9、We call him,ゴジラ。
9、
昨夜、地元の映画館のレイトショーでゴジラを観てきました。
とても良かったです。
しかし、内容についてを書いてしまうとネタバレになってしまうので、内容は留めておくことにしまして、
僕から観た感想でも書いてみようかと思います。
ただ、それでも不快に思われてしまう方もおられるかもしれませんので、そういう方は今回は本編を観てからこれを読まれることを推奨します。
☆☆☆
まず、ド迫力ですね。
もちろん、音楽やSEによる効果が絶大なのは承知のことと思いますが、
あの十五年ぐらい前にやったハリウッド版〝黒歴史〟ゴジラとは比較にならないぐらい、〝ゴジラ〟そのものの世界観を大切に作ったイメージがありました。
ドラマ性のカタルシスについては、いかにもな〝ハリウッド型〟のオチなのですが、それでも最後は日本版〝ゴジラ〟を踏襲していて、僕ら日本人にはある意味ホッとする部分が感じられると思います。
そこはさすがに、キチンと歴代の作品に敬意を払ってくれたのだとおもいます。黒歴史を反面教師として。
☆☆☆
それとですね。
個人的すぎる感想なのですが……
僕は以前から書いているように、今現在、福島県の沿岸部に在住しています。
あの〝イチエフ〟から35kmぐらいの場所ですかね。
だから、三年前もあの円周の外側ギリギリの位置にいたんですね。
今回の映画にも、そんな三年前の〝3.11〟に関するようなあらゆる描写も見られましたし、アメリカの〝9.11〟に関するような描写も見られました。
正直、見ていて辛かったです。
あの時の人間模様を〝生〟で見てきた経験がある僕らだからこそ、第三者の視点で見ることが出来ない場面のような気がしました。
未だに、内周の人たちと外周の人たちの軋轢を目の当たりにしたり、
(※これをタイミングとでもいうのだろうか、映画を観る直前に親友の魔狩君からそういった目を覆いたくなるような逸話や、トラブルの話の電話をもらった。時間がなくて話を全部聞けなくてすまなかったな……)
他県、他地域との温度差を感じることを体験してしまうと、どうしても感情移入の度合いが半端なかったりするわけでして……。
場内の観客も平日の夜ということであまりいなかったのですが、それぞれに思う事はあったのではないかと思う次第です。
☆☆☆
と、話変わって。
僕が今回の〝ゴジラ〟で、とても褒めたい部分が二つあるのです。
それは……
一つ目は、〝ゴジラ〟の雄叫びのタイミング。
あれはジビれましたね。
あれだけ溜めて溜めて溜めての、ようやくと言ってよいほどの〝アンギャー!〟は、エクスタシーさえ覚えましたよ。
☆☆☆
二つ目は、〝余計なセリフ〟を極力省いたこと。
それにより、言葉を持たぬ〝ゴジラ〟と主人公(※ひいては観客)との会話が成立しているシーンが際立ったこと。
ですかね。
だから、最後のカット(※シーン)がより印象的なんです。
☆☆☆
まあゴジラというと、単純に〝反核〟をテーマにしている作品とみられがちですが、得てしてそういうことばかりの物語でもないんですね。
僕の解釈からすれば、本来のテーマは最終的な意味での〝自然との調和〟なのだと思うのですが、皆さんはいかがお思いになるものでしょうか。
☆☆☆