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魔導師を好きし者  作者: ヨベ キラセス
二章 急転の三月
9/18

 時過ぎて、三月。会社はいい感じに進んでいるらしい、両者ともに



 今日もまた、少女二人は一人の少年を追う。有力情報は、二月の一回のあれっきり。ぱったりと途絶えた情報は彼女たちを悩ましていた

 どこかの町に移動した、と推測もできるけど、さすがに彼にその行動はできないと思う。彼は普通に資金にできるものを持たずに出たのだから……それに持って行っていたら、逆に探知しやすかった。『見た事無い代物』から調べられるのだから


「…いないね〜」

「…いないね」

 二人は溜め息を吐きながらファミレスのパフェをつつく。午後7時を少し過ぎた時間。寒さに耐えられ無くなった二人は温まりにファミレスに入ったのだった。しかし、今度はメニューで《豪華スイーツ盛りだくさんパフェ》なるものを見つけたため、ついには頼んでいたのだった

「どうしよっか〜」

「…どうしよう」

 悩みながら二人はパフェをつつくのだった


 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


『あれがターケットだ』

「…了解だ」


 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 パフェを食べ終わった二人は、さすがに時間が遅いので解散しようとした

「…明日はどうする?」

「どうしようか?そろそろ三月も終わってしまうしね」

 結果として三月も下旬だった。もう二ヶ月も探していないとなると、今後の方針も変えていかないといけない。ここの常識を踏まえて『高校』なるところにでも入学しようかと検討はしていた二人。元々師匠に話を聞いた事があり、行ってみたいとは思っていた。彼を見つけた後もそうする予定だった

「…高校なら、情報網を広げられそうだし、ね?」

「…そうね。マオ、私は別経路で情報を––––」


 その会話を、路地にいた二人に飛んできたものによって中断された


 避けた位置から元いた位置を見ると、そこには《弾痕だんこん》》が大きめにできていた。この世界でいう『銃』によるものだろうと把握していた。屋敷の警備員にも拳銃は携帯させていたから

 しかしこの痕は、明らかに遠くから撃たれたような形だった

「…ここ、暗くて見えにくいと思うんだけど」

「……同意。多分相手にはその対応が十分にできていると見え……!?」

 ユウカはその後の言葉が出る前に倒れてしまった

「ユウ…カ……!」

 マオもユウカを気にかけようとしたが、倒れてしまった

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