誕生日前日祝い
私は生まれた月からとって、文という名前です。七月は文月です。
私が洗濯をしている間に父が芝生を刈ってくれたから、父と履き掃除をして、刈った草をゴミ袋に入れた。それから洗濯物を干した。
部屋に戻ったら、母が掃除機をかけていた。私はカーペットにコロコロをかけて、猫の毛を取った。猫たちはソファーの上に寝ていた。
アイスコーヒーを三人で飲んだ。
父が「寝る」と言うから、二人でソファーをソファーベッドにした。父は猫たちと寝た。母は台所の椅子に座って、パソコンで作業をしていた。
私は明日から隣県の友達が来たり、翌日には調味料教室をするから、拭き掃除などをしていたが、疲れて居間のカーペットに横になって寝た。
物音がして目を覚ましたら、母が料理をしていた。
私は昼薬を飲んでから、エプロンをして母の手伝いをした。
ざる蕎麦に、天ぷらみたいだった。私は天つゆを作って、青紫蘇、シシトウ、ナス、南瓜を洗って切った。天ぷらの衣も混ぜて作った。
母が天ぷらを揚げている間に、お蕎麦を茹でた。冷水にさらして蕎麦を洗った。
父を起こした。父は洗面所に顔を洗いに行った。
母と私はテーブルにざる蕎麦や、天ぷらを並べた。麦茶も注いだ。
麦茶を注いだのだが、父は冷蔵庫を開けて、冷酒を出した。私は琉球硝子のお猪口を三つ食器棚から出した。
三人で乾杯してから、冷酒を飲んだ。
父は「昼から飲む酒は格別だな」と言っていた。母はお猪口で冷酒を飲んだ後、ビールを飲んでいた。私は冷酒を父と飲んだ。スイスイ飲めた。
天ぷらをつまみにして飲んだ。
食後にコーヒーを淹れて三人で飲んだ。
母がブランドの紙袋を私に渡して、「誕生日おめでとう」と言って渡してくれた。中身を開けたら、白っぽいベージュで、ところどころに小さなラインストーンの飾りが付いているノースリーブのワンピースだった。七分丈の若草色のカーディガンも入っていた。
母から「着て見せて」と言われたから、寝室に行き浴衣を脱いで、ワンピースを着て、カーディガンを羽織った。ワンピースには裏地がついていた。
両親に見せたら、「似合う」と言ってくれて嬉しくなった。
明日のデートで、早速着て行こうかな、と思った。
母にそう言うと、「いいわね」と言ってくれた。
父におねだりしたら、父からのプレゼントは、今度鰻を食べに連れもらう事に決まった。
寝室に行き、カーディガンやワンピースを脱いで、ハンガーに掛けた。また浴衣を身につけた。
明日、ワンピースに合わせる靴は何にしようかと靴箱の中や、玄関近くの押し入れに箱に入れてなおしている靴やパンプスを見た。
寝室のクローゼットの小さい方になおしているバッグをあれこれ出して選んで、中にハンカチとティッシュ、バスの時刻表、お財布を入れた。明日、スマホを忘れないようにしないと、と思った。
寝室の本棚の整理をしていたら、あるファイルの中から一万円が出て来た。ビックリした。
父に母には内緒でこっそりあげようと思った。
居間に行ったら、母も父と一緒に寝ていた。
私はコーヒーを淹れてから、カーペットに座り、日記を書いた。それから手紙も三通書いた。
うち一通はKの姪っ子宛だったから、猫たちのイラストを紙に描いて、シールもベタベタと貼った。
手紙を三通も書いてくたびれて、冷凍庫から苺のアイスクリームを出して食べた。
元気復活してから、便箋などをなおした。
父は四時過ぎに起きた。お湯を沸かしてコーヒーを淹れてあげた。ルルは父の事が好きみたいで、父にじゃれついていた。父も満更じゃないようで、ルルを撫でていた。
父にもバニラアイスクリームを出した。
私は洗濯ものを取り込んでたたんだ。
母も起きたから、コーヒーを淹れてやり、抹茶のアイスクリームを出してやった。
アイスクリームは、ジャージー牛乳で作られている物を、JAの直販所で買っていた。安いのだった。ジャージー牛乳やヨーグルトも安く売られていた。アイスクリームは、アイス最中もあった。
母が「食事は文が行きたい店でいいよ」と言ってくれたが、私は三人でよく行く居酒屋二軒の名前を言った。母がお店に電話して、予約を入れた。どちらの店も歩いて行けるところにあった。
父はシャワーを浴びて、身支度を整えていた。
母と私は化粧直しをした。
母の髪をヘアーアイロンで巻いてやった。
