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幼馴染から貰った魔法がチートすぎる  作者: 作者
4章 放浪編
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60話 移動、休憩、移動


魔列車に乗り5時間。

僕らはチョコ様と出会った街に戻ってきた。


「おぉ。お前らどこにいってたんだ?」

「あ、カレーさんこんばんは」

「おう、こんばんは」

「ちょっと竜の山にいって古龍退治にいってきました」

「古龍退治!?」


カレーさんはオーバーリアクションだな…


「結局古龍はいませんでしたけどね」

「よ、よかったな。まぁ、ここにいるってことはそうか…そうだよな。古龍になんてあったら生きてないよな」


説明するのもめんどくさいしそれでいいか

自分から話をふっといてアレだけど…


「そうですよ。古龍になんて会わなくて助かりました。

でも、ダンジョンで魔物を狩れたのでソコソコ儲けられましたよ」

「おお、よかったな! それより、そちらのお嬢様は?どっかで見たことある気が…」

「気のせいですよ。明日は早いので僕たちは宿を見つけて休みたいんのでそろそろ行きますね」

「お、おう。それなら駅の前に立ってる建物がホテルだぜ」

「ありがとうございます」


チョコ様は帽子付きのローブを羽織り、パフェさんは冒険者用の皮鎧を付けている。

一応、冒険者一向のつもりだ。

事前にパフェさんの実家のホテルで作戦を立ててきた。





「現在の王都の状態がわかりません。

しかし、私が逃げ出してからすでに10日近くたっています。仕方ないとはいえ時間をかけすぎました」

「そうですね。すみません」

「いえ、ソラは謝らないでください。おそらくあのまま魔王に挑んでも勝てなかったでしょう。

ならば、少しでも勝機を上げる為に戦力強化は必要でした。」

「まぁ、そう言ってくれるんら…」

「で、ココからが本題なのですが…パフェさんアレを」

「はい。チョコ様、お持ちしました」


パフェさんが冒険者用の防具が入った木の箱を持ってきた

いや~。力持ちだね


「私達は冒険者に変装して王都に行きます」

「僕はすでに冒険者ですけどね…」

「まぁそうなんですけど…えっとですね。現在、王都は魔王軍と戦闘になっています」

「ん?それはいつの情報ですか?」

「先ほどこの街の冒険者ギルドに情報がありました」


パフェさんが捕捉してくれる…

魔王も一人で戦っているのではなく自分の軍隊があるのか、現在はその魔王軍の戦闘になっていると…

しかも朗報として現(・)在(・)も(・)戦(・)闘(・)に(・)な(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)

つまり、まだ王都は落ちていないらしい。

今朝、冒険者ギルドの緊急依頼として張り出されたらしい

『現在王都にて魔王軍と戦闘中。冒険者は応援頼む。報酬多額』と…


「では、僕らも冒険者として王都に行くんですね」

「えぇ。さすがに女王として王都に向かったら魔王軍に狙われてしまいますかね」





で、僕らは冒険者用の魔列車でこの街まで戻ってきました。

さすがは冒険者専用の列車、美人二人を連れた少年ってことでチョイ悪系の酔っぱらい冒険者に絡まれましたよ。


「おい、そこのねぇーちゃん。そっちのチビの相手なんかせずにこっちで楽しいことしねーか?」


で、でたー。

よくある奴ですね!

で、僕が言い返そうとしたら、それよりも早くパフェさんがキレて男冒険者の頭をつかみ列車の外に放り投げてましたよ。

パフェさんの沸点がよくわかりませんね。





そんな感じで僕らは街に入り、カレーさんおすすめのホテルに入った。

完全に場違いだね。わかってるのかなカレーさん。僕らは冒険者の恰好ってこともありなんだろう…

あ、あれだ!コスプレイヤーですね!

ちょっと恥ずかしがりながらホテルの部屋を借りようとするが…


「すみません。ただいまほぼ満室でした。一部屋しか相手おりません。よろしいですか?」

「どうしましょうか?」

「構わないは。それでお願い」


と、まぁ1部屋を借りた。

それでいて3人分の料金を取られたのだからいい商売してるね!

・・・って

部屋の中に入ってびっくり。

でっかいベットに枕が三つ。

あ、そう。そう言う部屋ね

おまけにお風呂がガラス張り…


「そう言えばココのホテルは私の実家の系列でした…」

「やっぱり教会いきますか?」

「それはダメですよ。あの教会のシスターには私の顔がばれています。女王ってばれてしまいますよ」

「そうですか…

では、僕はカレーさんにほかのホテルがないか聞いてきますね」


ガチ


「「まって」」

「え?」


なぜか二人に両腕をつかまれた。

チョコ様はまだしもパフェさんまで?


