竜人
野菜最高!
今まで肉ばかり食べていたからなぁ。こっちの世界の野菜はどうなのかと思っていたが、美味い!
コック達に色々料理を教えて、一緒に料理もして親睦も深められた。
「この煮物は最高ですね!流石は主様です!」
エクスが肉じゃがもどきに舌鼓を打っている。
最初は主様の作ったものなど恐れ多くて食べられないと言っていたが、俺が悲しそうにしていたからか食べてくれた。
そこからは皆一斉に食べてくれて満足だ。
一人暮らしが長かったからか料理は得意だしな。
次は、、、卵が食いたい!
と、いうことで皆に聞いてみた。
「卵ってどうやったら手に入る?」
「あら。卵が食べたいんですの?それならば怪鳥を捕まえれば産ませられますわよ?もしくはドラゴンでもいいですわ。」
シン、ドラゴンは却下だ。え?ドラゴンの卵って美味しいの?
「ワシが言うのもなんじゃが、ドラゴンの卵は美味いのう。いや、共食いではない。ワシは最上位龍。それ以下の龍はもはや生物として違うものじゃ。」
じとーっと俺が見ると慌てて弁明するクロ。
そう言われるとドラゴンの卵食べてみたいなぁ。
ドラゴンってどこにいるんだろう。
「若様。ちょうどいい。竜人族が召喚待ちしてる。国民として迎え入れるのと同時に聞きましょ。竜人族はドラゴンの居場所が分かります。」
シノが提案する。
「まさにその通りだねぇ。ついでにドラゴンも狩ってスカルドラゴンを作りたい」
リューインが珍しくやる気だが、、、スカルドラゴン?そんなものどうするんだ?
「もちろん主様の守護をさせるんですねぇ。戦力は多い方がいいからねぇ。」
充分です!ドラゴンの卵普通に分けて貰えないのかな?
とりあえず竜人族呼んでみるか。
ああ、またオーガ達に負担掛けちゃうなぁ。
ちなみにオーガ達は今、ノーム達の家と何故か俺の銅像を作っている。
鉱石を取ってきて本格的な鍛治だ。
庭先に出て竜人族を呼んでみる。
二百人くらいいるそうだ。
「主様。お呼び頂き誠にありがとうございます。我ら生涯を主様に捧げたいと思っております。先陣はお任せ下さい。」
めっちゃ武士!輝夜にいそうな感じ。刀も持ってる。
「はっ!我々は元輝夜の住人でした。五百年程前なので今はもう同胞はほとんど違う所に移り住んでいるはずです。」
「あ、なるほど。ありがとう。俺はタナトス。とある事情で建国しているんだが、君達も我が国の住人として気軽にやっていってもらいたい。いいかな?」
嫌なら無理強いはしないよ。という意味を込めて言ったのだが。
「ありがとうございます。ありがとうございます。」
涙を流された。何故だ。
とりあえず気を取り直して
「今オーガ達が家を作ってくれてる。もし要望があったら俺に言ってくれ。俺からオーガ達に頼むから」
「はっ!我々は洞窟でも暮らしていける種族でございます!家を与えて頂けるなどなんと慈悲深い。誠に感謝致します。」
堅苦しい!!
当初の予定でドラゴン達の生息地を聞いてみると案外近いところにあることがわかった。
ただ、ドラゴンは上位クラスにならないと知能がない故に戦うしかないそうだ。
ちなみに上位クラスのドラゴンの卵は不味い。
必然的に下位のドラゴンと戦い、卵を強奪するしかない。
「なんか強盗みたいで嫌だなぁ。」
「主様!ドラゴンは腹が空くと人里を襲います!我々も欲しいものを手に入れるためなら襲うしかありません!いえ!我々にお任せ下さい!主様のお手を煩わせることなどありません!あってはなりません!」
エクスパーティーがめちゃくちゃやる気だ。確かに最近戦闘という戦闘がない。案外暇だったのかもな。
「最近主様のお役に立てていない!お前達!この作戦が失敗すれば死をもって償うと思え!」
あ、暇してたとかじゃないんだ。
いや、死ななくていいし無事に帰ってきてね。
エクスパーティーが出発した。リューインもついていったけど。
竜人族はよく働く。
オーガ達の手伝いや、鉱石を堀に行ったりなど。
とりあえずめっちゃ力が強い。樽を十個程積み上げて平然と運んでいる。
「召喚したばかりで身体とか急に動かして大丈夫なの?ゆっくりでいいよ?」
「いえ主様。我々鍛錬は怠っていませんでした。すぐにでも主様のお役に立てるようにしてましたので」
ほんとに皆良い奴だなぁ!
裏切りとかされたら悲しくて死ぬかも!!