母が服を貸して欲しい、と言ったから、二人で寝室のクローゼットや箪笥の中の服を出して、それらを見て母は何を着ようか悩んでいた。
母は紺色のノースリーブで、足元に白い縞が横に入っている、サマーニットのワンピースを選び、麻素材の淡いベージュの五分丈のカーディガンを羽織った。似合っていた。
ネックレスとイヤリングも貸してあげた。
小さいクローゼットの中から、バックを出して、ハンカチとティッシュを入れてあげた。
母から、「文は着替えないの?」と言われて、黒地に白と黄色の小花柄のワンピースに着替えた。
バッグは黒に花の刺繍がしてある、横浜中華街に行った時に買ったサテンのバッグを選び、ハンカチにティッシュ、お財布、スマホを入れた。
ネックレスは真珠とラインストーンでクロスが鎖に二重になっているのを選んだ。
居酒屋さんは、両親が昔からの付き合いがあるところだった。連休だということもあり、お店は賑わっていた。個室に案内された。お店は改装されていて、きれいだった。
母がママさんに、「娘が明日誕生日なの」と言うと、「生ビールを大きなピッチャーでサービスするか、赤ワインを一本サービスするよ」と仰り、父が「赤ワインを貰おうかな」と言って、私たちはサービスしてもらった赤ワインで乾杯をした。
料理は母が事前に頼んでいたようで、すぐに運ばれて来た。
私は赤ワインを少し飲んでから、ブザーを押して、ハイボールを頼んだ。母も生ビールをジョッキで頼んだ。父は赤ワインを一人で飲んでいた。
私は両親と料理の写真を撮って、妹にラインした。妹も飲んでいるようで、「いいなー、生ビール。私は瓶ビールよ」と返信が来た。妹達が飲んでいる姿の写真も来たから、両親に見せたら、「あいつは毎週飲んでいるな」と父が笑っていた。
義弟はお酒も煙草も吸わない人だった。姪っ子に対して子煩悩で、妹が飲みに行くと、二人で仲良くお留守番しているようだった。妹の迎えにも行ってくれているようだった。
父は追加の料理も頼んだ。母は生ビールを三杯飲んでから、四杯目を注文した。私はトマトジュースを頼んだ。父は赤ワインを手酌で飲んでいた。
九時前にはお店を出て、うちまで歩いて帰った。私は懐中電灯を持って行っていて、足元を照らしながら三人で歩いて帰った。
うちに着くと、猫たちが玄関に出迎えに来てくれていた。私は洗面所で手を洗い、うがいをした。
お風呂を溜めてから、猫たちにササミを蒸してあげた。
父はパジャマに着替えていた。
ソファーを父と倒してソファーベッドにしてから、シーツを敷き枕を置いて、綿毛布を掛けてあげた。
母と私と猫たちは、お風呂に入った。
猫たちを母と洗ってから、母に「今日はありがとう。美味しかった」とお礼を言った。
二人で湯舟に浸かっていたら、母は「明日は何時のバスなの」と聞いて来たから、「十時ちょっと過ぎのバスだよ。途中で待ち合わせして、映画を観に行くの。何の映画かは、相手に任せているから、何を観るのか分からないの」と言った。
「結婚する意思は、その人あるの」と聞かれて、困ってしまった。おそらく無いだろうと思ったが、母には言わなかった。
お風呂から上がり、髪をタオルで巻いて、身体もバスタオルで巻いてから、猫たちをタオルドライしてから、ドライヤーで優しく毛を乾かしてあげた。
私も肌のお手入れをしてから、浴衣を着て髪をドライヤーで乾かした。歯を磨いてから、お風呂場を出た。
母に貸したアクセサリーや私がしていたネックレスをジュエリーケースになおした。
母に貸したワンピースやカーディガンはクローゼットに掛けた。
バッグから、ハンカチなどを出して、小さい方のクローゼットにしまった。
猫たちはベッドの真ん中で寝ていた。
父はもう寝ていた。
私は就眠薬を飲んでから、お湯を沸かしてコーヒーを淹れた。アイスを冷凍庫から出して食べた。
お風呂から上がった母から、薄いコーヒーを淹れて、と頼まれたから淹れてあげた。
母も冷凍庫を開けてアイスを出して食べた。
私は母に「もう寝るね」と声を掛けてから、歯を磨いて寝室に行き、ココを抱っこして寝た。熟睡した。
両親とお酒を飲むと、「三杯まで」と言われています。。。
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