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代わり映えのしない毎日

代わり映えのしない毎日を送っています。昨日も今日もやっていることは同じです。明日も同じでしょうね。こんな暮らしをしていて私は大丈夫なのだろうかとときどき不安になります。生きていても死んでいるのと大差ないんじゃないかと不安になるのです。


このところ毎日曇っています。どんよりとして湿度が高く、気分も落ち込んでしまいます。私はひとりで街を歩きました。とくに楽しいことはありません。人々は私に関係なく行き交い、私は人々に関係なく不安なのです。


意味もなく電車に乗りました。何度か降りたことのある駅で降りて駅前の喫茶店に入り特においしくもないコーヒーを飲みました。いつもならコーヒーを飲めば気分が少しは落ち着くのですがこの日はそうではありませんでした。不安な気持ちで最後のひとくちをすすったとき、窓の外に雨が降っていることに気づきました。私は傘を持ってきていません。仕方なく、雨に濡れて駅まで歩きました。駅についたときにはびしょびしょでした。袖口から水が滴り落ちます。


帰りの電車はやけに混んでいました。こんな日にみんなどこへ行っていたのでしょうか。とても楽しそうな人たちです。私はびしょびしょのままそんな人たちに囲まれています。私の足元には水たまりができていました。電車がトンネルに入ると、曇った窓にぼんやりとした私の姿が映りました。


電車はいつしか海辺の駅に停まっていました。にぎやかな人たちはみんな降りてしまい、車内はがらんとしています。端の優先席におじいさんがひとり座っています。開いたドアの外、狭いホームの向こうに砂浜があり、穏やかな波がざわざわと寄せているのが見えました。夜が近づき曇り空は少し暗くなり、海は空を映して灰色です。海の向こうの岬には、ひとつふたつと明かりが灯っていました。


反対方向の電車が入ってきて、入れ替わりに私とおじいさんの乗った電車が発車しました。どこへ行くんでしょうね。聞いたこともない駅へ。電車はずっと走っていくみたいです。

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