第34話 エピローグ これからも一緒に
『世にも恐ろしい事件が起こりました! 日本が世界に代表するクランの1つ『フレア』のリーダー天照陽光さん。人気アイドル探索者宵宮カノンを殺害しようと、毒沼アキラ容疑者たちは……』
警察、自衛隊、テレビ局あらゆる組織が渋谷ダンジョン入り口へと集まって大騒ぎになっている。
アキラたちに悪行が日本中……いや、世界同時配信によって世界中に拡散していく。
「…………大事になってしまいましたわね」
「政府側が大事にして、太陽宝玉の件を揉み消す気なんでしょう。俺たち以外に見えないのにさ」
俺は《《本物の自身の》》右腕に持っている「星玉」を太陽へと掲げて告げた。
〖ピヨピヨピヨピヨ〜! アホな連中ピヨ。 太陽宝玉は陽光にしか扱えない物を求めるとは知らず、哀れピヨ。人間は愚か者ピヨピヨ!!〗
「……雛鳥。貴方って本当に性格が最悪ですわね」
〖ピヨ? 小娘だけには言われたくないピヨップ〗
「なんですって! 雛鳥のくせに!ですわ」
〖なんだピヨップ! 小娘の分際で!!〗
宵宮さんとスザクのいつものバトルがスタート。
「クスクス……それにしても良かったの?マスター」
「ん? なにがさ、アリア」
「私を渋谷ダンジョンの探索者協会だったかしら? その組織に渡さなくて」
「うん。それは許可をもらってるよ。その他もろもろも、今は凛とマリアさんが当たってくれているからなんとかなるし。君は俺の仲間だしね。これからも俺と一緒にいてほしいかな」
「………クスクス。マスター、そういうのはサブマスターにこそ、言ってあげた方がよくてよ。ほら、サブマスターったら、頬っぺたを膨らませて怒ってるもの」
「え?……宵宮さんが怒ってる?」
宵宮さんを見た。ニコニコしながらキレているね。
「天照さん! 私も仲間ですわよね? なぜ、アリアさんだけにそのようなことを?」
ジリジリと、俺に近寄ってくる宵宮さん。怖い……
「い、いや。それは……それは勿論だよ! 俺は渋谷ダンジョンを再攻略すると決めた時、どんな手を使ってでも彼女を五体満足の無事の状態でダンジョンから帰還させると、心から誓いを立てたんだからさ」
「…………天照さん」
俺は宵宮さんと静かに見つめ合う。
〖ピヨ? 修羅場ピヨか? 修羅場なんだピヨ?〗
「クスクス〜! スザクちゃん、ステイよ。意識を失っていなさい」
「グエップ!?」
スザクはアリアに体を雑巾のように絞られて意識を失い。
「……そんな相思相愛だなんて、それでは! これからハワイへと参りましょう! 旦那《天照さん》様」
「は? ハワイ?」
「はいっ! 天照さんと私は、今回、お馬鹿《アキラ一味》が引き起こした殺人未遂の被害者。マスコミも絶対に放っておきませんわ。なので、騒ぎが収まるまで、旦那様は私とハワイでハネムーンですわ! それでは、善は急げですわ〜!」
「ちょ、ちょっと待ってよ! なにさ、その超展開? ハ、ハワイって、アメリカ最大級のダンジョンがある所じゃないか〜! 宵宮さーん!」
「クスクス〜! ハワイですって、スザクちゃん。楽しみね」
〖あ、暑いのは苦手ピヨップ〜!〗
「ニンニン! 主様。どこに行かれるのだ?」
「陽光様? 宵宮様! 陽光様をどこへ連れて行く気なのですか! お待ち下さい〜!」
こうして俺と宵宮さんは、ハワイにハネムーンに行って、幸せな新婚旅行に旅だったんだ。
〖ピヨ…………そういえば、陽光の右腕を治すのに魔力が足りなかったから、勝手に陽光と小娘の力を魔力に返還して治したのまだ説明してなかったピヨな。………ま、まぁ、後で2人が機嫌が良い時に説明すればいいピヨップッ! ピヨピヨピヨピヨピヨ〜! 渋谷ダンジョン! 攻略完了ピヨ〜!〗
◇
天照陽光
レベル1
スキル 模倣 黄金太陽の右腕
宵宮カノン
レベル1
スキル 福音 最愛妻
人魚のアリア(アリスドール)
レベル1
スキル 無し
魔法 天照と宵宮の魔法の上級者魔法まで使用可能
凛(忍者)
マリア(メイド)
スザク(不死鳥の雛鳥)
レベル10
スキル 隠密 物真似 治癒 変身
再生(限定条件あり)
◇
(渋谷ダンジョン編 終了)




