135貴族令嬢は国外追放を請け負います。
この頃の李氏朝鮮や日本は大変行政的にまずい状態です。
史実で、ヨーロッパが大きな戦争を続けたりしているおかげで植民地化されませんが、ヨーロッパ側で戦争がおわると船がアジアやアフリカに来ますからとても清国以外は抵抗できません。
清国ですら、アヘン戦争二回、太平天国の乱への介入などが続き、北京を占領されて施設に放火されます。
ロシアと清国間のネルチンスク条約は平等な条約ですが、後の北京条約などは酷いものです。
特に、この頃の日本は、5代将軍綱吉の健康が失われていって、6代は当時では先頭になって戦うというような人でなく、すぐに病死しますし、その子どもに将軍を継がして7代将軍としますが、年齢が保育園年少組です。軍事政権で征夷大将軍が年少組の保育園児と同じ年齢ですから、外国と戦ったり国として方針を合理的に判断する能力などはありません。その幼児将軍も数年でなくなって8代将軍吉宗がでるまでに外国が植民地化しようと寄ってこなかったのが幸いです。
日本や朝鮮の対ヨーロッパ勝ち筋はまったくありません。
第135章 貴族令嬢は国外追放を請け負います
国際連盟の仕事は、少しずつ北へ広がっていました。
スウェーデン共和国は国内の制度も落ち着き、国際連盟へ加盟できるところまで来ています。
フィンランドとノルウェーも同じです。
バベルの影響は北極圏に近いところまで、村ごとに調べてあります。どの村まで同じ言葉が通じるのか、どこから先で言葉が変わるのか。それだけでなく、役所、道路、港、冬の交通がどちらへつながっているのかも調べました。
その記録が、国境を決めるときの大きな材料になりました。
第100章でスウェーデン共和国の全土に共通語が戻っていますが、これは旧スウェーデン王国の全域ではありません。
すでにフィンランドとノルウェーを切り分けたあとの、スウェーデン共和国の全土です。
第100章「貴族令嬢は2人の王様を見送ります」参照。
北が落ち着けば、次はロシア共和国の南西部やバルカン半島です。
ここも現代の国境をそのまま置くわけにはいきません。言葉だけでなく、既存の行政、住民、川や道路、港、昔からの交易などを調べてから線を決めます。
ギリシャ方面は、バーリとの往来がすでに多くなっています。
第96章、第97章で見たところです。
◇ ◇ ◇
国際連盟へ加盟するということは、国境も国際的に登録するということです。
軍隊が入って実効支配しただけでは、その場所がそのまま自国領として認められるとは限りません。
現代でいうと、ロシアが占領中のウクライナ領土であるクリミア半島のようなものです。軍事的に実効支配していても、多くの国がロシア領として認めているわけではありません。
軍事的な実効支配と、国際的に認められた領有は別です。
小さな国には、これはかなりありがたい仕組みです。先に加盟して国境を登録しておけば、大国に軍事的に押されても、国境線そのものまで簡単には消されません。
反対に、これから領土を増やしたい大国には少し困ります。
大国である清国やオスマン帝国も、同じようにそのことを考えます。
そのころ、東からほぼ同時に2つの話が届きました。
1つは、朝鮮王朝から国際連盟への加盟申請です。
もう1つは、康熙帝本人がヨーロッパを訪問し、国際連盟側と直接会談したいという手紙でした。
どちらもバタヴィア(今のインドネシア首都ジャカルタ)を経由して届きました。
バタヴィアはVOGの大きな拠点です。
VOGは、オランダ東インド会社と、当時はまだそれほど大きくなっていないイギリス東インド会社が合併し、そこへフランスとイタリアも加わって作った四か国の貿易会社です。貿易だけでなく、現地行政や軍事力も独自に持っています。
