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18 年末のテロリスト〈2〉

 18


 唐突ですが、実はその人。自分を大変不幸な人物であると思っています。


 その為か、ことあるごとに自分が不幸な目に遭うと、他人にもその不幸を味わわせたくてしょうがないという衝動に駆られてしまうようです。


 いや、本人がそう言ったのではありません。しかし、第二者、第三者の視点から窺っていても、そうとしか取りようのない行動をするのです。


 ☆☆☆


 以前、僕はその人を怒鳴りつけました。全く筋が通らず、身勝手な行動をしたからです。


 その人は僕より年齢が上で、普段から周りにも評判が悪く、仕事も残念な人。しかし本人はその自覚さえなく、他人のあら探しは一丁前という鼻ツマミ者。


 それで起きた逆切れ等のトラブルは昨年中に何度あったものか。


 周りの人たちはそんな人に関わることさえ恐れをなしているというのが、ここでの状態でした。


 ☆☆☆


 僕は立場上なにをいう権利もない場所なのですが、子供の頃からの癖なんですね。そういうBAKAはとっちめたくなるんです。(※とっちめる=こらしめる)



 みんなそういう損な役回りはしたくないだろうから、見て見ぬふりが通常の状態。つまりデフォルト(成されていない状態)の本来の意味そのままなわけで。


 だから僕は、


「テメェBAKAだろ! BAKAは発言権がねぇんだ、どっか見えない所に消えちまいな!」


 とはっきり言ったのです。


 無論、相手は即座に幼稚っぽい言葉で何か言い返してきましたが、正直その相手も普段から、


「○○さんに口で適う相手はそういない」


 などと、僕の目の前で吹聴しているぐらいですから、見る見る萎んでゆくのも当然。


 一時間後には、


「先ほどはすいませんでした」


 と謝ってきたのです。


 ☆☆☆


 とまあ、ここまでならなんとかどこにでもある、〝残念な能力しかないわがままな人間〟と〝ちょっぴりふんわり気の強い修正してやる人間〟とのレクリエーションみたいなものなのですが、ここからが本題なんですね。



 ☆☆☆


 つづく (一応これでも病人なんで、インターバルをください)


 

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