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90話

エルフ領


「ただいま、大分遅くなっちゃったね。」

「師匠、何やってたんですか。みんな心配してましたよ。」

「ごめん、ごめん。」「それよりエルフの魔通機の件は、どうなった。」

「それはもう、完了しています。まだ魔法は教えていません。」

「おおぉ、ちょうどいいね。」「じゃぁ、実験た、魔法を使いたい人を10人位集めてくれるかな。

「師匠おぉ、まぁいいでしょう。今、集めますね。」


エルフの魔法使い隊? 10人が集められた。


「皆さん、魔法を使いたいかー。」

「おおぉー。」

「魔法使いになりたいかー。」

「おおぉーー。」


「では皆さん、このカードを一人一枚持ってください。はい、一列に並んで。」

「並びましたね。一番前の人こちらに、そう貴方ですよ。ではここに手を置いてください。そうそう上手ですよ。少しチクッとしますからね、痛くないですよー。ほらもう終わった。痛くないでしょう。

そのチクッとした所の手でカードのこの部分に触ってください。はいできました。えらいですねー。カードを見てください。」


「おおおおおぉぉ・・・。」


なんという事でしょー。


その方の持っている、カードに自分の能力値が数字で表れているではありませんか。なんということでしょー。


「10人全員、終わったら説明しますかね。はい次の方どうぞ。10人全員終わりましたね。それでは、説明に入りますね。皆さんのお手元にあります、そのカードはステータスカードと言います。

このステータスカード自分の能力値を数字で表せています。あなた達10人をの平均を基準としています。


先ほどの方、少し数値が変化していませんか。ね、変わっているでしょう。


あなた達10人の平均が、今後このカードを持つ方の基準値となります。基準値を100としていますので基準値より攻撃力の高い方は110,120と数字が高くなっていきます。逆に低い方は90、85とかになったりしますよ。そこのあなた、攻撃力はいくつですか、102ですね。はいありがとうね。

このように数字で確認できます。これは絶対ではありません。あくまで能力を数字にしただけですので目安としてくださいね。


このカードで確認できる内容は、攻撃力、防御力、速さ、知能数、魔法適正、総合力が確認できます。

はい帰らないで、まだ終わりではありませんよー。


次に、この飴玉を飲んでください。そこのあなた、こちらに、カードを見せてね。あなたはこの飴玉を飲み込んでね。えっ、飴玉じゃないって、そうです飴玉のような物ですよー。嚙まないで飲み込む、はいゴックンしてねー。ゴックン、よくできたねーえらいねー。


あなたの頭の中に入ってきたでしょう。分かりますよね、そうそれが魔法ですよ。使ってみてください。「バアーーーン」そうそれがファイヤーランスです。その飴玉はスキル玉と言います。その球を飲み込むと魔法が使えるようになります。ただしこのカードに魔法適正が書かれています。適正数値が低ければ威力も低くなりますので気をつけてくださいね。


あっ、このカードを持っていない方は、スキル玉を飲んでも魔法は使えませんからね。

はい並んでね、一人一個だよー。はいゴックンしてねー。はい次の方。・・・・」



10人の魔法使いが完成した。実験は成功したのだ。



「師匠は、天才ですか。」

「いやぁぁぁ、もっと褒めていいよー。」

「いや、本当に凄すぎですよ。」

「こんな事、普通できませんよ。」

「もっと、もっと、ほめていいよ。ほらほら。」

「・・・・・・」


アレク達はガレオン号に戻っていった。


「この事を、父上に報告しないといけないね。」

「すぐに、出ますか。」

「そうだね、だけどユリとホリーは、ここで指揮を頼むよ。隣のリック、マックの助けもお願いね。」


「「はい。」」



オリオン公国公都ブレスト



「アレクお前、とんでもない物を創ったな。」

「そうですか、父上。」

「魔法解放でも世界が変わったが、もう一度変わるぞ。」

「すべて、迷宮核の成せる業です。」

「そういえば、話での中で出てきたが迷宮核を2つ繋いだのか。」

「そうです、迷宮核が1つなら出来ませんでしたね。能力が足りませんでした。」

「よくわからんが、大丈夫なんだろうな、安全なんだろうな。」

「大丈夫ですよ、登録で本人とかに危害は無いですから。それで父上、オリオン公国の人々全員にこのカードを持たせましょう。公民の証明証になります。そしてオリオン公国以外は、オリオン公国より高くして販売しましょう。

スキル玉は、迷宮内でも見つけることが出来るようにしています。もちろんオリオン公国での製造は考えています。

魔法については、スキル玉を使わなくても、訓練、練習をすれば、習得できますから、あれば便利ぐらいでいいでしょうが。

こちらのスキル玉です。父上は剣が得意ですよね。」


「ああ、まあ、普通にな。」

「僕は、父上も知っていると思いますが、剣は練習自体していません。槍ばかりでしたので。」

「そうだな、だが子供で剣を振り回せなかったからだろう。今からでも遅くないぞ。」

「ここは広いですから、少しだけ剣での手合わせをしてもらえますか。」

「まぁ、いいだろう。」


「いくぞ。」

キン、キン、ボコ、ドン。


「これが、僕の実力です。弱いでしょう。」

「・・・・弱すぎだろう。練習しろ。」

「で、このスキル玉を僕が飲む。」「ゴクッ。」


「父上、もう一度、手合わせをお願いします。」

「いくぞ」


キン、キン、キン、キン、スッ、キン、・・・・・・・。


「なんだアレク、手を抜いていたのか。」

「違いますよ、先ほどのスキル玉のおかげです。」

「父上は、剣を練習して強くなっています。もっと強くなれます。このスキル玉を飲んでください。」


「ゴクッン。」


「今の父上は、剣の技が底上げされています。練習を重ねた人は、練習してない人より底上げ率が上がるのです。先ほどまでの父上は、僕の剣を受けるだけで剣を切れませんでした。僕の剣を父上の剣で切ってみてください。」


ハロルドは、アレクと向き合い、片手で自分の剣を振りぬいた。「スー、スパ、」ハロルドの剣はアレクの剣を紙のように切ったのだ。


「な、な、なんだ。」


「父上の、剣の腕前が底上げされたんですよ。」


「凄い。凄いぞ。凄すぎだろう。」


ハロルドは、アレクにスキル玉の種類を確認していく。スキル玉の話しかしなくなっているハロルドをステータスカードの話に修正しながら、色々と打ち合わせをしていく。


「要は、オリオン公国の一員になれば恩恵を受けられると。そういうことだな。」


「そうです。オリオン公国で登録をさせるのです。情報管理は、僕しかできないので僕がやりますが、それ以外をオリオン公国でお願いします。」



「アレク、伯爵を7伯爵に連絡をしろ会議を開くぞ。」

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