朝鮮から加盟申請が来た以上、国際連盟側は審査をしなければなりません。
アン女王様が国際連盟代表として向かうことになりました。
いつもの人は、残る3か国の代表です。
同じころ、康熙帝からはヨーロッパ訪問の希望が届いています。
そこで一行は、まず北京へ向かうことになりました。
◇ ◇ ◇
出発の前日、チェブラーシカがアン女王様を迎えに行きました。
帰りにはパリへ寄り、いつもの人も乗せてエルレンフェルトへ戻ります。
VOGの幹部も、オランダから数人が鉄道でエルレンフェルトへ来ました。
翌日、ムリヤちゃんはエルレンフェルトを出て、まずバタヴィアへ向かいました。
アン女王様と、いつもの人。それぞれの付き人や事務官も乗っています。VOGの幹部数人、どろちゃん、フランソワも一緒です。
機内では、いつもの給仕さんがVIPまわりを担当しました。護衛を兼ねるFEも2人乗っています。
ムリヤちゃんの貨物室には、パレット座席が120席分常設されています。
バタヴィアやラサへ飛ぶ便では、途中まで乗せてほしいという便乗申請が多いためです。貨物の積み下ろしを邪魔しない部分にまとめて置かれていました。
バタヴィアでVOG側の連絡を確認し、それからムリヤちゃんは北京へ向かいました。
北京で話を聞くと、朝鮮王朝から届いていた加盟申請は、もう朝鮮王朝の中では過去のものになっていました。
清国と李氏側の話が、加盟申請を出したあとに進んでいたからです。
李氏側は、王朝を残すために国際連盟へ入る話から、清国へ編入される代わりに李氏と周囲の人たちの身分と生活を残す話へ移っていました。
朝鮮という独立国を国際連盟加盟国として審査するために来たアン女王様の仕事は、北京に着いたところでなくなりました。
かわりに、康熙帝のヨーロッパ訪問に向けた国際連盟側のトップ会談へ役割が変わりました。
いつもの人も、残る3か国の代表として北京に残ります。
詳しい事情は、朝鮮側から直接聞かなければなりません。
VOGは朝鮮側から救援要請を受けた当事者でもあります。
そこで、どろちゃんとVOGの幹部数人が朝鮮へ行くことになりました。
北京でアン女王様、いつもの人、その付き人や事務官、それにいつもの給仕さんはムリヤちゃんを降りました。
北京から朝鮮へ向かう区間では、どろちゃん、フランソワ、VOGの幹部数人と、護衛を兼ねるFE2人が乗っています。
◇ ◇ ◇
清国が国際連盟へ加盟するなら、その時点の国境線が国際的な基準になります。
加盟したあとで周辺国の領土を軍事力で奪っても、国際連盟の加盟国が簡単にその国境変更を認めることはありません。
清国が、まだ領土を力で増やしたいと考えているなら、国際連盟へ加盟する前に動かなければならないということです。
西側では、チベットや中央アジアの国々がすでに別の国として国際的に扱われ始めています。
南のフィリピンはスペイン領です。
スペインは国際連盟加盟国なので、ここを清国が奪えば、最初から加盟国の領土を武力で奪う話になります。
東に残る大きな相手は、日本と朝鮮半島でした。
日本を領土にしようとすれば、海を越えて大規模な戦争をしなければなりません。
朝鮮半島は事情が違います。
李氏朝鮮は長く清国との関係が深く、清国が強い圧力をかければ、大規模な征服戦争をしなくても王朝側が編入を受け入れる可能性があります。
朝鮮側の官僚たちにも、それは分かりました。
清国が国際連盟へ加盟する前に動けば、李氏朝鮮そのものがなくなるかもしれません。
国の危機です。
そこで朝鮮の官僚たちは、急いで外国へ救援を求めました。
ロシア共和国、日本、そしてVOGです。
◇ ◇ ◇
朝鮮の官僚たちは、まずロシア共和国へ軍事支援を求めました。
しかし、ネルチンスク条約があります。
