白米千枚田 しりたか滝
能登半島地震が発生するよりも随分前、2008年に中判フイルムカメラのペンタックス67Ⅱを持って、撮影に行った時のお話です。
田植えが終わった頃の棚田を観に行こうと、能登半島輪島の『白米千枚田』まで、日帰りの弾丸旅行で、平日に写真を撮りに行ったことがあります。
有給休暇の取得が全くされていなかったので、労働組合から「有給休暇を取得してください」との催促もあり、金曜日に取得し3連休としました。
そこで、能登半島輪島の白米千枚田まで、平日に一気に走ることにしたわけですね。
当時はまだ、東海北陸自動車道が全線開通していなかったので、愛知から能登半島の輪島まで走るには、北陸自動車道が一番早く行けたのだと思います。
早朝に出発して、知多半島道路、名古屋高速道路、名神高速道路、北陸自動車道路と能登半島の有料道路をひたすら走りました。
北陸自動車道路からは、ず~と道路がガラガラ状態でしたね。
一般道路で輪島を通り抜け、目的地の『白米千枚田』にやっと到着したのは11時過ぎ頃でした。
すっきりとしない天気のせいか、平日の金曜日のせいか、駐車所にも車はまばら、ほんの数名しか観光客もいませんでした。
そんな静かな、田植えが終わった『白米千枚田」を、のんびりじっくりと写真撮影しましたよ。
能登半島の輪島市白米町にある『白米千枚田』について解説。
海に面した約4ヘクタールの斜面に、1004枚もの小さな田が連なる棚田です。
農林水産省の「つなぐ棚田百選」や文化庁の「国指定文化財名勝」にも指定されています。
一枚の田が蓑の下にも隠れてしまうほど小さいことから、古くより「田植えしたのが九百九十九枚あとの一枚蓑の下」といった古謡にも歌い継がれてきました。
里山里海に寄り添う絶景は四季折々の表情を見せ、訪れる人を魅了しています。
能登半島地震で、輪島を含む白米千枚田の周辺も、甚大な被害が出いてるようなので、いち早くの復興と住民の皆様が平穏な日々に戻られることを、願うばかりです。
無事に『白米千枚田』の撮影を終えた後は、来た道をひたすらに引き返します。
能登半島のドライブイン的な小さな食堂で、休憩がてら昼食のラーメンを食べながら、帰りのルートを考えます。
北陸エリアの地図を眺めながら、帰りは白山スーパー林道(今の名前は、白山白川郷ホワイトロード)経由の山越えで帰ろうかと決め、出発です。
白山スーパー林道の方向は、山の上の方で雨が降っているのか、残念ながら雲がかかっています。
料金所のゲートを通過し、白山スーパー林道を走るも、薄っすらと霞んでいます。
遠くに『しりたか滝』が観えて来たので、駐車場に車を停めて、少し休憩し、滝の撮影です。
その後も白山スーパー林道で撮影しながら、岐阜県側の料金所出口を目指して走りますが、たまにしか対向車も走ってこない、静かな白山スーパー林道でした。
紅葉シーズンの駐車場大渋滞を知っているだけに、駐車場に車が停まっていないことの極端な差に、同じ場所?と思えてしまうほどでしたね。
そんな白山スーパー林道をのんびりと走り抜け、東海北陸自動車道経由で帰宅したのは、21時過ぎでした。
写真を写している時と、昼食等の休憩以外は、1日中ほとんど走りづめでしたね~
流石に疲れましたよ~
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この『撮影旅行よもやま話集』以外にも、『日常生活よもやま話集』連載中や『 閃光 衝撃 轟音 の記憶 』完結済みが【小説家になろう】内に投稿してありますので、気が向いたら読んでみてね~




