「どうにも止まらない」
個人的に、食べることは大好きです。
よく友達からも「食べ物にうるさいねー。」と言われます。
…誉め言葉じゃないのは分かってます。
(・±・)
和風な店に着くと、着物を着て白い前掛けをしている店員さんが声をかけてきた。
「いらっしゃいマせー。おいしい、ダンゴはいかがですかー。」
少しカタコトな言葉で、俺たちに話しかけてくる。
「“ダンゴ”一人に二つずつで、八つください。」
「ありがとウございマーす。80ドーです。」
お金は下から、
ドー
ギン
キン
サツ
である。
1ドーで、東の方で言うと100“円”くらい。
「兄さんよろしく。」
「はいはい。」
アレグムが店員さんにお金を渡す。
“ダンゴ”が出来るまで、俺たちはテントの近くにあったベンチに座って待っていた。
テントの中からは、嗅いだことは無いけど、美味しそうな匂いがしてきた。
「どんな食べ物なんだろう、楽しみ!」
ワクワクしている様子で、ヘレナが足を揺らしていた。マイトに関しては、
「やべ、ヨダレが…。」
食べる前からこれだ。
「おマたせいたしマしたー、こちらになりマーす。」
テントから、先程の着物を着た人が一枚の皿を持って出てきた。皿の上には、丸いものを串で刺したものがホカホカと湯気をたてて乗っていた。
「へぇー、これが“ダンゴ”かぁ。」
皿を受け取り、ベンチの上に置いてから俺たちは一人一本ずつそれを手にした。
「のどにささるかも、しれないので、おきをつけくださいー。」
危なっ!!気を付けよう。
まずは、刺してある四つのうち一つを食べてみた。
「んん!おいしい!!」
モチッとしてて、ほんのりと甘い!いつも食べてるスコーンとは違った味、食感だった。
他三人も同じように気に入ったらしく、頬を緩めながらパクパクと食べていた。マイトに関しては、もう二本目の最後の一個である。
「よし、おかわり!」
「よし、じゃねーよ。もっと味わって食べろ!」
俺がマイトに注意していたのに、次はヘレナが、
「うん!おいしい!おかわり!」
これである。
ああ、これはもうだめな感じだな…。
結局、マイトとヘレナだけで30本食べていた。
そして、彼らの食べる道は終わらなかった。




