立山室堂の秋は早い
立山黒部アルペンルートの最高地点にある、標高2450mに位置する室堂。
自然豊かで、四季折々の見どころがいっぱいあるスポットですが、今回は9月末に訪れた。
室堂は標高が高いので、背の高い木はほとんど生えていない。
場所によっては、ナナカマドの紅葉が見ごろになっているが、その数は少ない。
それ以外は地面を這うように、ハイマツなどの低木があるだけだ。
7月~8月に咲いていた高山植物の花々は、既に枯れ葉になっているものもある。
そしてハイマツは濃い深緑のままだが、チングルマなどが紅葉している。
一部で噴気活動が活発化したことから、室堂から地獄谷周辺にかけた遊歩道が閉鎖されているし、その辺りは噴出物の影響で、草木も生えていない。
ハイマツ帯に生息しているらしい雷鳥にも、一度もお目にかかったことは無い、本当に残念なことだ。
雷鳥にお目にかかれたのは、お土産店内の縫いぐるみや手拭いなどと、お菓子類だけだから、これは違う。 美味しそうな好みのお菓子は、買って帰ったが・・・
流石に9月末ともなると、夏の観光シーズン程の、ごった返すような人数の観光客はいない。
それでも多数の観光客が散策をしているので、人が入らないように撮影するのは、相変わらずそれなりに苦労をする。
だから彼方此方と歩き回って巡って、人が写り込まないで綺麗に撮影で来るポイントを、一生懸命になって探す。
たとえそこに人が居ても、観光客は散策しているのだから、暫くして観光客が移動して行き、ファインダーの中の人が居なくなるタイミングがありそうならば、我慢強く待ち続ける。
そんなことを時間が許す限り続けるのが、旅行時における写真の撮影、ほとんど人が一人も写り込まないような風景写真、それが我慢と好いポイントを探しだす努力の成果・結果なのです。