「べ、別に私はいいわよ。前にもみたでしょ?」


はい、ばっちり見ました。ナイスバディでしたね。

今でも思い出すとハァハァ・・・って何言っとんねん


「ここでソラさんが別のホテルに行ったら怪しまれます。ですのでここは諦めましょう」

「え?・・・え?なにを」

「私達にはなすべきことがあるんです。チョコ様は女王。どんなことをしても国を救わなければなりません。私も仕える身として同じ気持ちです。

ですので、今魔王を討伐できるソラ様が望むのでしたら甘んじて受け入れましょう

今はわがままを言っている場合ではないのです。少しでも魔王討伐の可能性が上がるのでしたらそちらを選びます」


・・・ん?

え?

あ、そう言うこと?


「チョコ様もそれでいいですか?」

「えぇ。仕方ありませんね。私を初めてを捧げて国が救われるなら私も本望です」


いや、チョコ様満更ではない顔してるし。


「ですのでソラさん?この部屋でいいですよ?」

「あー。まぁ、するしないは置いといて、王女ってことがバレる危険性ってのはわかりました。

今夜はこの部屋ですごしましょう」


いや、よく考えたら1週間同じ場所で寝泊まりしてたじゃないか

さすがにお風呂の時は僕と黒龍老人は別の場所に修行に行っている間に済ませてもらってたけど…

そうそう、今更一緒にねるのが1泊増えたくらいで気にする必要はないよね?


「僕は先にシャワー浴びちゃいますね」

「は、はい」

「私たちは?」

「え?向こう向いててよ。見ないでね」

「む」

「・・・」





いや、めっちゃ見られましたよ。

二人に。

14歳の体を見て何が楽しいのだろう?

こちとら必死に意識しないようにするのが大変でしたよ

平常心、平常心…

シャワーを浴びて、寝間着に着替え布団に入る

・・・

なんか周りから聞こえるけど気のせい、気のせい

聞こえないふりをして布団を頭からかぶる…

あ、ベットふかふかだ…

心地よくなってき…た…


僕はそうして意識を手放してしまった…




・・・朝日で目が覚める。

あれ?

旅の疲れで寝入ってしまったようだ。

僕としたことが…せっかくキャッキャフッフフが待っていたのに…

横を見るとチョコ様とパフェさんが二人で抱き合って寝ていた。

あ、そう言うのもあるのね。

二人を起こさないようにベットから出てシャワーをあび…

あれ?昨日は寝間着を来たようなきがしたが、服を着ていなかった。

脱がされた?

…触れないでおこう。


シャワーを浴びて動きやすい服装に着替えて外にでる。

毎日の日課のトレーニングだ。

なんだかんだ言って、父さんに走るように言われてから基本的に毎朝走っている。

魔力操作のトレーニングをしながら2時間くらい外を走る。

周りに通行人が増えてきたことを感じてホテルに戻った。


「あ、お帰りなさい」

「ただいま。パフェさん、おはようございます。チョコ様は?」

「今、シャワーを浴びてるわ。見る?」

「見ませんよ」

「そうですか?昨日はよく観察させていただいたのでお礼くらいはしようと思ったのですが」

「・・・」


あ、やっぱ見られていたのね


「お礼って、パフェさんがしてくれるんじゃないですか?なぜにチョコ様?」

「いや、私よりもチョコ様の方がスタイル良いからそっちが見たいかなとおもいまして」


チョコ様がボンキュボンに対して、パフェさんはスレンダーな感じだ。

でも、決して貧相ってわけではなく鍛え上げられた細さ?というのだろうか?スタイル自体はパフェさんも良い方だと思う


「そんなことないです。パフェさんも綺麗ですよ」

「あら?そう言ってくれたうれしいは。でも、私よりもチョコ様を構ってあげてください」

「え?どうしてですか?竜の山に向かう前は反対していたじゃないですか?」

「そうなんですけどね…昨日もなんですがチョコ様自身かなり精神的に疲れてるみたなのよ。

以前はしょっちゅうセクハラ発言してオチャラケタ感じだったのに、ほら?最近そう言う発言もないでしょ?

一応、国の王族として責任を感じているのよ」

「はぁ、そうなのでしょうか?でも、それとチョコ様を勧める理由はいまいちわかりませんけど…」

「チョコ様自体政略結婚みななものですからね、お互い恋愛感情なんて一切なかったのよ。

それで、今こんな状態でしょ?だったらいっその事、一冒険者に抱かれてチョコ様も冒険者になっちゃった方が楽なのかなって思って…」


女王チョコを捨てて、1冒険者として聖女チョコになるってことか?

