上空からアレク隊の隊員が次々と飛び降りていく。
「ひやあああぁぁー」「あああー」「うおおおー」「いやあああぁぁー」「ああああー」 機人は無言だった。
アレクも機人1号と2号を従えて飛び降りていた。
「城の造りは似たようなものだしな。」
アレクは、城の中を歩いていく。ただ歩いている。騎士が襲い掛かってくるが機人が護衛をしている為にアレクが手を掛けることなく終わってしまっている。
重傷を負った騎士に「王族の方々はどこにいる。」
「・・・・しらん。」
なら用はない。機人がその騎士をただ殺す。
また近くにいる騎士に同じ、質問をする。また殺す。何度かくりかえす。
1人の騎士の順番になった。同じ質問をする。「王族はどこにいる。」
騎士は「こ、この先の広間にいます。た、助けてください。」
「いいよ。答えたから助けてあげるよ。この布を持っていれば殺されないよ。」
アレクは、青い布を騎士に手渡した。
機人とアレクは、先に進んでいく。
機人がドアを開ける。
機人が部屋の中に入っていく。そこには20人位の人が集まっていた。
アレクは、機人に待機をさせる。
「ドレイブ王国王族の方ですか。」
「私が国王だ。」
「そうですか、僕はローエム王国、オリオン公爵が子、アレクス男爵と申します。降伏しませんか。」
「降伏だと、今頃はローエム王国に我が兵が攻め入っているはずだ。勝利目前のはずだ。」
「ああ、それは無いですね。」
「な、なぜ、勝っているはずだ。」
「話してもわからないでしょうね。降伏しませんか、しなければ殺します。」
「降伏などするか。」
アレクはドレイブ国王を無表情で殺す。「バン」
「次の人、あなた。あなたは誰ですか。答えて。」
その男は、黙っていた。
「んーーん。困りましてね。ダンマリですか。」
アレクは、その男の片足を剣で斬り落とした。
「答える気になったら、一応は治療しますね。はい次に行きますよ、次はあなたね。」
アレクは、次の人に同じ質問をする。
「あなたは誰ですか。王族ですか。」
「わ、私は王妃です。」
「分かりました。あなたは一時保留です。」
「次あなたです・・・・・・・・」
「はい、次はあなたね・・・」
ドレイブ王国の王族は6人いた。アレクは王族以外すべて殺した。
「では、改めて質問しますね。よく考えて答えた方がいいですよ。死にますよ。」
「ドレイブ王国は、降伏しますか。」
「こ、降伏します。」
「無条件降伏となりますが承諾しますか。」
「は、はい、す、すべてし、承諾い、た、たします。」
「分かりました。あなたの命は取りません。」
「次、あなたです。あなたは降伏しますか。」
「こ、降伏します。・・」
残った6人の王族はすべて降伏をした。
「では、無条件降伏の署名を。6人全員の署名してください。」
「次に、ドレイブ王国民に対して無条件降伏した旨の布告を出してください。できれば民は殺したくないですからね。」
ドレイブ王国の王族は震えている、民は殺したくない。王族はいいのか。
アレクは淡々と手続きをしていく。そこにマックが現れる。「師匠、こっちは終わったけど。」
「こちらも、もう終わりです。マック、この6人をガレオン号に連れて行って。」
「了解しました。」
ドレイブ王国の王城内の戦闘で生き残った者は全体の2割であった。降伏した者だけが生き残ったのだ。アレクは生き残った者を使い、ドレイブ王国全土に無条件降伏の事実を伝えさせた。
生き残っていた者は、完全に服従していた。
アレクは、ドレイブ王国の統治の為、艦隊を残してガレオン号のみローエム王国に向かう事を伝える。
「ユリ、マック、リック、後は頼むね。まだ安心できないから、気を付けるようにね。」
「大丈夫です。ワイバーン隊もいますし。きちんと治めておきます。」
「ホリー、バレー行くよ。」
「はい。」
アレクはローエム王国に飛び立っていった。
残されたユリたちは、ドレイブ王国の各地にワイバーンで飛来して降伏したことを書いた紙をばらまいていった。各都市、町、村にワイバーンで脅しを入れながらばらまいていった。
ドレイブ王国の貴族たちも事実を付きつけられ、震えあがっていた。国外に逃げ出す者、恭順を名乗り出る者、反抗を計画する者これは直ぐに殺されていた。
ユリたちは、ドレイブ王国民には一切の手出しはしなかった。民に対しては物資の援助等の支援という宣伝をしながら各地に配っていった。民たちのオリオン家の人気が高まっていったのだ。
嬉しい誤算であった。




