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お客さん、この異世界じゃなくても別の異世界でも同じ体験ができますよ!

タイトルだけ思いついただけで、なにも考えてませんでした。このままで投稿しようとしたところ、200文字以下はダメだといわれました。


この、小説家になろう、ってのは字数制限があって200字以下だと投稿が不可能です。


これはおかしな話です。200字を切った文字の創作は文芸ではないという事なのでしょうか?わたしはそうはおもわないのですが。


日本の芸術はとにかく字数を確保する、長さを確保するという教育が蔓延していると考えています。このサイトも実はそうです。フレデリック・ショパンさんのエチュード「黒鍵」はわずか1分40秒です。ブライアン・ファーニホウさんの「アダジシモ」も同じくらい。南聡さんの「around LA」が1分。こういうミニチュア音楽が日本の歴史に残ることはほとんどありません。


日本で行われる吹奏楽の公募も「3分以上」を維持するように設計されていて、1分だと譜面審査で落ちます。この「長さを確保する弊害」を最初に指摘したのはピアニストで作曲家の木村雅信さんです。


この「とにかく長さが必要だ」という宗教はいつから日本に入ってきたのでしょうか?もう1000年前には源氏物語でありました。そのもう少し前にペルシャ人が日本に流れ着いている。ひょっとするとイスラム教の影響かもしれない。確かにイスラム系の作曲家で一分そこいらで決めてる人は見たことがありません。


話を元に戻します。


「ジェネリック創作」あるいは「ジェネリック〇〇(〇の中にはなんでも入る)」というキーワードが新世代オタクと旧世代オタクの切れ目ではないかと思ってます。


近年では「オタクの時代はもう終わりだ」「萌えアニメってのも飽きてきたよね」「エロゲーメーカーが続々つぶれる」「凶作レヴェルの今期アニメ」などという言説ももう珍しくありません。何かが変わったのは間違いありません。しかし、何が変わったのかと問われると、それに回答することは極めて難しいのです。


最近になって「おジャ魔女どれみ お笑い劇場」という20年以上前の作品のリメイクが横行するのも、ジェネリック創作の特徴だと考えてます。世界観を完全に書き換え「お笑い劇場」にしてもかまわない、という企業倫理。


私はこのお笑い劇場の意図を十分に理解できないのですが、同じように理解できない人が多くいたので助かりました。私が年を取っただけ、と解釈されるかもしれませんが。


「スタートゥインクルプリキュア」で「2桁の計算できるルン⁉」とかやってるのも、じつはこれドラえもんからの引用です(高校で割り算を教えているとかいうあれ)。


現代音楽の世界では、すでにジェネリック創作は一般化しております。ポール・グリフィスさんはクラウス・ラングさんの創作をジョン・ケージさんと絡めて論じましたし、オランダの放送局は「パパディミトリオウの『黒と白』はクセナキスの『エオンタ』と似てますねえ!じゃクセナキスをかけましょう」と堂々と電波に乗せておりました(こんなのいいのかよ)。


レフテリス・パパディミトリオウさんはギリシャ初のガウデアムス国際作曲賞の受賞者で、ピアノとオーケストラのための『黒と白』は受賞作。該当音声ファイルもsoundcloudにあるので聞いてみてください。


この小説は成人描写もないし、露骨な人格攻撃もないので誰でも読めます。対象年齢は高校生程度だと思っていますが、最年少の読者は何歳になるでしょうか?それが楽しみですね。

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