いや、聖女ってのも破棄したいのかもしれない。


「なるほど、でも、本人はどう思っているんですか?」

「さぁ?見てて気づかないですか?」

「まぁ、お察し程度には…」


1週間竜の山で一緒に野宿をしたけど、明確に襲ってくるってことは無かった。

しかし、その襲わない理由はおそらく嫌われたらどうしよう?とかそう言うものだろう。

だって、毎日寝る時にすごく寂しそうで不安な顔をしていたし。

朝挨拶をしたら頬を染めながら嬉しそうに笑う。

いつも何か言いたそうで、言わない感じだった。


パフェさんが言った通りチョコ様も自分の責任を放棄したいのだろう。

しかし、無駄に責任感が強く放棄できない。

自分を王都から逃がしてくれた国王に感謝してしまったのだろう。

そんな国王を裏切りたくない。でも、国王自身には一度も優しい対応をされてないのかもしれない…


「乙女ですね」

「それを僕に言わないでください。同意を求めているんですか?」

「いえ、あんなチョコ様をよろしくお願いします」

「何言ってるんですか?パフェさんのこともきっちり守ります。相手が魔王だったとしてもね」

「ありがとう・・・ございます」

「いえいえ。その代りパフェさんはいつも僕らを補佐してくれますからね。僕が命に変えても守りますよ。そうですね、『王都に戻ってこなければよかった』って後悔はさせないようにします」

「そうですね。お互い後悔しないように頑張りましょう」

「はい」





その後、チョコ様がシャワーを浴び終わるのを待って、冒険者用の装備に着替えホテルを出た。


「では、行きましょう」

「はい。」

「必ず守り抜きます」


僕らは王都行きの魔列車に乗り込んだ。

冒険者として魔王討伐隊に志願した。

この街から王都までは西に300キロの位置にあるという。

魔列車で3時間の距離だ。

魔列車内で襲われないことを祈る。


魔大陸は基本的に魔力が枯渇している。

それは各町にある魔力吸収装置で町周辺の魔力を吸収しているので街は魔力で潤い、逆に街以外は魔力がほぼ全くない。

そんな場所で魔力を使った魔法を使うとどうなるのか。

それはこの大陸にきた初めての時に嫌と言うほど味わった。

魔力が座れてしまうのだ。

自身に魔法をかける分には問題ないのだが、遠隔系の魔法はほとんど意味をなさなくなってしまう。


そんな場所で魔物等に襲われたら非常に困る。

一応戦えなくはないのだが、できれば魔王戦、最低でも魔王軍との戦いに備えたい。


「しかし不思議なんですよね」

「え?何がですか?」


僕がチョコ様に疑問を投げつける


「チョコ様の国の王都はこの街の西にあるんですよね?そして魔王ふんは王都からしたら西から攻めてきている。あってますか?」

「そうね。あってるわ」

「そして王都の西に…つまり魔王軍が攻めてくる方向に人間の国がある」

「それがどうしたのよ?」

「魔王の目的はなんですか?人間の大陸を攻めるのが目的じゃないんですか?」

「え?そうだけど…なんがおかしいの?」

「わかりやすく説明するとですね…」


僕はメモ用紙を取りだして紙に書いて説明する


[人間の大陸]---海---[魔大陸]---[魔王軍]⇒侵略中⇒[王都]---[チョコ様が逃げた街]


現在はこのような位置関係だ。

疑問① そもそも王都を狙う目的は?最初から西に侵略すればいいはずだ

疑問② 人間の大陸を侵略するのを目標にしているのに、なぜたかが国一つに10日以上も苦戦しているのだ    ⇒疑問①②から魔王軍はどうしても王都を侵略する必要があるのだと思われる

疑問③ では、そもそも今回の侵略の目的はなんなんだ?

    10日かけて侵略できないなら諦めるのが普通だ。にも関わらず、

    遠く離れた冒険者ギルドまで救援の募集が来ていた。


「と、言うことです。何か僕たちが知らない情報があると思うんです

しかも、決定的な情報が…チョコ様はわかりますか?」

「さぁ?私はなにも聞いていないですね」

「私も知りません。確かにおかしいですね。何かあるのかもしれません」


チョコ様には悪いが国王も信用できないかもしれない。

まだわからないが、チョコ様を西に逃がしたのも関係しているような気がする…





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