4話「管理」
3人で町を見る。
僧侶が予定を細かく決めて回る。
「勇者!演劇観ようよ!」
興奮する、魔法使い。
「ダメです。先を急ぎます。」
ピシャリという僧侶。
「えーケチー。前から見たかったのに…」
ジト目で見る。
「戦士ももういない、僧侶の言うようにしよう。」
戦力不足、荷物をみて溜め息がでる。
極大呪文を使った後からある気持ち悪い感覚がポーションで軽減されるのがわかった。
ポーションを買い込む僧侶。
日差しが射す城門を見上げる三人。
検問を受けて、町の門から出た。
荒野、熱で空気が揺らめいている。
乾いた地面には、所々亀裂が走っている。
スケルトンが五体襲ってきた。
武器を取り出し、迎え撃つ。
勇者が剣で防ぎ壁になる。
敵の攻撃は集中する。
魔法使いが詠唱、勇者の剣が炎を纏う。
斬撃、一体、二体と斬り捨てられたスケルトンは燃え上がり灰になる。
しかし、残りが襲い掛かる。
腕に傷を受ける勇者。
多勢に無勢、戦士の顔が勇者の脳裏によぎる。
あいつなら今頃、真っ先に飛び込んでいた。
さらに詠唱をする魔法使い。
しかし、魔法の使いすぎだろうか?
目眩と吐き気で、身を屈める。
ポーションの瓶を取り出し飲もうとする。
「待ってください!ペースが早いです!」
僧侶が瓶を取り上げる。
「え?」
目が点になる。
「ちょっと、勇者が…」
瓶を取り返そうとしていると。
勇者は斬られながらも残りのスケルトンを斬り払った。
うずくまる勇者。
魔法使いは駆け寄り勇者の肩を抱く。
僧侶が詠唱し勇者の傷を癒す。
「ちょっと!僧侶?」
魔法使いが睨む。
しかし、勇者が手で制する。
「僧侶が一番パーティの事を把握してるんだ…任せよう」
「任せてください、お二人を導きますから」
微笑んでいる。
しかし、その表情は快楽を感じている様にも見えた。




