屋久島の宮之浦海岸は脆い堆積岩
屋久島の大部分は屋久島花崗岩と呼ばれる花崗岩で、屋久島の中央部にそびえる山々は、全てこの花崗岩で出来ています。
簡単に言えば、地下深くにあったマグマだまりの化石です。
しかし、屋久島の宮之浦港がある辺りは、海洋プレートの沈み込みによって出来たと思われる、砂岩と泥岩の堆積岩でした。
驚くことに、屋久島の山々と屋久島の海岸では全く別の地層、全く別の歴史を持つ岩なのです。
宮之浦の海岸は、岩としてはとても脆い、堆積岩なのだから、全く違う景色となります。
そんな堆積岩の海岸線を、宮之浦港近くのオーシャンビューな宿にチェックインしてから、夕方と早朝に歩いて巡って風景写真を写しました。
日の出時には、宮之浦港がある辺りの岩だらけの海岸で、磯釣りをしている人が居たので、釣り人をシルエットにして望遠レンズで写してみました。
朝陽の下、遠くに観える稜線は、きっと種子島なんでしょうね。
その後は、海岸線に出ることが出来る道を少し北上し、風景写真が写せそうな場所を探して回ります。
良い感じに風景写真が写せそうな海岸線に出て歩いていると、ヤクシカとも遭遇しました。
が・・・、残念ながら写真撮影をする前に、あっさり逃げられてしまいました。
ま~仕方がないですよ、カメラはリュックサックの中でしたから・・・
慌ててカメラを出して望遠レンズを装着して、構えたところで気づかれてしまい、ヤクシカは、シャッターを押す寸前に藪の中に消えましたよ。
可能な限り物音をたてずに、撮影の準備をしたつもりだったんですが、野生動物の撮影の難しさを、痛感しましたね~