この時代の国境は、現代のロシアと中国の国境とは違います。ロシア共和国は現在の沿海地方のような日本海沿岸の領土を持っていないため、清国領を通らずに朝鮮半島まで陸路で移動することができません。
海路も簡単ではありません。ロシア側が使える港から朝鮮半島まではかなりの距離があり、船を集めて兵と物資を運ぶには時間がかかります。
国そのものがなくなりかねない朝鮮側にとって、すぐに間に合う救援方法ではありませんでした。
そこで朝鮮の官僚たちは、日本にも軍事支援を求めました。
日本は断りました。
1274年と1281年の元寇があります。
元の日本侵攻では、高麗が船を作り、兵を出し、兵站にも深く関わりました。
最初に襲われた対馬と壱岐では、かなりの人が殺され、連れ去られています。
今度は自分たちが清国に国を奪われそうだから助けてほしい。
そう言われても、日本側が簡単に兵を出す話にはなりませんでした。
清国が朝鮮半島まで支配することは、日本にとっても歓迎できません。
それでも、李氏朝鮮を守るために日本が清国と戦争をするところまでは進みませんでした。
VOGにも救援要請が来ています。
ところが、その間に李氏側は清国との話をまとめました。
◇ ◇ ◇
どろちゃんたちが朝鮮へ着くより少し前。
王宮の別の部屋では、李氏側だけの話し合いが行われていました。
外国人はいません。
「ロシアや日本、それにVOGへ救援を求めた官僚たちでございます」
李氏側の役人が言いました。
「清国との話がまとまりました以上、あのような官僚はもう必要ございません」
別の役人も続けました。
「清国のことを考えれば、残しておく方が問題でございましょう。一族郎党を含めて、全員処分してしまえばよろしいかと」
王も聞いていました。
「それはそうだな」
少し考えてから言いました。
「急ぐ必要はないな」
「と申しますと」
「清国の方々がお入りになってからの公開処刑でも間に合う。その方が、こちらの考えもよく伝わるだろう」
「では」
「全員捕らえておけ。一族も逃がすな」
「かしこまりました」
処分は、そこで決まりました。
◇ ◇ ◇
それから、どろちゃんが宮殿へ入りました。
フランソワも一緒です。
VOGの幹部数人とも宮殿で合流しました。
案内されたのは、さきほど王と役人たちが話していた部屋とは別の部屋です。
どろちゃんはエルレンフェルトの国家元首令嬢です。
その立場も利用します。
李氏側の態度は、一応丁寧でした。
丁寧でなければ、バフィン島に送るつもりでした。
まだ誰にも言っていません。
「国際連盟への加盟申請をいただいておりますが、北京で伺ったところ、現在は事情が変わっているとのことでした。詳しくお聞かせいただけますか」
どろちゃんが聞きました。
「その件は、もう必要ございません」
李氏側の役人が答えました。
「清国との話がまとまりました」
国際連盟への加盟申請は、もう過去の話として扱われていました。
VOGの幹部が聞きました。
「では、ロシアや日本、それにVOGへ救援を求めた官僚たちは、どうなさるのですか」
「すでに捕らえております」
「処分するのですか」
「一族郎党を含めて、全員です。清国の方々がお入りになったあと、公開で処分する予定でございます」
VOGの幹部が口を開きました。
「それは、あまりおすすめいたしません」
「なぜです」
「処刑すると、いわゆる聖人化されます」
「聖人化?」
「国を守ろうとして外国へ救援を求め、そのために殺された忠臣。そういう話にできます」
李氏側の役人たちが黙りました。
「墓ができます。名前が残ります。話が残ります。反李氏側が何十年、何百年でも利用できます」
「……それは困る」
「逃げ出したことにしてはいかがでしょう」
「逃げたことに?」
「はい。処分を恐れて、一族ごと国外へ逃亡した。そう発表すればよろしいでしょう」
