56話 帝国編 プロローグ
56話
「あはっ!あはっ!お姉様!勝負です!」
「数百年振りなのに…!激し過ぎるって!」
大魔術、そう呼ばれる魔術が連続で、相手へと対抗するように展開されゆく。
「どうですか!?私は……強くなったでしょう?」
ついぞその手はフィーナの首を捉えた。
「…………やるね」
フィーナは再び命を得る。それは彼女に結びついた呪いのせいだ。
「ひっさびさに……頭に来たよ」
* * *
「っ!ルカさん!ミツハ!散りますよ!」
「ぅ〜主〜!」
「魔女様は…!」
「今は逃げるのが先です!」
エマは3人を連れて街中を駆け出す。確信した。見られているのは分かっていたが……あまりにも数が多すぎる。
「あぁもう……!なんでこうなるんですか……!」
楽しい帝都観光は一転……謎の勢力からの逃走劇へと変わった。
* * *
─────痛い。頭を撃たれた。銃だろうか。珍しいな……
─────苦しい……首を絞められた。一瞬で仕留める技量、手練だな。
─────魔術?初見だ。透明の魔術に腹を裂かれた。この術式……近代魔術かな、興味深い。
─────純粋な近接戦。ナイフで突き刺してきたり殴打で畳み掛けてくる。1番こういうのが苦手なんだよね……人を殺しておいて化け物を見る目で見ないでくれないかな?
悪いけど……皆に危険があるみたいだし、最速で終わらせるよ。もう大体手の内は分かったし。
〜〜〜
暗殺者達に不覚は無かった。ただ唯一のミスがあるとすれば……挑む相手が悪かったということだろう。
* * *
「それでは……4カ国連合緊急会議を始めます」
口を開きそう言ったのは現帝王の娘。次期帝王であると言われている彼女だが……どうにも幼くそうは見えない。
「我、場違いじゃないよな……なぁ、どうなんじゃ!」
「主ぃ……うぅ……暇ぁ……」
「あはは、出来れば……話を聞いて貰えると」
なんて個性的な首脳陣だろうか。フィーナはそんな様子を深く被ったローブの下から見守っていた。
* * *
『よお、フィーナ・レインヴェル……裁きの時だ』
天への道が1000年ぶりに開かれた。
初めての試みですがどうでしょうか?
個人的には書きたい内容を纏めるのにも使えてアリだなって思いまふ




