足摺岬(あしずりみさき)
台風が接近すると台風情報とともに出て来る岬は、同じ高知県にある室戸岬の方ですが、今回訪れたのは足摺岬です。
古くは嵯陀岬とも称され、以前は足摺崎が正式名称だったそうですが、観光地化の進展に伴って改称の議論が起き、昭和40年に、広く通称として呼ばれていた足摺岬が正式呼称となったのだとか。
嵯陀岬の名称は、弘仁13年に嵯峨天皇の勅願によって、弘法大師により創建の金剛福寺の正式名称である、蹉跎山補陀洛院金剛福寺が、この岬にあることから称される元らしいです。
岬の名称一つにしても、古くからの歴史変遷があるってことですね。
大河ドラマの龍馬伝で、幕末の政局に大きな役割を果たした人として、結構皆さんも知識として知っている人だと、ジョン万次郎(中浜万次郎)がいますが、ここの地に資料館と銅像があります。
そんな足摺岬、四国の最南端になるのですが、灯台のある辺りは断崖でした。
展望台から灯台を観ると、遥か彼方に望む水平線がアーチ状に見え、地球が丸いことを実感できる、美しい絶景ポイントとなる断崖と太平洋が広がっていました。
そう言えば、金剛福寺がお遍路さんの四国38番と知り、金剛福寺をお参りしてから風景写真を写している時に、写真仲間の一人が、四国のお遍路をしたって言っていたことを、思い出しましたよ。
たぶん車を使った『歩かないお遍路さん』だろうと思いますが、自身の救済や供養を目的として歩みを進める『歩き遍路』の姿も依然として残るそうなので、どっちだったんだろうって、思いましたっけ。
彼は確か供養でのお遍路って言ってましたから、『歩き遍路』だったのかも・・・
私には『歩き遍路』は、どう考えても無理そうですね~
知多半島の新四国のお遍路に親を連れて行ったときにも、車で移動でしたからね~
足摺岬を後にすると、この日の宿泊地である松山市の『道後温泉』を目指し、彼方此方それなりに寄り道しながら向かいました。




