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あれからもう三ヶ月がたった。彼はその後二人が倒し、そのとき彼に加担した人たちを解放してくれと頼まれ、(苦やしながら)ユウマに洗脳されて彼らは動いた、言い放つ。
納得のいかないギンキはユウマと話し、なぜか物分り良く牢をでた。そのときはルシファーも一緒だった。
後日、彼は『この世界』から追放することにした。
しかし、その日の前日、彼はギンキとルシファーに事前に別の説明をして加担させ、いなくなってしまった。
その日、彼は牢屋に一冊の本を忘れていった。
その本は、彼の魔法道具の一つ『魔道書』。彼の最強武器にして魔道師最強の道具だった。そして、わたしたちの初めての冒険の、最初の戦利品だった。
次に会った時は渡そう。この本は、わたしたちを繋ぐ物の一部なのだから...
『うおぁ!さすがに『ゴッドスライム』は強いな』
『...これはさすがに無理よ』
『剣がべとべと~』
『魔法で攻撃だ!!』
『魔法きら~い!』
『はい発射!!』
『よっしゃあ!勝ったぜ!』
『ユウマ、さすがに超ド級のモンスターはきついよー』
『わたしの剣が...』
『わーったって!後でメンテしてやるからさ!』
『え、あたしを?』
『...ユウマの、エッチ』
『武器のだ!!......って、あれ?』
『どうしたの?』
『...オオオオ!これは魔道書じゃん!』
彼が手に取ったもの、それは名のない本だった
『なんで魔道書って思えるの?』
『…中身何もないよ?』
『ふっふっふ〜、分からないかー。これはその人の技量で解放されるタイプの本だよ!こういうのはレア中のレアだ!』
『…分からない』
『意味なさそー』
『グウッ……まあいい。いつか思い知らせるからな!っと、これ何の書にしようかな?』
『愛の書』『恋の書』
『オメーラには聞かねー。そうだ!俺たちで倒したやつから見つけたから《絆の書》でいいかもな!』
『…じゃあ』
そう言ってユウカは《セイケン》を出した
『…この剣の名前は《絆の聖剣》』
『じゃああたしは《絆の魔剣》ね〜!』
マオもまた、元を出してユウカの剣に重ねた
『おー、いいな!』
ユウマもまた、本を二本の剣につけた
『『『我ら三人、いかなる時も仲良し!!!』』』
そうハモった時、彼らは暮れる空に笑いを吹かせた
『どこ行ってたのよー!』
『あ、まさか……認めんぞ!俺は同い年のお父さんなど!俺を倒したら話は別だが』
ドア一枚の先に、二人の声が聞こえる。同時に何か鈍い音がした
『夢のような話だが、蹴り飛ばすぞノブ』
『って蹴ってるだろうが!』
聞き間違えはしない。この声はユウマだ
『……そうなの。夜中に新しい住人が二人も来るらしいのよー』
今度は、手続きの時にいた女の人の声が聞こえた。ノブとキキはシラを切る感じに聞き返している
彼はどんな反応をするのだろうか?驚くかな?呆れるかな?怒るかな?
『あれ、ユウマさん?』
『ノリ悪いなー』
彼には、責任を取ってもらう気はない。彼にはそんな罪はない。私たちはただ––––
『…俺の』
––––彼に幸せを贈るだけの存在
『幼馴染』
彼の隣で、ずっと……




