雨
海の日の連休でしたが、初日は雨でした。
翌朝は六時過ぎに目が覚めた。
寝汗を酷くかいていたから、シャワーを浴びて髪も洗った。
肌のお手入れをしてから、歯を磨いた。
髪もドライヤーで乾かした。
寝室から持って来ていた、薄紫に白い菊の絵柄が描いてある浴衣を羽織り、紫色で裏側が緑の帯を締めた。
髪は緩く三つ編みにして右側でまとめた。蜻蛉玉の簪をさした。
薄化粧もした。
両親の朝ご飯を作った。ご飯を炊いて、ワカメと豆腐と揚げが入ったお味噌汁を作った。
卵焼きを作ってから、塩鯖を焼いた。野菜も切った。
お湯を沸かしてポットに入れた。
朝薬を飲んでから、猫たちに餌をやった。
父が起きて来たから、「朝ご飯、出来てるよ」と言うと、父は「ん」と言って、洗面所に行った。私はソファーベッドを一人でなんとか戻してから、シーツを剥いだ。
父の朝ご飯をテーブルに並べてから、私は千切りキャベツとハムが中身のホットサンドを作り、ヨーグルトを硝子の器に盛った。それにブルーベリージャムをかけた。コーヒーを淹れて、父と二人で朝ご飯を食べた。
父が「今日は午後から雨が酷く降るから、なるべく外出はしない方がいい」と言った。
窓の外を見たら、既に雨が降っていた。私は雨風の音が苦手だった。まだ新しいこの家は遮音性が高く外の音が余り聞こえなかった。
父にお茶を入れようとしたら、「コーヒーがいい」と言うので、淹れてあげた。
父は着替えてから、居間のソファーで新聞を読んでいた。今日は土曜日だから、仕事は休みなのかな、と思ったから、父に「今日は休みなの?」と聞くと、「あぁ。月曜まで会社は休みだ」と父は言った。海の日があり、連休になるみたいだった。
今日は男性と会う約束をしていたけど、天気を理由に断った。改めて、明日十五日の私の誕生日に会う事になった。その日は隣県から来る友達と夜はホテルで食事をする事になっていたから、忙しい誕生日だな、と思った。
私は皿などを洗ってから、父の横に座った。
「十五日は何の日ですかー」と父に聞いたら、「アホが生まれた日」と言うので、「ひどいー」と私は泣き真似をして、二人で笑った。
私も図書館から借りて来た本を読んだ。子猫たちは私の膝の上で寝ていて、ココは私の右側に寄り添って寝ていて、私は撫でてやっていた。
父が「柱に板を張らないといけないな。爪研ぎするだろ」と言った。「するよねー。お父さんが暇な時にしてよ」と頼んだ。
「オスはどれだ」と言うから、「黒と縞々のがオスだよ」と私が言うと、「去勢手術はした方がいいな」と言った。
「モモはオスでも世話好きの猫だったけど、この子たちはどんな性格なんだろうね」と父に言うと、「分からん」と真面目に言うから、可笑しかった。
母がようやく起きて来たから、「顔を洗って来たら」と母に言って、私は子猫たちを膝から下ろして、手を洗ってから、母の朝ご飯の用意をしてあげた。
「寝てたね」と私が母に言うと、「昨日、サスペンスを観て寝たから、遅くまで起きてたの」と言った。母はサスペンスドラマが好きだった。
「お父さんが、今日は午後から雨が酷く降ると言っていたよ。会社は月曜までお休みなんだってね」と私が言うと、母は「私はパソコンでしなきゃならない作業があるわ」と言った。
母にお茶を淹れてあげた。
父にもお茶を持って行ってあげた。
私はコーヒーを淹れて飲んだ。
母が使ったお茶碗などを洗ってから、テーブルと台を台拭きで拭いた。
シーツ類や汚れ物を洗濯した。乾燥までしたから、時間がかかった。
父はソファーに横になって寝ていた。
母は着替えてから、お化粧をしていた。
買い物をしに行くみたいだった。
母が出掛けてから、私は居間のカーペットに横になって猫たちと眠った。
物音で起きたら、母が買い物から帰って来て、冷蔵庫に食品を入れていた。
私は洗濯機から、洗濯物を取り出してたたんだ。
もうお昼に近い時間だったから、昼薬を飲んだ。猫たちに餌を作ってあげた。
母が昼ご飯を作るみたいだったから、エプロンをして手伝いをした。
豚肉の生姜焼きを母は作るようだった。私はシシトウや、玉ねぎを切ったり、生姜を擦り下ろして、豚肉にお醤油と酒、味醂を加えて混ぜた。二十分ほど置いている間に母はキャベツを千切りにしていた。鮮やかな手つきだった。私は南瓜のお味噌汁を作った。
母が生姜焼きを炒めて作った。
料理が出来たから、父を起こした。
父は洗面所に顔を洗いに行った。
テーブルの上に料理を並べて、麦茶を注いだ。
「いただきます」と言ってから、みなでお昼ご飯を食べた。
食べ終わってから、茶碗や皿を洗った。
父から、「文、懐中電灯はあるのか」と言われて、「各部屋にあるよ」と言ったら、父は「どこにある?」と聞いて来て、私は懐中電灯を置いている場所を教えた。
父は懐中電灯がちゃんとつくのかチェックしていた。
父は防災意識が高い人だった。
「停電したら、必要だからな」と言っていた。
