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転生してもマイペースに生きています。  作者: カラーレス・T
10/20

学園へ

あれから1ヶ月経ちました。

鬼のような1ヶ月だったよ。編入に当たって特別クラスに入れる実力が無くてはならない。コネだとか言われたり嘗めなれたりしたらめんどくさいからね。コネは否定出来ないと思うけど。


ちなみにこの世界では年度が変わるのは4月。日本と同じだね。で、今は6月の半ば。約2月半遅れての編入。そこのレベルまで私もあげなくてはならない。


これでも公爵家令嬢ですから魔法や教養は今更。だけど剣は握ったことすら無いからね。基礎を1ヶ月で叩き込まれたよ。

教師役はレオナルド様が引き受けてくれました。あれ?レオナルド様、白星騎士団《ブランステラナイツ》の団長でしょ?暇なの⁇


ちなみにレオナルド様は訓練中、鬼でした。基礎の型を教えて後はひたすらレオナルド様と打ち合い。私、素人ですけど⁉しかも10歳に真剣持たせるな。


ついこの間まで本より重たいもの持ったことありません、を素でいくお嬢様だったんだよ⁈そりゃ他の令嬢から比べたら自分で本持って来ちゃうような令嬢ですから、まだましだけど。いくら本をよく読むと言っても本の重さにも限度あるよ。


今まではお嬢様生活だったから滅多に筋肉動かさなかったけどこの訓練で日々筋肉痛になりました。でもそんな生活とも今日でオサラバ‼



今日からランドル騎士学園に編入です。


ちなみに学園は5年制で飛び級可。13歳から入学可能。学科は魔法学科、騎士学科の二つで各学年1クラス30人で2クラスづつある。

そして魔法も剣術も優秀者が騎士学科の特別クラスになる。このクラスは最大15人で基準を満たすものが少なければ定員以下となる。

私の入った学年は13人しかいなかったので私をいれても14人。まだ定員にならない。ちなみに基準に達する人が定員以上いるときは純粋に上位15名になる。


「シャル大丈夫?僕も一緒にいこうか?」

「大丈夫ですわ。教授室に行くだけですし、お兄様も殿下の処に行くのではなくて?」

と、いうより周りの女子の視線に殺気こもってるのに気がついてー。これ以上お兄様と一緒にいたら無事じゃ済まないでしょ。学園ではお兄様には近寄りません。


「そうだね。じゃあなにかあったら僕たちに言うんだよ?」

そう言って去っていきました。ふー、これで暫くは大丈夫かな。ま、仕掛けてきたら返り討ちにするけど。


「失礼します。本日より編入することになりましたシャルネーゼ・アニスと申します」

「アニスさんですね。私が担当のユリウス・ルベルソンです。学園内では生徒は身分関係なく1生徒として扱います。ですからアニスさんと呼ばせていただきますね。では、教室に向かいましょう」

ルベルソン教授について教室を目指す。


「アニスさんは精獣と契約したとのことですが黒虎《コッコ》なのですね」

「はい。名前はオブシディアンと言います」

ディアは魔具でちゃんと黒くなってます。


ついでにアンはお散歩しながら情報収集に行ってもらってる。契約してるのが2匹ってことは隠すわけじゃないけどすすんで広めないよ?アンが知られなければ情報収集もしやすいだろうしね。


「おや。精獣に首輪を着けてるのですか?」

「はい。似合っていてとっても可愛いですよね」

魔具なのに普通の首輪にしか見えないしね。


「ここが教室です。私が先に入りますから呼んだら入ってきてください」

話ながら歩いていたのでいつの間にか教室に着いたよう。

「わかりました」

私の返事を聞いてルベルソン教授は教室に入って行く。元の世界の転入生と同じなんですか?これ緊張するでしょ。


「はい、皆さんおはようございます。突然ですが今日から編入生が来ます。紹介しますね。アニスさん、入ってください」

よし。いっちょ頑張りますか。


「皆さんお初にお目にかかります。シャルネーゼ・アニスと申します。中途半端な時期の入学ですがよろしくお願いします」

噛まなかったぁ〜。良かった、良かった。

「アニスさんは10歳ですが精獣と契約しています。軍属の特例措置として学園に入学になりました。わからないところは教えてあげて下さい」


教授が私のことを話している間に教室を見渡す。男女比おかしい。女子が私以外1人とか無いでしょ。


「では、アニスさん。あちらの空いている席に着席してください」

「はい」

やったー。窓側の一番後ろだ。前世からこの位置好きなんだよね。


「はじめまして。僕はマルクル・カッター。マルクルって呼んで」

「マルクルずるい。俺はリューク・カルーラ。リュークって呼んで」

「私はサラ・カッター。マルクルとは双子なの。サラと呼んでね。女の子が来てくれて嬉しいわ」

「これからよろしくお願いします。私はシャルと呼んでください」

早くも友達が出来そうな予感。だから笑顔もつけちゃうよ。


席は私の隣がサラ。前がマルクル、その隣がリュークになっているので私の席の周りはいい人たちです。


編入だから初っ端から講義あったよ。ま、教養だったからちょろいね。実力見るためか必ず当てられたけど。

そして午前中が終わって今はお昼休み!ひゃほーい。


「シャル、ご飯一緒に食べない?食堂について教えるよ」

「ありがとうございます」

でわでわ食堂へレッツゴー!




食堂は広かった。テラスもあっていつかあそこで食べたいな。しかし暗黙の了解で学科、学年ごとによって座る場所があるらしい。本当1人じゃなくて良かった。編入早々目をつけられたく無いしね。お兄様や殿下と顔見知りの時点であまり意味ないかもしれないけど。無駄な敵は作りたくありません。めんどくさいし。助かった!サラありがとぉ〜。


で、いま午後の実技が始まったんだけどこいつどうしよ。突然特別クラスに入って目障りなのはわかるけどさ、どう見ても年下に喧嘩売ってこないでよ。


え?お昼⁇美味しかったよ?

一番下の学年の年齢よりどう見ても幼いからなのか視線痛かったけどね。

哀れに思ったのかリュークはデザートくれたし。ラッキー。

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