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空城剱視点
「私の所に来る回数が多いんじゃあないの?」
俺の体の上を舌を這わせながら彩が言った。
「良いんだ」
「でも、聖子なんてまだ精神不安定でしょ?」
「もう良いんだよ」
聖子は異世界に来てから精神が不安定だった。
そんな聖子に俺は出来るだけ寄り添ってきたが、なかなか状態は良くならなかった。
それに俺の事を理解して貰えないのも辛いものがあった。
俺はこれからこの国を背負って行くためにも、王女との関係を良くしていくべきなんだ。
俺がそう言うと聖子は、『これ以上剱の回りに女の人が増えるのが許せない!』そう言って癇癪を起こしたのだ。
それは杪もそうだった。
「それに『良い』って言ってくれるのはやっぱり彩だけだしな」
「ふふ。二人は何を気にしてるんでしょうね?私は剱とやれるなら何人一緒でも良いわ?」
俺は夜に一人一人の部屋を別々に訪れている。
聖子の部屋に行ってした後に、杪の部屋や彩の部屋に行ってする。そんな具合にだ。
本当は全員一緒が良いのだけど、聖子と杪はそれを拒否した。一人一人別々でないとダメだというのだ。
その嫌だという気持ちは分かる。
しかし、俺の時間も体力も無限じゃあ無い。
出来るだけ移動や体を洗う時間を減らして睡眠に時間を取りたいのだが、夜のアレは一人一人別々でないとダメだと、首を縦に振らなかったのだ。
その中で彩は一番俺の事を分かってくれていて、俺が『三人一緒でも良いか?』と聞くと即、『良いわよ』って言ってくれた。
それは王女の時もだ。
王女との関係を良くしていきたい、それはこの国の為だし、この国の国民の為でもある。
そう説明した時に、彩は『それは素敵ね』って言ってくれた、わかってくれた。
しかし、その時の聖子と杪の言った事は、『もっと自分を愛して欲しい』とか、『もっと私を見て欲しい』とか、そんな事ばかりで。
自分達の事ばかりで、僕やこの国の人々の事を思う言葉は一つもなかった。
恋人達の別れ際はこんな感じなんだろうか?
俺の気持ちが、聖子や杪から離れようてしているのを感じていた。
「でも、剱は王女様と仲良くなったら私の所になんて来てくれなくなっちゃうのかしら?」
彩の唇は俺の股間に当てられている、
「そんな事はありえないな」
「本当からしら?」
そう言いながら彩が俺のアレを舐める。
「本当だ。俺が彩から離れるなんてあり得ないな」
「うれしい。じゃああの二人にももう一度『四人でしましょ?』って言っておくわ。『そうしないと私が剱を独占しちゃうぞ?』って」
「本当にいつもすまないな、僕の事を分かってくれるのは彩だけだよ」
彩が俺のアレをくわえると、俺は彩の後頭部に手を添えて彩の喉を味わう。
「本当に、俺の事を分かってくれるのは彩だけだ」




