第二十話 予感
「後方の援護は
安全だけど、毎日40kのリュックを
背負わないといけないから
きついよな...」
「うん、死ぬよりはマシだけど...」
「ほんとに静かだな...
警官の気配すらしないな...」
移動し始めてから約2時間が経過している...
だが、警官の姿はない...
おそらくこれからも...
もしかしたら、イナズマがここら辺の
警官全部やった...?
だとしたら死体が残っているか...
なら...俺たちがアジトに向かっていることが
バレているのか?
その可能性が高い...
もし悪い予感が当たっていれば...
全面戦争になる...
気付いたらあれから5時間が経過していた
「これよりこの建物をアジトにする
静かに侵入し、安全を確かめろ!」
「了解」
まだ暗くはなっていないが
夜行性の動物を恐れているのだろう
この大陸は中心から山、平地、森、海
という不思議な地形になっている
海に近づいていくってことは
森にも近づいていってる
ってことだ
「安全確認しました」
「よし!はいるぞ!」
「それより、今日は、警官といい、イナズマといい
誰もいなかったね」
「ああ、アキラはそのことについてどう思う?」
「...」
一瞬の沈黙が静かな部屋を、
より一層濃くさせた
「危険な気がする...」
誰もが感じているだろう、このことくらい...
「だよな、俺もそう思う」
「明日が、怪しいね」
「ああ、」
「もう寝るか、明日のためにも...」
「おう、おやすみ」
「朝だよ、零
あと20分で出発!」
「ああ!」
本当に俺は朝に弱い
「今日も、移動だ!
移動だからと言って
気を緩めるなよ!」
「はい!」
「明日から戦争だ」
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