別のVOG幹部も言いました。
「殺せば忠臣になります。逃げれば、国を捨てた者として扱えます」
李氏側の役人たちが顔を見合わせました。
「それはよい」
◇ ◇ ◇
そこで、どろちゃんが言いました。
「国外追放という形でしたら、こちらでお引き受けできます」
「引き受ける?」
「はい。一族あたり銀1万両程度をお支払いいただければ、永久に朝鮮へ戻ってこないところへ連れて行けます」
(現代のお金では1億円くらい)
「銀1万両?」
「一族全員を運ぶのです。食事も、船も、人手も必要です」
「ずいぶん取るのだな」
「私たちも営利企業なもので」
どろちゃんは普通の顔で答えました。
「本当に戻ってこないのだな」
「はい。永久に朝鮮へは戻りません」
「一族も全部か」
「全部です」
「逃げたと発表してよいのだな」
「それは、そちらのお仕事です。VOGから訂正することはありません」
王にも話が戻され、その条件で進めることになりました。
これで、救援を求めた官僚たちと一族は、公開処刑ではなく国外追放になりました。
李氏側は、処分を恐れて国外へ逃亡したと発表できます。
実際には、VOGが全員引き取ります。
◇ ◇ ◇
朝鮮から北京へ戻るとき、貨物室に常設していたパレット座席を使うことになりました。
120席分の座席へ、拘束を解かれた元官僚と一族郎党が乗ってきます。
つい少し前まで、自分たちは一族ごと処刑される予定でした。
それが突然、牢から出され、見たこともない大きな飛行機へ連れてこられました。
助かった。
そう思ってよいのか、まだ分かりません。
行き先も知らされていません。
ムリヤちゃんが飛び上がり、しばらくすると、どこへ向かっているのかを聞いた者がいました。
「北京です」
どろちゃんが答えました。
貨物室の空気が、少し重くなりました。
清国との話がまとまった直後です。
しかも、自分たちは清国への編入に反対して外国へ救援を求めた側でした。
朝鮮で刑死しないことになっても、北京へ運ばれると聞けば、嫌な予感が消えるはずもありません。
子どもを抱いた人もいます。
夫婦で小さな声を交わす人もいます。
何も言わず、床を見ている元官僚もいました。
どろちゃんは、みんなの前へ行きました。
「生命は守ります。安心してね。行き先は不明ですが、北京は経由地です」
すぐに笑顔になる人はいませんでした。
それでも、北京が最終目的地ではないことと、少なくとも殺されないことは伝わりました。
張りつめていた肩から、ほんの少しだけ力が抜けた人もいました。
ムリヤちゃんは、そのまま北京へ向かいました。
機内にいるのは、どろちゃんとフランソワ、護衛を兼ねるFE2人。
そして、120席のパレット座席に座る、朝鮮を追われた人たちです。
◇ ◇ ◇
北京には康熙帝がいます。
アン女王様は、国際連盟代表として滞在しています。
いつもの人は、残る3か国の代表です。
どろちゃんは、朝鮮で聞いた話と、VOGがまとめた条件を報告しました。
「一族あたり銀1万両で、VOGが国外追放を引き受けることになりました。李氏側は、逃亡したことにすると言っています」
いつもの人が少し黙りました。
「ずいぶんきれいにまとめましたね」
「私たちも営利企業なもので」
「そこではありません」
康熙帝が言いました。
「その者たちは、清国で引き取ろう」
「全員ですか」
「全員だ。家族も含めてよい」
ここから先は、康熙帝の話です。
VOGが引き取った元官僚と一族郎党は、清国側へ引き渡されることになりました。
アン女王様が聞きました。
「その官僚たちは、朝鮮半島の行政をよく知っているのでしょう?」
「はい。かなり上の者も含まれています」
「税も、土地も、役所も?」
「知っています」
