ぷち、ぷち…ぷち…
「…ぷち、ぷち…ぷち…」
「お疲れさまで…って、今度はなんなんすか。皆目が死んだ魚のような感じになってるっすよ?」
とある日の放課後、俺はいつも通りに部室に行くと今日は全員揃っていた。だが何か皆があのぷちぷちしーと(仮)のぷちぷちを潰していた。…何の儀式?
「あ、河内君お疲れさまっ」
その魔力にとりつかれてないのは暦先輩だけだった。暦先輩は何やらジグソーパズルをやっている。とりあえずぷちぷちしーと(仮)の魔力に取り付かれた人たちに話しかけても意味無さそうだから、暦先輩に話しかけることにする
「お疲れっす、暦先輩」
「今日は少し遅かったんだねっ」
「まぁ、別に忙しくもなかったんすけどね、なんとなくこの時間に来てみたっす」
「これで私はぷちぷちしーと(仮)の魔力に取り付かれなくて済むよっ」
…どうやら、取り付かれそうだったらしい。良かった、今来て
「…何で皆、こんなことをやりだしたんすか?」
「発端は朝野さんがぷちぷちしーと(仮)を持ってきた事から始まったんだけどっ。ぷちぷちしてるうちにっ、何かどんどんそれに飲み込まれていってっ、気が付いたら全く言葉を話さなくなっててっ」
…恐るべし、ぷちぷちしーと(仮)
とりあえず、このままにしておくと自分も取りつかれそうな気がしたため、何とかやめさせようとするが…俺が話しかけても
「…ぷち、ぷち…」
という音と、独り言が返ってくるだけだ。…怖いなおい!?
「暦先輩、いつもの調子で喝入れたら皆も目を覚ますんじゃないっすかね?」
「わ、私もそう思って声をかけたんだけどっ、聞こえてないどころか、めっちゃ無視されてっ…」
…ブラック暦も、無視されると効果無しですか、こりゃもうどうしようもないな
「さ、最後の手段があるけどっ」
だが、暦先輩は最後の手段があるらしい。…まぁ、別にこのままぷちぷちしーと(仮)に取り付かれたまま話終わってもいいけど、なんかそれじゃ読者に怒られる気がしたため…
「じゃ、その手段やってみてくれます?」
頼んでみる。すると暦先輩の表情がすごく怖くなる。…あれ、ブラック暦ですか?通用しなかったんじゃ…
だが、そのブラック暦は風の近くにあったぷちぷちしーと(仮)の大部分の方を持ち…
「ちまちまちまちまやってんじゃねぇぇえっ!!」
…すごい勢いで、ぷちぷちしーと(仮)をひねり、潰した。…うわぁ…豪快
「「はっ!?」」
だが効果はあったらしい。そのもうぷちぷち出来ないぷちぷちしーと(仮)を捨てると、皆の顔に生気が戻った。…え、原因はこの大部分だったの?
「よ、よしっ。これでOKですっ」
暦先輩はいつもの状態に戻り、なんかガッツポーズをしている。…まぁ、何はともあれ解決か。…ちょっとぷちぷちしたかったかも…




