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another -GGT-  作者: kazeNecko
14/22

第14話 冷徹

ますこ「ここら辺なんも無いなー」


ナマコ「人がいるのかどうかすら怪しいな」


ますこ「にしてもこの城よく作ったなー。資材集めとかも大変だったろうに」


???「褒めて貰えて嬉しいよ」


ナマコ「誰だ!?」


暗闇の奥からは知った顔がゆっくり歩み寄ってきた


えいき「や。久しいね」


ナマコ「えいきさん…」


ますこ「知り合い?」


ナマコ「モデレーターだよ。GGTの」


えいき「俺は嬉しいよ。こうやってデカイもの作って、誰かに使ってもらうことが夢だったんだ」


ナマコ「リアライズは使ってくれなかったしな」


えいき「はは…。まぁそういう理由もあるかな」


ナマコ「ここにいるってことは、そういう感じで大丈夫ですか?」


えいき「まぁ…そうだね。俺と君は敵同士ってわけだ。残念だけど」


ナマコ「自分はえいきさんを殺したくはないんですけどね、考える時間は?」


えいき「ごめんけど、そんな時間は無いよ」


ナマコ「残念です。ますこ行くぞ」


ますこ「おーけ。」


ますこはゆっくりと拳銃を構える。

ナマコは拳を温める。


ナマコ「おらぁ!」


ナマコは鍛え抜かれた身体能力でえいきの目の前に移動する。そしてそのまま拳をぶつける


ガンッ!


ナマコ「いっ…!?」


前を向くと、そこには無かったはずの壁がナマコとえいきの間にあった


ナマコ「は!?」


ますこ「おらぁ!」


ますこは銃弾を2発発射。


えいき「建築」


次の瞬間。えいきの前は壁で囲われていた


ますこ「どうなってんだこれ!」


えいき「うん。問題ないね」


ナマコ「えいきさんその手…」


えいき「あ、気づいた?」


えいきの両腕は魔改造されていた


えいき「これ、自分が思ったように建築できるんだよ。伸ばしもできるし、ビームだって撃てる」


ナマコ「そこまでして建築ごっこしたいんですか…」


えいき「相変わらず酷い口だ。別にそういう訳では無いんだけどね…」



おでおぱ(回想)「俺に着いてきてくれないか、そのうちお前はなんでもできるようになるさ」


えいき「…」


「自分で薄々分かっていた、これは人間を捨てることだと。GGTを捨ててまですることなのか?俺は…」


おでおぱ「これで…これで完成だ…!!」


えいき「これからどうす…」


おでおぱ「最終準備に取り掛かろう。お前は好きにしてればいいさ」


えいき「結局俺は…捨て駒なのか…」


ナマコ「オラァァア!!」


ガンッ


えいき「何度やっても無駄だ、結果は変わらない」


ナマコ「(駄目だ…全部建築で防がれる…これじゃ俺の拳が先に折れちまう…)」


ますこ「おらぁっ!」


えいき「無駄」


ますこ「クソッ、全部壁で受け止められる…」


えいき「終わりにしようか。もう飽きてしまった…」


パァン!


