5.用意
これからは最後に執筆時間を書きます
あれから40分ほど北へ走った
そのせいで息はきれきれでたおれこんでしまった
スマホでミカンの居場所を確認するが動いてはいない
どうやら1時間で動き出すとは本当のことらしい
そろそろ動き出さないとすぐに追い付かれてしまう
俺はやらないといけないことがあるからな
おそらくこのゲーム常識的に考えればガタイいいミカンでは森のなかを駆けるのは難しいはずだ
それでもミカンが
このゲームを提案をしてきたということは何か秘策があるはず
あるはずなんだがその秘策が全く思い付かない
「なんなんだ。あいつの秘策は。」
それを思い付けないと多分勝てないだろう
秘策なしでもしこのゲームを提案してきたならかなりのアホでバカで今まで何を考えて生きてきたんだって話だかおそらくそんなことはない
「そのために先手を打つ」
逃げるだけだと埒が開かない
なのでこっちから仕掛ける
「原始的すぎるがな」
俺が用意したのはなんの変てつもない落とし穴だ
ひねりがないと思ったが短時間じゃこんなものしか作れない
天才中学生じゃないからな
常人程度の頭脳しか持ち合わせていない
リュックに入っていた寝袋を重ねた木の棒に被せて土や木でカモフラージュした
落とし穴の手順はこう
①まず落とし穴を登り下りできるようの梯子を作る
②何故かリュックに入っていた小さい園芸用のスコップで地道に掘っていく
③一メートルほど掘ったあとに近くにあった沼をいれていく
あとは蓋を閉めるだけだ
あとは穴の頭上に蔦で吊し上げた岩を用意している
かなりの重さがあるから当たったら気絶なりなんなりするはずだ
死んでしまったら困るが今はそんな余裕はない
蔦を離せば岩が落ちる算段だ
ここまでの作業で経った時間は2時間ほどだ
それにしてもミカンはどこだとスマホを見てみると
「なんでなんだ!?」
つい数十分前までは真逆の方向へと進んでいたはずなのに
急速な速度でこちらに向かっている
それになんでこんなにミカンのマークの進みかたがカクカクなんだ?
さっきまではぬるぬると進んでいたのに
あと数分でここにつく
作戦を何回も頭の中で繰返し確認する
動きやすいようにリュックの中身から簡単なものだけポケットにいれて
リュックを地面に置いておく
一応隠れておくバレずにやり過ごせればいいからな
ザクザク
「ここか」
「いるんだろ?そこに」
やけに楽しそうな声でミカンは言葉を放つ
(やっぱりだめか)
なんとなくわかっていたがやはりばれている
「ああここにいるぞ」
そういいながら木の影から姿を現す
「何か策があるんだな?」
「さあどうだろうな?」
俺は挑戦的な笑みを浮かべながら俺は言う
さあここからだ
これが成功するか失敗するかで今後の苦楽が大きく変わる
ここが正念場だ
「それにしても奏人一人で頑張ってなー」
光木が言う
「お前いたのか」
「ああ見てたぞ」
「...なんでお前はあんなことしたんだ?」
「...その事は本文で説明されるから!」
「じゃーな」
「おい、まて!」