「でしたら、清国の上級職にして、半島側へ戻してはいかがでしょう」
どろちゃんと、いつもの人と、VOGの幹部たちがアン女王様を見ました。
「戻すのですか」
「半島の行政を一番よく知っているのでしょう」
「でも、永久に朝鮮へ戻らないと約束しました」
アン女王様は平然としていました。
「朝鮮は、もうなくなるのでしょう?」
「……そうですね」
「でしたら、高麗へ赴任するだけです」
約束には違反していません。
◇ ◇ ◇
李氏と、その周囲の人たちは、ウルルンへ移ります。
ウルルンは鬱陵島です。朝鮮半島の東、日本海に浮かぶ島です。
清国は、李氏の身分を残すと約束しています。
アン女王様が言いました。
「もう王はないのですから、島で一番の高級行政実務職にすればよいのではありませんか」
どろちゃんたちは、少し固まりました。
「えー」
「身分を残すという約束でしたよね」
「残っていますでしょう?」
「そうですけど」
「王という職は、もうありませんもの」
アン女王様は平然としていました。
「島で一番高い行政実務職に就いていただいて、住居も給与も、その身分にふさわしいものを用意すればよろしいでしょう」
さすがイギリスです。
どろちゃんは、前にも似たようなことがあったのを思い出しました。
第47章「貴族令嬢は公爵を島へ送ります」参照。
マールバラ公爵ジョン・チャーチルを、バミューダにおける特命軍務監察として送りました。
守備、港湾、兵站その他必要な軍務を統轄する、公爵にふさわしい立派な役職です。
任期は、女王陛下が任務の終了を認めるまで。
本国で後任選定を始める予定は50年後でした。
「……前にも似たようなことしたよね」
「似ていますか?」
アン女王様は、本当に分からないような顔をしました。
◇ ◇ ◇
李氏の暮らしは、カナリア諸島へ送った旧王家とは少し違います。
働きます。
イメージとして近いのは、溥儀さんの特赦後の中華人民共和国での暮らしです。
溥儀さんは満州国皇帝でしたが、共産主義の共和国で皇帝でいられるわけもありません。
1959年の特赦後は北京で一般市民として暮らし、北京植物園で働き、その後は文史関係の仕事にも就きました。
李氏も同じように、王ではなくなります。
生活基盤はありますし、身分に見合う仕事もあります。
でも、何もしないで暮らすわけではありません。
◇ ◇ ◇
国外追放された元官僚たちは、VOGから清国へ引き渡されます。
そのあと清国の上級官吏になり、高麗地方の行政を担当するために半島側へ戻ります。
李氏側が、国を捨てて逃げたと発表した人たちです。
戻ってくるころには、朝鮮という国はありません。
高麗です。
朝鮮を出て、北京を経由し、清国の上級官吏として高麗へ戻るまでには、だいたい2か月くらいかかります。
星になる人が少なくて、行政的にも合理的でした。
◇ ◇ ◇
国際連盟側の対応も落ち着きました。
日本には、通信筒を江戸城へ送り、半島の問題が決着したことを知らせます。
ロシア共和国へは、まず電信で速報し、そのあと紙のお手紙でも正式に報告しました。ロシア側は実際に軍事援助を求められていたので、もう軍を動かす必要がないことも伝えます。
そして北京では、康熙帝のヨーロッパ訪問に向けた準備が始まりました。
随員の人数を決め、警護を手配し、北京から飛行場まで使う馬車も用意します。北京近郊での乗降場所を確認し、ムリヤちゃんの整備と荷物の搭載計画を進め、宿泊先や国際連盟側の受け入れ体制も整えます。
準備には、だいたい1か月くらいかかります。
その間にも、朝鮮の元官僚たちは約2か月をかけて、VOGに引き取られ、清国へ渡り、清国の上級官吏として高麗へ戻る準備を進めていきます。
どろちゃんたちは、康熙帝を北京まで迎えに行く準備に入りました。




