姉妹とは!?
「おつかれーっす」
「お疲れさまですーっ!」
とある日の放課後。俺は珍しく同じ時間に授業が終わった蜜柑と共に部室に行くと、既にコハルと玲羅、愛羅、そして本来は居ない筈の…カオルさんが居た。…制服を着て
「あ、おつかれぇあっちゅん♪」
「…何で制服なんすか…。それに、カオルさん大学は…?」
「今日は大学の講義おやすみだからぁ、遊びに来ちゃったぁ♪」
「…淳さんが言いたいことは分かります。妹としてもさすがに卒業した姉が制服を着てると言うのは…」
コハルが頭を抱えている。…まぁ、カオルさんの様な人を姉に持つのは苦労するよな…
「…でもすごいねー、今日は兄妹、姉妹祭りだ!」
なんか愛羅が感動している。…なんだその祭り、誰得だよ
「…でも、姉さんの言う通り。河内家、桜家、夜羽家の兄妹、姉妹だけが集うのは珍しい」
玲羅は感心したような言い方をしている。…確かに珍しいな。そしてこうしてみると…
「「…?」」
どの姉妹、兄妹も似てない。まぁ似てない。そして性格もまるで似てない。…うまいこと出来てるな
「でも桜姉妹の能力は意外と似てるっすよね」
「そうかなぁ?コハはものすごぉく頭が良くて、運動も炊事もお洗濯もお掃除も…なんでも出来ちゃうけどぉ、私はそんなんでもないよぉ?」
「何を謙遜するんですかお姉さま。お姉さまも文武両道、人の鏡ではありませんか」
…
「何を姉妹同士で謙遜しあってるんすか!?」
「本当ですよ!!私たち夜羽姉妹は謙遜し合うところなんてないんですから!」
無駄に愛羅が胸をはっている。それに対し玲羅はさらに冷たい目線で
「そうですね。姉がふがいないぶん妹が頑張らなくてはなりませんから」
といい放った。…相変わらず厳しいこと言うなぁ…
「そう考えると、ショー部に所属する長男、長女はポンコツだと言う仮定が成り立ちそうですね」
するとコハルがとんでもないことを言い出した。…ちょっと待て
「それは俺もポンコツだと!?」
「違うんですか?淳さんって主人公スキルこそ持ってますけど、基本平凡じゃないですか」
「ぐ…」
確かに平凡だけど…なんだよ主人公スキルって
「悪いが、ポンコツなのは蜜柑だ。こいつは何も出来やしないんだ」
「な、何も出来ないわひどいよ!!私はそんなにポンコツじゃあ…」
「だが、前回の学力テスト最下位だったろ?」
「はう!?」
「成績表見たが、赤点ギリギリだろ?」
「うぇう!?」
「近々体育祭あるが、あまりにも運動神経悪くて競技に参加させてもらえなかったろ?」
「おぅ!?…うう…」
完全に蜜柑がしょげてしまった。…まぁ、事実だし
「でもこんな感じの集まり方も珍しいでしょうから、このまま部活しますか?」
「それはいいねぇ~♪私もご一緒だよぉ~♪」
そしてそのまま俺たちは何の目的もなく駄弁るのだった…




