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小さな村のケーキ屋さん  作者: 玲燐
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3/4

第3話 他人→知り合い



う~ん……。

あの美形さん、最近よく来るんです。

2,3日に一回の割合で。

いや、ね?流石になれましたよ。

もう、「またきたんだ~」位の感覚しかありません。

もしかしたら、村の人よりお得意様かも。

いっつも何か買ってくれるんですよねー。

毎回違うものだから、そのうち全種類制覇するかも。

といっても、そんなに種類があるわけじゃないですけどねー、あはは。


村の人に聞いてもそんな人は知らないっていわれますし。

いったい何処の誰なんだろう?

近くの村の人かな?

よっぽど、暇人なのかもしれい、とかコッソリ思っちゃってます。

ま、どれにしても、いっつも勝ってくれるお得意さまには変わりないので、お礼におまけをつけてみました。

最初に来たとき買ってくれたクッキーです。


いつものようにやってきた、美形さん。

はじめて、私的に声をかけてみた。



「あ、あの。いつも買ってくれてありがとうございます」



そういうと、美形さんは少し驚いた顔をした気がする。

ほとんど表情が動いてないから、勘だけど。

なんとなく、そんな気がしたのだ。



「いや……。こちらこそ、いつもおいしいケーキを食べさせてもらっている……」



うん、美形はやっぱり美声でした。

いや、そうじゃなくて、お礼を言ったのに、逆にいわれてしまった。

見た目は怖そうだけど……

だって真っ黒の服に無表情だモン。

意外に優しい人なのかもしれない。



「そんな、おいしいものではないと思いますけど……。

 あ、これ、いつも買ってくれるから、オマケです」


 

そういって本日お買い上げのケーキとともにクッキーを渡した。

美形さんは、それを受け取ると、微かに笑った気がする。



「…………」



無言でそれを受け取ると、颯爽とお店を出て行ってしまいました。

うん、自分よくがんばった。

いくら慣れたとしてもやっぱり美形は苦手です。

でも、お得意様には変わりないですもんね。

いや、できる限りかかわりたくないですけどね。

矛盾しているけれども、私の気持ちは変わりません。

美形は嫌い・苦手。

これは私の魂に刻まれたことなのです。

私が勝手にそう思っているだけなんですけど。


さて、明日は何を作りましょうか。



み、短い……


会話も少ないし、短い…・・

うぅ、こんな小説を読んでくれているのに大変申し訳ないです……

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