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執事vsお嬢

「…こんちわ「何で貴女はそういう言葉しか選べませんのっ!?」


「私はそういう性分ですので、文句は受け付けませんよ」


「だからと言って、いくらなんでもそれはないですわ!」


「…あの~」


とある日の放課後、俺はいつもと変わらず部室に足を運ぶと、今日は憐香と奏夢さんが居た。奏夢さんはうちの部の保護者みたいな感じなので、自由に出入りが出来るのだ。ただ、問題はそこでは無く…なんで喧嘩をしているんだ…?


「あ、これは淳様。お見苦しい所を失礼しました」


「…淳…?」


「あ、あぁ…。どうしたんすか、そんなに喧嘩して…」


「え?私は喧嘩をしてるつもりはありませんが。ただ、馬鹿が騒ぐのをなだめてるだけで…」


「その物言い、ほんっとに気に食わないですわ!!まるで私が悪いように言ってくれるわね…」


「いや、憐香が悪いんでしょう」


「きぃーっ!!聞き捨てなりませんわっ!!」


…憐香の怒りの火が全く鎮火しそうにない。だからおれはとりあえず冷静な奏夢さんに話を聞くことにする


「…何を憐香はそんなにキレてるんすか?」


「あぁ…、いや私がですね、しばらく振りに休暇をいただきまして休んでいましたところ、この馬鹿は何を思ったかなぜ私を置いていくと言い出しまして」


「…はぁ?」


…うん、聞くんじゃなかったな。俺がどうこう出来る問題じゃねぇ


「当たり前でしょう!!執事が仕える人間を置いて勝手に遊びに行くなんて許されると思って!?」


憐香は声を荒げながらそんな事を言っている。…無茶苦茶な物言いだなオイ


「はぁ、私には自由とかプライバシーは無いと?法律に守られた国にはあり得ない発言ですね。私びっくりです」


奏夢さんは淡々と、ただ憐香の感情を逆撫でするように言い返す。…こりゃ、長くなりそうな…


「私は別にそちらを度外視してる訳じゃありませんのよ!?ただ、私は奏夢のやる事が気になったから、私も誘いなさいと…」


「それがおかしいと言うことにまだ気付きませんか。大道寺家の娘とあろうお方が、情けない限りですね」


「なっ…今大道寺家は関係ありませんわ!!私は貴女に私を楽しませなさいと命じたのですから、そうすればいいんですわ!!」


「私、まだ暇を頂いてる身ですので、拒否させていただきます。馬鹿の相手も疲れるんですよ?」


「…私の言うことが聞けないのなら、一生の暇を差し上げてもよろしいのよ!?」


…なんか話がでかくなってる気がする。そうなったら奏夢さんが困る…


「そうなった時は、別のお宅に雇っていただきます。私こう見えて、結構何でも出来ますので」


…さらにでかく出たな、奏夢さん。奏夢さんは胸を張り、得意気に憐香を見る。憐香は唇を噛みながら睨み付けている。…はぁ…


「…あの、二人ともヒートアップするのはいいんすけど、そういう内輪ネタは内輪だけでやってもらっていいっすかね?」


「淳!!貴方この話に水を差すおつもり!?」


憐香が話を止めようとした俺に牙をむく。奏夢さんも不満そうな顔をしたが、俺が一度首を軽く左に向けると、俺が今間に入った意図を理解してくれたようだ


「…馬鹿お嬢様」


「馬鹿は余計よっ!!」


奏夢さんは俺に代わり、告げる


「淳様のいう通り、ここで話は一旦止めましょう。…他の皆様もいらっしゃってるようですし」


「…え!?」


憐香と奏夢さんが見た先…部室の入り口付近には風、蜜柑、コハル、玲羅、愛羅が居た。…皆、気まずそうな顔をしている


「…とにかく、憐香ちゃん?一旦落ち着こう?ね?」


風が憐香をなだめる。憐香はそれで顔を真っ赤にしながらも…


「わ…分かりましたわ。この話は家に帰ってからでよろしくてよ…」


とだけ奏夢さんに言った。奏夢さんは笑顔で答える


「はい、分かりましたお嬢様」


「…」


今日、憐香はそれ以降奏夢さんとは顔を合わせなかった。…ま、多分うやむやになって終わるんだろうな、この話


そしてとりあえず平凡な部室になった所で俺達はいつもと変わらず駄弁って、帰った。今日もショー部は、ゆるぐだです



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