父に言われて、玄関には防災鞄を置き、水やカセットコンロ、インスタント食品、割り箸、使い捨ての紙皿、紙コップもかなりの量を備蓄していた。
部屋が片付かないのは嫌だったけど、私は父の言うことを聞いていたのだった。
私は三人分のコーヒーを淹れた。母が買っていたプリンも出した。
父はソファーに座って、テレビを観ていた。私はテレビの音が気になるから、ソファーに座り、耳栓をして図書館から借りた本を読んだ。テレビの音は耳障りなのだった。子猫たちは膝に寝て、ココは右側にペッタリとくっついていたから、ココを撫でながら本を読んだ。
母は台所のテーブルにパソコンを置いて、仕事をしていた。
私はいつの間にか寝ていた。
起きたら、母は台所で料理をしていたから、私は夕薬を飲んで、猫たちに餌を作ってあげてから、手を洗いエプロンをして、母の手伝いをした。父はお風呂に入っていた。
今日は豆腐のステーキに、棒棒鶏がメニューみたいだった。
私は胡瓜などの野菜を切った。蒸した鶏胸肉も手でちぎった。
母はお豆腐をフライパンで焼いて、刻んだニラとネギ、お醤油にラー油を少し入れたタレを作っていた。私は胡麻を擦って、棒棒鶏のタレを作った。
お皿に料理を盛っていたら、父がお風呂から上がって来たから、お水を渡した。
父が「雨が酷く降っている」と言うから、窓を開けて外を見てみたら、土砂降りだった。「今夜は早く寝るぞ」と父は言った。
使った器や皿を洗ってから、私は三人分のコーヒーを淹れた。
母と猫たちとお風呂に入った。髪を洗い、身体を洗ってから、猫たちを母と洗ってあげた。
湯舟に浸かってから、蓋の上にいる猫たちを撫でてあげた。
お風呂から上がり、髪にタオルを巻いて、身体にバスタオルを巻いてから、猫たちをタオルドライしてから、ドライヤーで毛を優しく乾かしてあげた。
私も髪を乾かして、肌のお手入れをしてから歯を磨いた。
浴衣を身につけた。
父はまだ起きていた。テレビの天気予報を見ていた。
私は水を飲み、就眠薬も飲んだ。父に「寝るね」と声を掛けてから、寝室に入ったら、猫たちはベッドの真ん中に寝ていた。私は窓際に寝て、ココに腕枕をしてあげて撫でていたが、そのまま寝ていた。
雨の音は聞こえなかった。
翌朝、七時前に起きた。母はまだ寝ていたから、浴衣と化粧道具を持って洗面所に行き、顔を洗い歯を磨いて、肌のお手入れをしてから、紺地に白い百合の花が模様に入った浴衣を着て、白い帯を締めた。
髪は高く結ってお団子にした。鼈甲の簪をさした。
薄化粧をした。
朝薬を飲んで、猫たちに餌を作ってあげた。
ご飯を早炊きして、ワカメと玉ねぎの味噌汁を作った。卵焼きを焼いてから、シシャモも焼いた。
父が起きて来た。私は父に「もう少しでご飯が炊けるから、少し待って」と言って、お湯を沸かした。父は顔を洗ってから、新聞を読んでいた。
私の分の朝ご飯に、サンドウィッチを作った。卵を茹でて、冷水に浸けた。レタスとトマトを洗って、レタスはちぎり、トマトは切ってから、サラダを作った。
茹で卵の殻を剥いてから、刻んでマヨネーズで味付けしてから、パンに塗って挟んだ。
父は茹で卵が好きだったから、お皿に茹で卵を乗せて、塩も添えてあげた。
ご飯も炊けたから、お味噌汁を温め直して、オカズを皿についで、ご飯を茶碗によそい、お味噌汁もお椀に注いだ。父に「ご飯だよ」と声を掛けた。
父にはお茶を淹れて、自分にはコーヒーを淹れた。
父はまず茹で卵を食べていた。可笑しかった。そんなに好きなのかと思った。
「雨、やんだの?」と私が父に聞くと、「うん。今日から晴れの日が続くみたいだ」と言っていた。
父が「今晩、食事しに行くか。お前の誕生日祝いに」と言った。「お母さんが起きたら、聞いてみるね」と言って、その場での返答は回避したのだった。
茶碗やお皿などを洗った
父は新聞を読み、私は図書館で借りた本を二人でソファーに座って読んだ。膝には子猫たちが、右側にはココが私にくっついて寝ていた。
母は九時過ぎに起きて来た。私は子猫たちを膝から下ろして、手を洗ってから、母の朝ご飯の支度をした。
顔を洗って来た母に「遅かったね」と言ったら、「パソコンの調子が悪くて、書類作りに時間がかかった」と言って、テーブルの椅子に座った。
母に「お父さんが、今日私の誕生日祝いに食事に行かないか、と言っているけど、どうする?」と聞いた。母は「そうね。料理をするのも面倒くさいし、行こうか」と、言った。多分、行きつけの居酒屋二軒のどちらかになるのだろうな、と思った。
母が朝ご飯を食べている間にシーツ類や汚れ物を洗濯した。外に出てみたら、快晴だった。
「晴れなら晴れの日の、雨なら雨の日過ごし方があります」と言われたことがあります。深い言葉だな、と思いました。
今日から親友のKの市内の実家に泊まりに行きます。ご両親にお会いするのは久しぶりです。
子ども達、三人に会えるのも楽しみです。
お読みくださり、ありがとうございます!




