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めしがうまかった
あいまいに
あわいに
落ちて
溶かされて
栄養になる
おいしいですか
☆
ポエムが誕生した瞬間に
あなたも生まれた
赤ん坊が泣くように
ポエムは書かれた
すべすべした肌に
ぽたりと落ちた水滴は
あなたの人生を
憂えるばかりの
ママの顔
みつめて
☆
クリームソーダがおいしいと
あなたが言った喫茶店
パソコン開いて作業ばかり
なにが楽しいのだろう
そんなことより田舎にでかけて
列車の窓から見上げた空の
青いことと
田んぼの緑色と
そこに住んでいる誰かの人生を思い
みみざわりなそのタイプ音を
あなたのその
音を
☆
めしがうまい
お姉さんは笑顔になった
食べ終わって外に出ても
顔がにやにやしたままだった
めしがうまかった
じつに良いことだった
にやにやしながら信号待ちをした
向かいから来たお兄さんが
いぶかしそうにお姉さんを見た
笑うのをやめようと思ったけれど
我慢しきれなかった
うふふ
とお姉さんは言った
めしがうまかった




