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尾瀬 水芭蕉

 撮影旅行の朝は、日の出前から宿の近隣で、撮影場所を探すことから始まります。


 早朝の日の出頃より、水上高原の宿泊した宿から、周りの山々が見渡せる高台に歩いて散策しに行き、早朝の山々の絶景な風景写真を写します。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 無事に撮影を終えた後、ある程度の荷物を宿に置いたまま、撮影機材と水の必要最小限を持って、尾瀬に向かいます。


 同じ宿での連泊なのは、中々都合が良かったですね。


 バスに揺られて到着したのは、トイレ等もしっかりと完備された鳩待峠の駐車場です。


 鳩待峠からスタートするのは定番中の定番コースで、比較的平坦で、よく整備された路で歩きやすいため、尾瀬を訪れる方のおよそ4割の方がこのコースを歩きます。


 だからツアーで利用するコースとしても多く使われる、鳩待峠からスタートして、尾瀬ヶ原を歩くこのコースは、『尾瀬らしさ』を楽しめる人気コースでもあるのだそうです。


 まずは、不要な種子等を尾瀬の中に持ち込まないために、コースの入り口で、靴の裏に付着した土や泥等を、しっかり取り除きます。


 最初はブナの原生林に始まり、尾瀬ヶ原の湿原を歩き進んで行きます。


 歩行路のほとんどは木道が整備されていて歩き易く、途中には山小屋・休憩所・トイレ、コースにベンチも沢山あって気楽、疲れたら無理せずに少し休憩して、忘れずに水分補給もします。


 また、鳩待峠からスタートだと、天候や体力に応じてコースを、伸縮自由なことも魅力のひとつとのこと。


 5月下旬に最初に咲く水芭蕉から8月上旬までは数々の花を、9月下旬~10月上旬は紅葉を楽しめますから、6月初旬に行った私は『水芭蕉』の撮影でしたね。


 尾瀬ヶ原の開けた湿原に到着する前にも、綺麗な場所があれば、当然撮影していきます。


挿絵(By みてみん)


 尾瀬の中では、どう歩いても湿原に水芭蕉を楽しめますが、中々構図が難しい。


 なにせ、人だらけ・・・とっちを向いても、人・人・人・人・・・


 人を構図の中に入れないようにするのに、一苦労です。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 待っていたって、埒が明かない、少し人の往来が途絶えたかと思った瞬間、次のグループが接近してくるのだから、どうにもならない。


 人が歩くことが出来る場所は決まっているのだから、なるべく人が入らない構図になる場所を、歩いて探し回るしか無いのですよ。


挿絵(By みてみん)


 あと尾瀬の周囲には、思ったほど標高の高い山が無い、山々がのっぺりで、険しい山が無い。


 これも写真を写すための構図を、チョットばかり難しくする悩ましい要因ですね。


挿絵(By みてみん)


 それでも時間が許す限り、尾瀬の中を歩き回り、人を写り込ませないように構図で四苦八苦しながら、写真を撮り続けました。

 尾瀬から宿に戻ってからも、宿の近くから観える山々の夕焼け風景を、当然の如く写しましたよ。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

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