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これ、お客さんは大喜びだろうねえ。でもねえ、ピアニストや作曲家は、、

きょうはララモエラーの担当でーす。ベーグルはもう食べ終わりました。


よいしょっと。


ふつかまえクライバーン国際の要綱が出たと、めっちゃむずかしいと。


それ以上に気になる点ってのもあったんですよ。


1、チャイコフスキーの一番とラフマニノフの二番の協奏曲が同時に選べないようになっている。


これ、目立ちませんけど、重要な改訂だと思いましたん。いままで、何千人がチャイコフスキーの一番とラフマニノフの二番で受けてきました?いや何万人かな?


出来なくしてやるってのは、ちょっとびっくりしましたね。アメリカって大衆迎合の国ですよ?大衆に迎合する要素を削除してやるってのは意外に映りました。


2、ガーシュインとバルトークが公式に参加。あと、協奏曲のセレクトリストがここまで広く出たのは今回が初。


著作権対策も終わり、ついに正式にこの両者がアメリカのコンクールに登場いたしました。バルトークの三番を演奏してコンクールのファイナリストになったケースは『蜜蜂と遠雷』のようなフィクションではあっても、現実ではファビオ・ロマーノがリヒテル国際コンクールに乗り込んできたときくらいしか知りません。(このとき彼は4位)


ガーシュインも、わたくしが知っている限りではラプソディーインブルーを弾いて優勝したってケースはないと思うんですよね。これから出るんでしょうか?もちろんクライバーン国際が想定しているのはグローフェ校訂版でオリジナル版ではないはずです。


セレクトリストがここまで広いのは前代未聞です。おそらくは、アメリカ合衆国で行われたコンクールとして、もっとも広いセレクトリストである可能性があります。テキサスに住んでる人も、1945年までの音楽史ならオーケーと。そういうことです。


3、モーツァルトの第26番がカット。


えーーーーーー。


何でそんなことするんでしょうか?フンメル版のパートを使ってくださいで対応可能だと思うのですが、第26番にうらみなんかあるのんでしょうか?ここらへんよくわかりません。


あと9が毎回はいるのも個人的には違和感があります。誰がクライバーンで9を選択するのでしょうか?


この「ジュノーム」、なんとヨーロッパでは人気があり、かつて2000年代のエリザベート国際では定番でした。しかし、これ、有名すぎましてねえ、、点が辛くついちゃうんですよねえ。


なかなか嵌らないんですよねんねん。モダンオケでこんなのをやるな、ってすらあっーしゅさんみたいな強硬派もいますが、いっそのこと、弦楽器は全部カーボンボディにしてみたらいかがでしょうか?


15と19だけが選ばれているのもなんかよくわかりません。単純にピアノパートの音符の量で選んだんでしょうかね。それならクライバーン的といえる。


でですね。


お気づきの方もいると思いますが、


ここまでして力強い保守主義を掲げることに何の意味があるのか?ってことなんですよ。


2021年にですよ?


「どうだあ!保守主義が勝ったんだ!ざまあみろ!」ってことでしょうか?


わたくしはあ、2017年の酷く貧弱な要綱にうんざりしていたのでえええ、2021年の新要綱で喜んでるんですけどお、、


この手の保守主義にうんざりだって人も、多いと思うんですよねえ。


著作権対策だからしょうがない?それは建前ですよ。(きっぱりっ)


インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクールは毎度のようにバーバーやコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を課題にしているのですから。


もうちょっとなんとかならないかってことです。


じゃあどうしたらよいのかって?


ファイナルは、片方のピアノ協奏曲を、アメリカ人のにすればいいんじゃないでしょうか?


それでなんか問題ありますかねえ?ちょいびきのハフさんの委嘱作品すら不要に思いました。


例えばですね、著作権料も払えないくらい貧乏なコンクールならともかく、クライバーン国際は信じられないくらいの札束ビンタオリンピックになることで有名ですからあ、出版社と作曲家本人に払えるのは間違いがありません。


アメリカ人のピアノ協奏曲って結構ありますよ。ものすごいあると思うんですけど。


そのものすごいある作曲家の中の一人、それも生涯に7曲(うち二つは二重なので対象外ですが)書いた作曲家に、エリオット・カーターさんって人がいました。


Xさん、せみころーんさん、ころーんさん、わたくし、そしてすらあっーしゅさんのいずれも、カーターさんを全肯定している方は一人もいません。


しかーし


全否定している人もいない!


ここらへん、アメリカの保守主義はすごいなあと、深く痛感してしまいました。


一番肯定度の高い人はだれか、、、、それはどうも、、、わたくしってことになっちゃうんですよね。なんででしょうねんねんねんね。


それは、彼がアメリカの作曲家の中でも、ヨーロッパに売り出されるまで、かたくなに正論で生きてきたからではないでしょうか?


こういう正論こそ芸術って人、そういう人が異常に多いのがクライバーン国際なんですよ。でもカーターの協奏曲はまだどこのふつーの国際ピアノコンクールにも採用されていません。(オルレアンはオーケーらしいんですが、弾いて優勝した人っていたかな、、、、?)

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