えいき「!?」


突然、1発の銃弾がえいきの元に飛んでくる。

方向は上から。ますこが撃ったものではなく、ナマコが何が仕掛けたわけでもない。

えいきは壁を建て間一髪のところで攻撃を防御。

同時に弾が飛んできた方向を見上げる


???「そんなこと出来んのかよ〜」


ナマコ「おまえ…」


しゃふ「わり!来るの遅れた!」


ますこ「しゃふさん!?」


しゃふ「まさかこんなスナイパーピッタリのポジションがあるとはなw。凄い音聞こえたから急いで駆け寄って良かったぜ」


「オラもう1発だ!」


ますこ「畳み掛けるぞ!」


えいき「(2方向からの攻撃はまずい…!)」


「壁!」


えいきは即座に壁を2枚建築する


「(早く次の壁を…)」


「!?」


次の瞬間、ナマコはえいきの真横にいた


ナマコ「オラァァァ!!!!」


そしてナマコの拳は、えいきの頬に当たる


えいき「…っ」


えいきは勢いよく壁に吹き飛ばされる


ナマコ「攻撃が…当たった…?」


しゃふ「ないすぅ!」


ナマコ「そうか…!お前ら攻撃を続けろ!」


ますこ「えぇ!?そんなにバンバン撃ってたら弾切れするって!」


ナマコ「アイツは多分…一度に2枚しか建築ができない!」


しゃふ「…!確かにナマコが攻撃する時、えいきさんはナマコの方見てたのに建築をしなかった…」


ナマコ「そういうことだ!」


えいき「まさかもう気づかれるとは…」


ナマコ「行くぞぉぉぉ!」


えいき「壁1枚だけだと思わないでほしいね!」


「雪崩」


えいきの手から大量のレンガが溢れ出す


ナマコ「資材の状態でも出せんのかよ!」


ますこ「ナマコ殴れ!資材の状態なら壁の状態の時より弱いはずだ!」


ナマコ「おっけー!」


ナマコは流れ出るレンガを次々と粉砕する


しゃふ「行くぞ!」


ますこ「おっけー!」


ナマコ「(拳がそろそろ…まずい…これじゃ攻撃出来てもダメージが入らない…サッカーみたいに足使えたら楽なのに…)」


「ん…?足?」


ナマコはふと、昔の会話を思い出す


ナマコ「azってよくそんな動けるよな」


az「そうかー?割と俺からしたら普通やけどな!」


ナマコ「足使って攻撃するって、普通にえぐいだろ…」


az「意外と慣れたら楽やで!ナマコはサッカーしてたやろ?じゃあ案外できるかもしれへん」


ナマコ「どうやって」


az「殴る時ってさ、手に力込めるやろ?それと同じや、足に力を込めるんや。こいつを蹴り殺してやる!!みたいな感じ笑」


ナマコ「ふーん…」



ナマコ「そうか…足!」


えいき「殴りごときなら正面から受け止めれる!」


ナマコ「こいつを…蹴り殺す!!!」


次の瞬間、ナマコは手を地べたに着け、足を大きくあげる。


そしてそのまま、横からえいきの顔を蹴り飛ばす


えいき「っ!?横からだと…」


ナマコ「おらぁ!」


えいき「がっ…」


ナマコ「今だ撃ち込め!」


しゃふ・ますこ「うおおおおお!!!」


えいき「バカは…話を聞かないな…」


ナマコ「…?」


えいき「言っただろ…俺の腕は…建築以外もできる!!!」


次の瞬間、えいきの右腕に光が集まる


ナマコ「おまっ!?何する気だ!」


えいき「発射」


ナマコが次の言葉を喋ろうとした瞬間。えいきの手からエネルギー光線が発射される。


発射された方向には、しゃふがいた



ナマコ「しゃふ!?」


崩れ落ちた瓦礫からは返事が聞こえなかった。

上から垂れてくる赤い血液と共に落ちてきたのは




しゃふの生首だった



ナマコ「え…」


ますこ「ナマコ危ない!!」


ナマコは意識を取り戻すとそこには伸びてきたえいきの腕に掴まれたますこがいた


ナマコ「ますこ!?」


ますこ「こいつ…離れねぇ…」


えいきの腕はそのまま回転し、勢いよくますこを壁に打ち付ける


ますこ「がっ…」


次にナマコの視線に入ったのは壁に赤い跡を付けながらずり落ちてくるますこだった


ナマコ「…!」


えいき「分かっただろ…。これが【違い】なんだ。俺たちはもう、違うんだ…。」


ナマコ「…」


えいき「仕方ないさ。人間いつかは死ぬ。その時が今だったんだ。お前も早く…友達のもとに行ってあげたらいい。」


ナマコは空いた口が塞がらなかった。何故目の前に立っているこの男は、人を2人殺しておいて

平然としてしていられるのか。理解できなかった


ナマコは罪悪感と憎悪に飲み込まれる。


えいき「終わりにしよう」


この瞬間。ナマコには無かった潜在能力が、その憎しみから芽生える


ナマコ「もし、もし友達が殺されたら…どうする?」


えいき「…。昔の俺なら…どうしたかな。」


ナマコ「俺は…そいつをぶっ殺す…」


ナマコは鋭い目つきでえいきを睨みつける


そして冷たさだけが残った空気に、禍々しい怨みが覆い被さる


えいき「…なんだ…これは」


「まるで目の前に立っているのが、人間ではないような雰囲気…」


「…!?まさか…ありえない…生身の人間だぞ…」


えいきは驚愕した。生身の人間の身体から、何も改造されていない産まれた時からの身体が、変化しようとしていたからだ


ナマコの身体からは複数の触手が生えてきていた


ナマコ「これが俺の…」


えいき「馬鹿な…」


ナマコ「潜在能力だ…!」


そこにいるのは、人間ではなかった






ナマコ「超極海鼠…!」



続く

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