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闇の王子、影の王子  作者: チェル
二章───町の少年R編
42/79

「すぴーきんぐ、りーでぃんぐ」





しばらくして。


俺たちは食べ物屋が多い辺りへたどり着いた。

見回してみると様々な種類の麺類、パン、野菜。そしてこの国にはない食べ物までが揃っていた。

すごい品揃えである。


「おぉ~、いろんな店があるなー。」


マイトは、嬉しそうにキョロキョロとしながら言った。


「とりあえず、軽いものから食べて回る?あ、ほら。あそこにある“ダンゴ”とかは?」


俺は少し行ったところにある、和風な店を指差した。

テントの近くではためいている旗には、漢字で『餅々(もちもちや)』と書かれていた。


「あれ、何て書いてあるの?」


ヘレナが店の方を見て、うーん、と唸っていた。

俺は読めるので、読み方を教えてあげた。


「あれは“もちもちや”って書いてあるんだ。たしか、此処からは遠い東の方の国のものだったはずだよ。」


「へぇー!そうなんだ!」


嬉しそうでなによりである。


「お前、どこでそんなもん知ったんだ?」


と、マイト。



不味い、感覚が鈍ってた。普通じゃそんなもの読めるわけもないのに。

…というか、俺自身どこで覚えたのか、分からない。


とりあえず、どことなく返事をする。


「本で読んだんだよ。家にあってさ、そういうの。結構あっちこっちを転々としてきたから、その時に手に入れたのかも。」


ちなみにそんな本は城にはない。あるのはあまり東の方ではない、少し手前の東の国のものまでである。


「物知りなんだね~。」


染々とヘレナが言う。


「いやいや、そんなことないし。とりあえず、あそこから食べようよ!」


「それもそうだ。俺、ああいうの食べてみたかったんだ。」


アレグムも少しうきうきしていた。


俺たち四人は、『餅々屋』へと歩き出した。





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