元乃隅(もとのすみ)神社
前話の落羽松を撮影してからの、続きです。
昼食は門司港の有名な名物料理『焼きカレー』を、三井倶楽部で食べましたよ。
建物は1921(大正10)年に三井物産の社交倶楽部として建てられたアールデコ調のモダンなデザインで、港町の華やかな時代を今に伝える国の重要文化財。
格調高い広々とした店内で、ゆっくりとした時間を過ごしながら、美味しい食事が楽しめました。
ここの看板メニューの海鮮焼きカレーはエビやイカ、フグなどの具材を盛り込んだ豪華な仕様で、瓦を模した器で出てきました。
具材を瓦を模した器に入れて、250℃のオーブンで焼き上げているのだとか。
また、門司港エリアのレトロ建築な建物たちも少し観て回りました。
その後は、関門トンネルを通って、山口県下関へ入りました。
駐車場で休憩しながら、角島大橋を眺めつつ、一路長門市を目指します。
そして訪れたのは、『元乃隅神社』です。
元乃隅神社は、1955年(昭和30年)に、地域の網元の枕元に現れた白狐のお告げにより建立されたという、まだ70年程しか経っていない新しい神社です。
壮大な日本海を背景に、海蝕洞から吹き上がる『龍宮の潮吹』という自然現象を望むことができる、特別な場所に位置しています。
『龍宮の潮吹』は、岩穴に激しい波が入り込むことで起こる自然現象で、遠くから眺めると、まるで龍が天に向かって昇る様子に似ているのだそうですよ。
残念ながら今回は、『龍宮の潮吹』らしき現象を、観ることは出来ませんでした。
1987年から10年の歳月をかけて奉納された、123基の朱色の鳥居は、まるで龍宮城へと続く道のように、100メートル以上にわたって並んでます。
また、大鳥居の中央上部にある『日本一入れづらい賽銭箱』に、見事賽銭を投じることができれば、願い事が叶うと言われていますよ。
流石に今回は45円は入れられないので、5円玉を投じて、やっと3回目で賽銭箱の中に入りました。
高台から海岸線も眺めましたが、運悪く赤潮?が発生しているらしく、凄い色の海となっていました。
観光客が多くて、中々都合よく写真は写せませんが、赤い鳥居を全部潜って出たところで、なるべく人が写らないタイミングを待って、沢山の鳥居が写り込むように撮影して、本日は撮影終了です。
その後はバスに揺られて、一路山陽新幹線の新山口駅を目指します。
道中、宇部興産の専用道路に驚きつつ、帰途につきました。




